作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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ということでして、今月も京都みなみ会館・超大怪獣大得脱大全集がやってまいりました。今回は『モスラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS』の言語学者・中条真一サーガと行く予定だったのですが、色々あって『東京SOS』は『ゴジラ×メカゴジラ』にチェンジ! いずれもしてもゴジラが見れるからいいや、それにこの二本もきちんと世界観が繋がってるわけだしね。
今回も子供連れで挑んだわけですが、モスラ好きな娘はいいとして長男が『ゴジラの負ける映画は見たくない』というこだわりぶり。なので、一本目を見た後、ロビーで待っておりました。キャスト社さん、みなみ会館さんのお気遣いをことごとく断るその姿勢は頑固、というより『武士か、お前は』だったそうです。ご迷惑をおかけしました。
『モスラ』はややフィルムが退色しているものの、その方が古き良き昭和の映画、という感じがして別に違和感ありませんでした。コメディアン、フランキー堺や人気絶頂のアイドルザ・ピーナッツを起用してのファミリー層を狙ったファンタジックな怪獣映画として名高いのですが、どんな攻撃にもびくともせず、小美人を求めひたすら進撃を続けるモスラは怖い。小美人のテレパシーを遮断すれば諦めてくれるのでは、と思ったものの、今度は連絡を待つかのごとくひたすら進む、そして成虫になればひたすら飛び回る。周りの迷惑顧みず、一途な島の守り神である。 しかし、あの有名な歌と東京タワーをへし折ったことで、映画を見てなくても知名度だけは抜群に高い怪獣である。ワイド画面に映える極彩色の翼に青空、洋上を進むモスラを攻撃する際にふわっと浮かぶ虹は幻想的。一方、華やかな小美人ショーの一方で、その歌に合わせて『大きな不幸』であるモスラが孵化していくというじんわりした恐怖と、東京タワーに繭を張るモスラのバックで吠え続ける犬の声という生々しさ。 コミカルなフランキーに片言のジェリー伊藤のおかしさ、東宝怪獣初、子供が主役クラスにいるのも、ファミリー層を狙ったためか。もう50年以上前の映画なのに、平成生まれの子供らを魅了するってすごいなあ、名作は色あせないんですよ、フィルムは色あせてたけど。 そして『ゴジラ×メカゴジラ』は、昭和29年以来ゴジラの出現しなかったけど、他の怪獣は出現した世界なので、『モスラ』も過去の事件としてくっきりはっきりした映像でちらりと再登場、ついでにガイラ、初代ゴジラも登場する大盤振る舞い。モスラ事件の際に活躍した原子熱線砲がガイラ戦においてメーサー殺獣光線車として発展、そして、最大最強の対獣兵器としてメカゴジラが開発されることになる……。 そんなオタクの妄想のような世界観をきちんと映像で見せてくれた手塚監督にはただただ感謝であります。 冒頭の台風の中出現するゴジラの猛威から、二度にわたるメカゴジラ(機龍)の対決を、ケレン味たっぷりに演出してくれていて、飽きさせません。 そういえば『モスラ』も台風から物語が始まるので、台風繋がりでもあるし、細かく言えばネズミ繋がりの二本でもあります。 機龍はゴジラの骨格から作られたサイボーグなので、ゴジラからすれば『久々に友達に会いに行ったら、すごく派手な格好になっていたので驚いていたら、攻撃された』ことになるのではないか? そりゃ驚くし、熱線も吐きたくなるってものだ。 そして『東京SOS』は来月のリベンジ上映会へ……そう、10月は怒涛の三本立てになるのです。
思いがけず機龍シリーズが見れる歓び。ハプニング転じてサプライズであります。
翌日、娘は『東京SOS』ではなく昨日見たモスラをもう一度DVDで見るのでした。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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