作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 正直、あまり期待してなかった。人物中心のビジュアルが最初に出て『見たいのはこいつらじゃない!』と思ったから。そして満を持してお披露目されたあの姿。葉っぱみたいというか、葉っぱだし、おじいちゃんみたいな優しい顔してる割に上半身ムキムキで足が長い。『こ、これ?』戸惑いつつもそのうち慣れるでしょう。何よりも期待度が低かったのはアニメだから、という事よりも予告で見る『あんなちっこい兵器で戦えるのか?』という思いがあったから。主人公のキャラとか、どことなく『進撃の巨人』を想起してしまった。でも、これが最新作なんだよ。それに、俺の誕生日、いや誕生週を締めくくるにふさわしい巨大映画じゃないか。
とかなんとか言いながらも『GODZILLA怪獣惑星』の初日初回に行ってきたのです。だってゴジラの新作ですからね。売店では限定デスゴジは売り切れ。いやそれよりも今回のゴジラ、アニゴジの限定ソフビは? どうも今年は売ってないらしい。いかん、もう上映始まってる。
『シン・ゴジラ』で今までの流れを汲みつつもガラッと変えてしまったので、今回のアニメ版ゴジラという選択はこれでありなのかもしれない。しかも未来の物語というのも実写ではできなさそうにチャレンジしている気がする。なんだかんだ言って期待してるじゃないか。
以下、内容に触れること書いてあります。
そして本編。すごい、カマキラス、ドゴラ、ダガーラ、オルガが世界中で大暴れ、あと台詞だけでアンギラス、ラドン、へドラも! そして真打ゴジラ登場。どうものしのし歩きまわって世界中をめちゃくちゃにしているらしい。
そんな時、地球にやってきた宇宙人エクシフ(X星人がモデル)、ビルサンド(ブラックホール第三惑星人がモデル)という2つの種族。ビルサンドはゴジラを模したロボット・メカゴジラを作るも起動せず、結局地球人は宇宙人の力を借りて、地球脱出。それから22年、地球時間でいうと1000年ぐらい過ぎた頃。移住可能な惑星にジジババばかりを乗せた着陸艇を送り込むも、途中で爆破。宇宙楢山節考だ!
主人公ハルオは長い宇宙船生活の中『こんな目に遭ってるのも、ゴジラが悪い、ぜってえ許せねえ!』とゴジラ攻略の策をひそかに流し、周囲の賛同も得て、地球へUターン。しかし亜空間移動のため、すでに2万年の時が流れていた。2万年かあ、ゴジラ死んでるんじゃね? いや、いたわ。じゃあ、ゴジラを倒して地球を取り戻そう、と調査隊が地球へ。もちろんその中にはハルオもいる。 しかし、緑に包まれた地球にいるのはゴジラだけではなかった。ゴジラの亜種と言われる有翼中セルバムが調査隊を襲う。いかん撤収! あ、でもゴジラも来ちゃった。じゃあ、当初の計画通り、ゴジラ倒すぞ! そして……というのが大雑把なあらすじ。
宇宙船でのいざこざ、ハルオの恨み節だけで90分終わるのでは? と思ったが、地球に着いてからはきちんとゴジラも新怪獣も登場。怪獣の縄張りに人間が踏み込むのは『ゴジラの息子』以来かもしれない。
はじめは危惧していたゴジラのスタイルも、あのほっそりとした下半身は森の木々で隠れて見えないし、首の短いアメフト選手のような上半身は、上から攻めてくる敵に対しては威圧感たっぷりに見える。もしかしたらそういう意図もあったのかもしれないし、なかったかもしれない。
徹底的にゴジラを調べつくしてピンポイントに攻撃を仕掛けるまでの緻密なプロセスは『シン・ゴジラ』にも通じる。怪獣映画も頭う時代だなあ。今回のゴジラはバリア張るわ、その上で熱線(バリアの電磁波を放出?)をピューッと吐くわで、かなり無敵な存在。全身伝奇コイルのようなもの、という説明があり、弱点は背びれとのこと。そこで『あ』と思った。今までゴジラの背ビレを攻撃する映画はなかった。一番目立ってる部分が弱点だろうという単純かつコロンブスの卵的な発想。いや、劇中ではそれについても細かい説明がありましたが、これは意外だった。
アニメで未来SFという大変化球ながら直球。クライマックスの作戦はまるで猛獣狩りのようにも見える。埋没作戦で動きを封じて、とにかく背ビレを狙え! でもタイトルが『怪獣惑星』ですから、ただゴジラ倒して万歳、というわけにもいかない。最後の最後にとんでもないことが起きるのですな。
見終わって売店で食玩買って、そしておもゃ屋でソフビ買った。色々言ったけど、今回のゴジラも動くとかっこいい。移動する山のようでもあり、一見緑の地球を闊歩する守護者のようにも見える。でも実態はただ暴れたいだけの迷惑な存在。
来年の第二章ではメカゴジラ登場? というニュースも流れたし、チラシの裏には洞窟に開いた三つの穴という意味深なイラストもある。三つの何かが開けたのか、首が三つのあれが出るのか、とにかく序盤戦としては大満足、次回も楽しみです。なにせ、ゴジラなんで。 PR 学生時代から、誕生日は『トゥルーロマンス』のクリスチャンスレイターに倣って映画館に行こうと決めていました。でも、なかなか実行できなかったり年もあったりしました。見たい映画がなかったり、日程が合わなかったり。今年はどうか? 先日『シンクロナイズド・モンスター』というまさにぴったしの映画を見て満足でしたが、まだまだ見たいものがある。という事で、誕生日の翌日、なんばへ『ブレイブストーム』を見に行ったのでした。怪獣の次は巨大ロボと変身ヒーロー、これ以上何を望もうか。
数年前から宣弘社の特撮作品『シルバー仮面』『アイアンキング』『レッドバロン』がコラボする映画のうわさは聞いていましたが、世界観が違う3作品をどうやってミックスさせるのか、そもそも70年代の、どっちかといえば一般的には知名度の低いヒーロー作品をいまさらやってどうなるのか? 等々、不安もあったりして、そうこうしているうちにそのうわさも聞かなくなり……と思ったら、いつの間にかできていた! シルバー仮面もレッドバロンも今風にリファイン、タイトルも『ブレイブストーム』となって公開される! しかも上映館が少ないわ、上映会数は少ないわで、なんとか時間を見つけて行ってきた次第。
2050年、キルギス星人に侵略された世界から、過去を変えるべく現代にやってきた春日5兄弟。彼らの目的はスーパーロボット・レッドバロンを使って侵略者の野望を打ち砕くこと。と、キャララクターを借りて全く新しい物語に、そしてシルバー仮面とレッドバロンをうまく混ぜ合わせていました。
ヒーロー映画にありがちな『なぜ? どうして?』といったエクスキューズはさらっと流して『シルバー仮面、すでになってます、レッドバロンもう出来上がってます』と、ポンポンとテンポよく話が進んでいく。だってヒーローが悩むよりも活躍してる方が見たいから、変身前のあれこれよりも変身後が見たいから。
そしてクライマックス、侵略者の操るブラックバロンと、レッドバロンが実際の東京の街でガシガシどつき合う! 『これが見たかったんだよ!』という絵が、構図がそこにある。ハリウッド映画じゃない、これが日本映画の持てるパワーか。キリキリと関節をきしませ戦うレッドバロンは初見時の『え、全然違うじゃん、重機じゃん』という印象を思いきり覆してくれました、かっこいい。そういやアニメ版レッドバロンも最初は物凄く違和感あったけど、見ているうちにかっこよく感じたものです。赤くて顔が丸けりゃレッドバロンなのか? そうだよ! と言わんばかりの清々しさ。一方のシルバー仮面も侵略者の手先を相手に大格闘。序盤はグレーで、後半はシルバーに赤ラインの入った『シルバー仮面ジャイアント』をリスペクトしたようなカラーリングという嬉しい配慮。
ロボ、超人、宇宙人、超能力、タイムトラベルと、娯楽映画の面白さだけを詰め込んで煮込んだ感のある映画。予算はちょっとあれだけど、『食い足りないなあ』と思わせない。そうだよ、ヒーローとロボみたいんだから、苦悩とか恋愛とか余計な枝葉切っちゃえよ、と言わんばかりの潔さ。もう少し上映館増やしてほしいなあ、子供に見せて興味持ってくれたらなあ、と思うのです。誕生日にふさわしい面白い映画でありました。
昔、親戚のおばちゃんに『怪獣好きやろ?』と、『かいじゅうになったおんなのこ』という本を貸してもらったことあある。学校に行きたくない女の子が、ある朝テレビで見た怪獣になってしまうという、カフカの『変身』のような児童文学だった。虫に変身したザムザのような悲劇にはならず、子供向けだからハッピーエンドだったんですが、そんなことをふと『シンクロナイズド・モンスター』を見終わってしばらくたってから思い出した。そういや、似てるなあ。
『GODZILLA怪獣惑星』公開、それにシン・ゴジラテレビ放送といつになく盛り上がる怪獣ムーブメント。少し前からは考えられない、もはやブームではなくファッションとして定着しそうな今日この頃。そんな中『シンクロ……』はひっそりと後悔された。上映館数が少ないからね。少し足を伸ばして見に行ってきました。
ニューヨークから田舎町に戻ってきた元ネット記者グロリア。幼馴染とも再会していい感じに、これから再スタートだ、と思った矢先、韓国に巨大怪獣が出現! しかもその怪獣、グロリアと動きがシンクロしていた! グロリアが右手を上げれば怪獣も右手を、グロリアが踊れば怪獣も踊る。なぜだ? 謎ときと同時進行で進む幼馴染たちとの関係、忘れていた過去の記憶、それに怪獣どころか今度は巨大ロボまで韓国に!
謎解きを書いてしまうと内容に触れるので多くは書けない。怪獣になってしまった人間は数多くいるけど、怪獣とシンクロした人間はいない。まるでウルトラシリーズの一編のような映画だ。怪獣による不可思議な事件、ということでウルトラQというよりウルトラマン80を思い出した。人間の思いが怪獣を生むのか、では怪獣が戦うのは誰だ?
これは、都会でしくじったとある一人の女性の物語であり、純然たる怪獣映画ではないかもしれない。でも、ソウル市街にぬぼーっと立つ怪獣の姿、逃げ惑う市民の姿、出動する軍隊、やはり怪獣映画か。今までになパターンだから、見ているこちらが戸惑っているのかもしれない。
ゴジラで盛り上がってる人たちにもぜひ見ていただきたい、アメリカン大怪獣映画。本当はゴジラが東京を襲う予定だったと聞けば、劇中に出てくる和風モチーフの意味もなんとなく分かる。怪獣はやはり、日本初の文化だったのか。だからこそ、怪獣には名前がほしかったなあ。
少し前の話。3連休最終日のことである。大阪ではおもちゃイベントがあり、近所のショッピングセンターにはウルトラマンがやってくる。休みの日にイベントが重なるなんて、自分の手安定なシフトの中では珍しいことだった。目の前にはゲームに興じる次男が一人。
『今日どうする?』
次男はゲームと友達に遊ぶのに夢中だ。もう、親離れの時期かもしれない。逆にこっちが子供から離れていないのかもしれない。子供らを普段見たことないような、あるいは見たくないような場所に連れて行き、見聞を広めさせたいと思っていたが、それももう、自分たち出来るような年齢になってるし、余計なおせっかいになっているのかもしれない。
『今日どうする?』
そして思案の結果、映画へ。アメコミ映画はいまだに親と子をつなぐアイテムだ。見るのは『マイティ・ソーバトルロイヤル』。公開前に原題の『ラグナロク』から邦題を変更をしたことで物議を醸し出した映画だ。まず今更『バトルロイヤル』はないだろ。そりゃ大勢のキャラが寄ってたかって戦うんだから、意味としては正しいけど。でもなあ、という今更感がある。ほら、館内放送じゃ『バトルロワイヤル』って言ってる。それは深作欣二だ。
いつものようにポップコーンとコーラを買って着席。広いシネコンではできるだけ前に座りたい。長い長い、いったい自分は何を見に来たのか忘れるほどに長い予告の後、本編が始まる。マーベルのロゴも随分派手になったなあ。
で、本編。誌の女神ヘラに立ち向かうソーたちリベンジャーズの活躍と三部作にふさわしい幕の引き方。とはいえ、またアベンジャーズに出るんですがね。
今までソーのシリーズはビデオでしか見たことなかった。神々の世界での、親子間の争いがいつものパターンだ。時空をこ終えた兄弟喧嘩とでもいうべきか。今回もまた家庭のもめごとで宇宙が大変なことになってる。
ヘラに一度は破れ、宇宙の果てに飛ばされるソー。そこで意外な出会いが……。
と、ストーリーを追っても仕方ない。今回は今までほんのりあったコメディ色を前面に打ち出し、ほとんどコントのような仕上がりになっている。ハンマーも壊され、髪も切られたんでふっきれたのか? ネタで笑わせるのではなく、とにかく絵で笑わせる宇宙喜劇。場内にいたちびっこから笑い声が出るぐらいだから大成功と言ってもいいかもしれない。『結局ヒーローがうじうじ悩んでもさ、これアメコミよ、マンガだよ!』と開き直ったようにも見える。
ソーの弟ロキは相変わらずお上品な裏切りキャラだし、ヘラはなぜか腰をくねらせてやってくる。個人的には髪を下したほうがいい。落とし前のつけ方もどことなく間抜けだ。本当は大変なことが起こってるんだけど、それを感じさせない。みんな陽気でパワフル。でもまた次でまじめになるのかな、そんな思いで映画館を出た。今年はアメコミ映画が多かったけど、どれも良作ぞろい、今回は特に傑作。そして最後の最後にジャスティスリーグがやってくる。 今年も恒例、ゴジラ誕生祭2017。怪獣王のお誕生日を東京と京都で祝おうというこのイベントも今年で三回目。いや、東京はもう少し早いのか。そういや、いつもゴジラ誕生祭の時はウルトライベントと重なって大盛況だったなあ。去年はウルトラマンガイアのイベントだったなあ、今年はウルトラがないので落ち着いた感じなるのかな。
ならなかった。
3分30秒の短編が28本集まった合体怪獣のような映画『大怪獣チャランポラン祭り・鉄ドン』が京都にやってきた。やはり今年も文化の日前日の京都は怪獣尽くし。
鉄ドンは映画をただ見ているだけではない。上映前に細かいルール説明のある映画だ。上映後に巻き起こる金返せコールにヤジ。いうなれば応援上映のひどいバージョンだ。そして最後は関係者が登壇して大合唱という楽しいイベント。
やってくるゲストの数だけでもどこかの映画祭並みだ。しかもこれ、映画一本分のゲスト。 各監督の怪獣愛の詰まった、力が入ったり抜けたりしたような映像の数々。ひどい、を通り越して素晴らしい。
上映後は次のゴジラ誕生祭のゲスト、西川伸司先生、坂井孝行先生のサイン会のお手伝い。一緒に手伝ってくれたのは怪獣オタドン。いい人、いやいい獣です。鉄ドンと帰らないマンとも写真撮りたかった。
そしていよいよゴジラ誕生祭。今回のトークゲストは西川、坂井先生に加え、手塚昌明監督、金子昇氏の『東京SOS』コンビ。とても楽しいトークショーでした。サイングッズ手渡し会も滞りなく終了。そしていよいよ上映へ。
まずは『モスラニュープリント版』わざわざニュープリントと謳ってるだけあって、本当にきれい。東宝マークが出た瞬間『うわあ』と声が出てしまった。
そしてその頃、みなみ会館廊下では、坂井、西川両先生が何やらごそごそ……。
ゴジラ、そして機龍! 上映中に行われる、ライブドローイング! 描いてる様子は誰も見ることができない! すごい、みるみるゴジラと機龍が出来上がっていく!
その頃劇場ではモスラ上映中。モスラ孵化から最後までキレイな画面で見たい、と再び劇場へ。
モスラ終了後は両先生と総合司会の木原氏によるトーク。と、思いきや、呼び出された。やっぱり登壇するのか。無我夢中でしゃべった気もするし、何も喋ってなかったような気もする。最後にフォトセッション。
続いては『ゴジラ×メカゴジラ』。その間、西川、坂井両氏による修正、というか付け足し作業がちょこちょこと。坂井先生が権藤一佐を描けば、西川先生は『東京SOS』の機龍隊ゴムボートといった感じ。みなみ会館の扉がどんどんすごいことになっていく!
最後に『ゴジラ・モスラ・メカゴジラ東京SOS』。最初に見たあのモスラが再び日本へ、という設定。ひょっとしたら代替わりしているかもしれない。続けてみると、世界観のスムーズなつながりがよくわかる。モスラはいいもの、と思ってるけど、第一作見る限りは小美人を追って街を壊した悪い怪獣と見られているかもしれない。その辺の微妙なバランスを『東京SOS』をきちんと描いている。『モスラ』の直接の続編という事で、なかったことになっている『モスラ対ゴジラ』へのフォローも忘れない。
そしていつしか売り子に。今年も色々と。
プロだろうとアマだろうと予算があろうとなかろうと、怪獣への愛情は変わらない、そんなことを感じる一大怪獣イベントでした。
そしてまた、怪獣はやってくる。全国の映画館に、そしてみなみ会館にも。
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カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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