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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 連休の話、三回目。


 アメコミ映画はマメに見る次男、先日のアベンジャーズで大満足だったが、まだあれを見ていない。宇宙規模で大真面目に終焉を迎えたアベンジャーズとはまた違うベクトルで面白いアメコミ映画、『シャザム!』を。


 公開から日数も経って、上映回数も少なくなってきた中、ムービックス堺へ。今回は吹き替え版で見た。公開前から吹き替え監修がコメディドラマが得意な演出家で、映画に対しビジネスライクな、というか心ないコメントをして問題になったり、シャザムの声を人気若手俳優が演じるというので、公開前から炎上していた、あの吹き替え版。


 普通にしても面白そうなのに、カレーの上からクソかけるような真似しやがって! と自分も憤慨していた。でも見ずに文句を言うのはどうか? ひょっとしたらすごく面白くて『すいませんでした!』となるかもしれない、そう思って二度目の観賞に挑んだ。
 映画は二人の孤独な男の話だ。一人は長い間自分を蔑んできた家族を滅ぼし、もう一人は家族を探すも絶望し、新たな家族を見つける。



 主人公ビリーは幼少時にはぐれた母を探し、他の干渉を拒む。しかし、血の繋がった母をハグすることできない。片や、里子のグループホームで出会った少女ダーラは初対面の彼にハグし、兄として接する。ハグに対するそれぞれの反応で、ビリーの立場が変わっていく。



 とはいえ、これは家族愛が云々という映画ではない。中身は子供の新米ヒーローのスットコドッコイな活躍を描く痛快な作品である。



 前にも書いた、スーパー能力の無駄遣い、孤独なビリーが、家族と団結することで本物のヒーローに変わるプロセス、そしてあっと驚くクライマックス。もはや古典扱いの80年代のエンターテイメント映画のエッセンスをちりばめ、ほぼ同年代のこっちも、そして元ネタを知らない若い世代も楽しめる娯楽大作に仕上がってる。



 マーベルが巨大ショッピングモールならDC映画は個性派揃いの商店街だ! と思う。



 で、肝心の吹き替え版はどうだったのか? シャザムの声以外は実にはまっていた。やはり彼の声質はあの筋骨粒々としたヒーローには合ってなかった。声が若い、関西弁の地が出てた。バラエティー番組じゃないんだから。アドリブっぽいところとか不要。悪いけど、やっぱり合ってなかったよフィリップ!

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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