作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 最近、仕事の都合で週の真ん中がポカンと空くことが多い、というのは前にも書いた話。そんな時は家で映画見るか、映画館に行くしかない。映画ばっかりだよ。
火曜日はシネコンの会員サービスデーなので、『ローガン』を見ることに。
X-MENシリーズ最新作であり、ウルヴァリンスピンオフ映画第三弾、ではあるけど、今までの流れをぶっちぎり、老いた男の物語を描く、切ない暴力映画になっていた。
ミュータントはほとんど死滅した未来の世界。ウルヴァリンことローガンも、かつての勢いはどこへやら、で、ぜえぜえ言いながら、足を引きずり、リムジンの運転手稼業に身をやつしていた。でも、自動車泥棒は容赦なく鉄の爪で殺す。以前のキレがないから、たたきつけるように何度もアダマンチウム合金の爪を叩きこむ。そしてよろよろと車を転がす。そんなローガンにとある少女を送り届けてほしいという依頼が。幼い少女は人工的に作られたミュータントで、ローガンと同様の能力を備えていた。うなり、叫び、標的を切り刻む少女という異様なビジュアル。しかし、強い。そんな少女とローガンの逃避行がお話の中心。そこにすっかり認知症が入って、能力が制御できないプロフェッサーXも同行。あの冷静沈着なプロフェッサーもすっかりボケ爺。老いたローガンは彼の下の世話もしないといけない。老々介護はつらいよ。一行はミュータントの楽園を目指す。でも本当にあるのかどうか。コミックでかっこよく描かれてるXメンなんて本当はいない、楽園だって……。
全体を覆う、重く、やるせない空気。ミッキーロークの『レスラー』を思わせる、わびしい雰囲気。アメコミ映画のヒーローも老いさらばえ、かつてのように活躍できない。果たして少女を無事送り届けることができるのか?
大五郎の方が強い子連れ狼か、あるいは座頭市血笑旅か、子供を連れた旅は何かと障害が降りかかるもの。プロフェッサーを交えた疑似家族の中で少女は人間らしさを身に着けていく。でも、邪魔者は切り刻むけどね。
子供たちの中では、年老いたローガンもコミックのウルヴァリンなのだ。子供たちとヒーロー、逃避行の手助けというところで『マッドマックス・サンダードーム』をおもわせる。 でも、この先もキャストを変えてXメンの映画は作られるんでしょうね。Xメン映画は、番外の方が面白い、という不思議。今度はコミック通りに、覆面被ったウルヴァリンも見てみたいものです。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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