作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 子供の春休みも終わり、いよいよ進級、進学の季節。悔やまれるのは五月山動物園でウォンバットが拝めなかったこと!
ぎゅうぎゅうに働いて、珍しく人並みの休日が味わえる週末。花見に行くか、しかし一人だし、天気が悪い。じゃあ映画だ。と、いつものように京都みなみ会館へ。
先日のドラゴンオールナイトからどうもドラゴンづいてるみなみ会館、今回は『残酷ドラゴン・血斗竜門の宿』であります。ドラゴンと言っても、カンフーではなくチャンバラ、香港映画と言えば猫も杓子もドラゴンだった時代があった! 公開当時そのままのタイトルでデジタルリマスター公開した配給元に拍手。処刑した役人の遺児をも狙う悪漢と、一癖も二癖もありそうな武芸者が、荒野の宿で鉢合わせ。ウェスタン+日本の時代劇の要素で送る武侠片。展開がもたもたしている部分もあるけど、武芸者たちが腕を見せ合う場面や、立ち回りに日本の時代劇、特に『座頭市』の影響が強く表れている。ろうそく切って刀身にひょいと乗せるなんて、そのまんまだった。ラスボス一人に複数で挑むスタイルは卑怯かもしれないけど、入れ代わり立ち代わり、技を繰り出し、敵を追い詰めていく殺陣はジャッキーチェンの映画でもよく見られたので、のちのカンフー映画に影響を与えたのかもしれない。この映画が大当たりして、香港映画は武侠片だらけ、チャンバラから素手によるカンフーに移り、ジミーウォング、ブルースリーが登場することになる。そういう意味では歴史的な作品。
せっかく来たんだから、そのあと上映の『狂い咲きサンダーロード』も見ておかないと。こ発見されたネガをデジタル化した恐ろしく美しい16ミリ作品。ほとばしる暴力、とにかく動いていないと気が済まない、小さくまとまってられない、安定を良しとしない、そんなはみ出し者がはみ出して、はみ出して、最後に大爆発する。もう、何に怒っているのかさえもわからない、とにかくやってやろうじぇねえの! の精神で突き進む。スタッフもキャストも何かにとりつかれたように狂い、暴れているのが画面からも伝わる。リアルタイムでは見ていないけど、その異様さは大学生が見ておくべき映画ベスト10に必ず入っていた、と思う。桜もしょぼしょぼ、外は雨、そんなじめじめした雰囲気をぶち壊すパワーがあった。
上映前、どこかで見た顔があった。中学以来の友人夫婦だ。高校時代は一緒に8ミリ回した間だ。お互い年取ったけど、心のどこかであの時のことを思い出していたのかも。いや、思い出してないかも。しかし、まさかここで出くわすとは思わなかった。京都みなみ会館に通いだしてもう3年、いろんな出会いがあったなあ。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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