作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 毎回、古今の怪奇映画を上映するこのイベント、今回は『学校の怪談』『東海道四谷怪談』『魔界転生』の3本+α。個人的にはフェイバリット時代劇『魔界転生』が入ってるのが嬉しい限り。いつものうろ覚え新聞も魔界転生率を多めに書いてしまった。
ゲストには『学校の怪談』の平山秀幸監督。怪奇、ホラーの監督というよりも『エベレスト』『愛を乞う人』等々、一般映画の方で知られる大ベテラン監督である。そんな監督にトークの司会が務まるか? いつものように緊張していたが、実際にお会いすると平山監督は実に気さくで、打ち合わせも実にスムーズ。いや打ち合わせというか『東海道四谷怪談』がいかに怖いか、で盛り上がる。監督『こんなのあるんだ!』とうろ覚え新聞を手に取られましたが、すみません。ほんとしょうもない事ばかりかいてすみません。
トークでは色々と楽しいお話、撮影秘話を聞けた……はず。司会はいつものようにアップアップだったのです。何とかトークも終わり、サイン会へ。公開当時少年少女だったファンが目を輝かせながら列に並んでいる。あの時、平成ゴジラ、モスラシリーズに並んで『学校の怪談』は子供たちにとってちょっとしたイベントだったんだな。
そして監督と一緒に『学校の怪談』上映。エンドタイトルで巻き起こる大拍手。そして全員参加の記念撮影。この時、一つ目小僧の恰好をしていたのですが、他に誰もホラーな仮装をしていなかったので、こっそりと。今回も失敗した。
休憩をはさんで今回のオマケ『白獅子仮面』上映。去年に続きまたかよ! そうだよ!京都が作ったあの不思議な変身ヒーローをまたやるんだよ! 平山監督をホテルに送り届け、戻ってみると、白獅子仮面が半裸の一つ目小僧軍団と戦っていた。チャンバラには慣れた京都のスタッフも変身ヒーローの殺陣というものに苦心している、そんな感じがした。しかし、そこがまた魅力でもある。そしてそのまま『東海道四谷怪談』へ。同じ江戸時代の物語でもこんなに違う。
冒頭の伊右衛門が婚約者の父を斬り捨てる長いワンカットで、心つかまれる。そして真夏の江戸を舞台に展開される人間の業と怨みの世界。やはり、怖い。今まで見た数少ない怪奇映画の中でも最も怖い。気を許すと、そこにいる恐怖。そして迎える美しい結末。これを短期間で作り上げることができたのは中川信夫監督の手腕もさることながら、時代劇、プログラムピクチャーを大量生産していた時代だからこそなりえたのだろうな、とぼんやり思った。 そして最後に『魔界転生』。80年代、時代劇の制作本数が少なくなっていた時代、だからこそ生まれた傑作。時代劇の東映と、映画界に新風をまきこ起こしていた角川映画ががっちり手を組んだ伝奇時代劇。千葉真一の柳生十兵衛に沢田研二の天草四郎というキャスティングでこの映画は成功した、と言っても過言ではない。幕府転覆を目論む魔界衆対隻眼の剣豪、という胸躍る内容。十兵衛対宮本武蔵、柳生但馬という夢の対決。柳生但馬を演じる若山富三郎の炎の中でも衰えることのないキレッキレの殺陣。すべてが素晴らしい、とかなんとか新聞にも書いたのですが、実際見直すと中盤がちょっとダレ気味。真田広之の青年忍者、いらないんじゃない? あれがなければもっとスピーディーに話が進んだのでは? と思わなくもない。とはいえ、クライマックスの江戸城大炎上の大チャンバラは圧巻なのであります。よくあんな無茶苦茶をしたもんだ。
映画が終わると外はすっかり青空が。オールナイト明けの体を引きずり帰宅すると、仮眠もそこそこに娘とプールへ。曇天ではあったけど、体のあちこちがひりひりしていた。おそるべしはオバケや怨みよりも紫外線だった、というオチ。それでいいのか?
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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