作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 いよいよ夏も終わりそうだけど、まだまだ暑い。
土曜日は京都みなみ会館恒例の夏行事『京都怪奇映画祭NIGHT3』でした。
今回は『呪いの館血を吸う眼』『HOUSE』『学校の怪談2』の、建物に入ったらひどい目に遭う怪奇映画3本に、特別上映は、妖怪退治の変身時代劇『白獅子仮面』といういつもながらの怪奇ごった煮な構成。
『白獅子仮面』は70年代変身ブームの際に生まれた京都の撮影所で生まれた時代劇ヒーロー。必殺シリーズでおなじみ京都映画製作なので、どこかで見た街並みがたくさん見られる。怪人は同タイプが複数登場し、かっこいい立ち回りを見せてくれる。けど、どこか編集が間延びしてる気も。たった1クールと短命ながらも、全話見てみたい欲求にかられる不思議な作品。
『血を吸う眼』は、とにかく岸田森の物言わぬ吸血鬼が素晴らしい。静かにぬっとあらわれるも、やるときはやる男。『うがー』『キュラー!』と叫びながら怪力をふるう。怪しげな湖畔の風景、もっと怪しい洋館のたたずまい。泥くさい日本の怪奇映画にモダンホラーの色を塗った作品。5歳の娘に惚れたけど、性癖(吸血癖)を知った父によって長年監禁されていた悲しき吸血鬼。能登半島の吸血鬼というのも和洋折衷な雰囲気を醸し出している 『HOUSE』は、もう何度も見たので正直寝てやろう、と思た。だって翌日は朝から仕事だったから。でも見てしまう。大林宣彦監督のいい意味でのフィルム遊び、映画ゴッコはついつい眠るのを忘れて見入ってしまう。コミカルでファンタジックでよくわかんないけど怖い映画、そして愛と猫の映画。こちらも日本的な泥臭さを排して徹底的にコミックにてしようとしているが、その根っこは『化け猫映画』という日本の古典ホラーの大胆なリファインだったりする。
ごった返すロビー。トイレも物販も並んでる。もう、今回は何もかもあきらめよう。暑い。多分俺だけ暑かった。
今回のゲストは『学校の怪談』SFXプロデューサーの中子真治氏。木原浩勝氏の司会で知られざる製作秘話を堪能。ホラーでなく怪談、そしてモンスタームービーという言葉に納得。
そして物語の開幕と同じく4時44分より『学校の怪談2』上映。初めは相容れない子供同士、それに子供と大人が遭遇する怪奇と戦慄の冒険譚。とにかく叫ぶ、逃げる映画である。戦わない、逃げる、頭を使う、仲間と協力する。そして怖いけど憎めないキャラクターたち。
ラストの爽やかさとロケーションの勝利、あくまでも大人であり、犯罪者である主人公、野村宏伸。この手の映画にありがちな怪異に遭遇して改心するようではだめだ。
上映終了後はスタンディングオベーションが巻き起こり、場内のみんなで中子氏を取り囲む。徹夜明けの疲労もなんのその、映画と同じように爽やかな怪奇映画祭だった。
で、俺は先週みなみ会館スタフと雑談している時に誰に頼まれたわけでもないのに『やらねば』という気になっていた。何を? 怪奇な仮装ですよ。お金をあまりかけずにできるもの、ということで『血を吸う眼』の岸田森に扮して場内をうろうろしていたのですが、これが全く似てなかった。しかも衣装が暑かった。顔に塗った塗料が溶けて顔がまだらになっていく。なぜ、こんなことをしたのか、自分でもわからない。これが今回一番の『怪』だったかもしれない。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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