作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ・今年の夏映画は異常なまでに面白いものばかり。パシフィックリム、ワールドウォーZ、そしてスタートレックにスーパーマンも評判がいい。
そこで、あえて
『ガッチャマン』である。 はじめにそのニュースを聞いたとき『無理だろ』と思った。
まあ、漫画やアニメのニュースを聞くとまず最初にそう思うのであるよ。
どうせね、原点の面白おかしいところをカットして、よくわからないところから引用して(最近は『ダークナイト』)、いったいどこを目指しているのか、リスペクトすらされていないものばかりですよ。そして、技術的に大丈夫なのか、という不安。
『宇宙戦艦ヤマト』の実写だって、CGフル活用しつつも結局『イスカンダル二泊三日の旅』みたいに、スケール大きいんだか小さいんだか分からない内容になっていた。
でも、でも、だ、俺はどこかで『化ける』と思っているのかもしれない。まるでダメなDV男にどつかれながらも貢いでいくアホな女のように。
ここで、実写漫画映画のこれまでについて書くととても長くなるのでやめておく。
ただ、俺はあの『デビルマン』を超える実写漫画映画を見たことがない。みんなあれがあったのによく漫画の実写映画に手を出すよ。要するにオリジナル企画では弱いので『みんな知ってるもの』を選んだ結果がこれなんでしょうな。要するにコンテンツの不足が……という話も長くなるし、長くなりそうなネタを持っていないのでやめておく。 ためしに、近所のシネコンで、邦画の予告を見てみると、アニメか、原作つきか、テレビのドラマ晩夏、いずれにせよ『既知の存在』ばかりである。もしくは続編ね。なんにせよ、ゲップが出る。
『ガッチャマン』に関していえばタツノコプロでも一番の知名度があると思うし『キャシャーン』『ヤッターマン』に続いて、満を持しての登板だといえる。ここで間違って『かいけつタマゴン』を選んでも誰も知らないので、こけてしまう。
そして旬の俳優を集め最新技術を駆使し、宣伝バンバンうちまくりゃあ、小さいころリアルタイムや再放送で見た世代は飛びつくでしょうし、アニメを卒業しようかな、という小中学生も『ちょっといい感じのアクション映画』という認知をされるかもしれません。ちなみに自分は『巨大ロボに乗らない』という理由だけで、あまり見てませんでした。
そんなガッチャマンですが公開前からネットで先に試写を見た人からの『デビルマン並にひどい』という話が広がり、ずいぶん話題になってしまった。
しかし、難波の劇場でわざわざ大人料金で『デビルマン』を見た者としてはあれ以上のものはない、と思うのだ。あれは本当に、不幸が不幸を呼んだ、不幸の玉突き事故みたいな映画だった。 それよりも最近の実写漫画映画ではバイオレンスが売りなのに、あっさり味にして昔のドラマ版よりソフトになってしまった『ワイルド7』がひどい例だと思う。
俺の中では果たして『ガッチャマンはワイルド7を超えるのか?』が課題であった。
それと、ゲテモノ食い的に映画を見るばかりでなく、これとて和製ヒーロー映画の一本である。今年はライダー映画をスルーしてしまったので、どんなものが見れるのか、という期待もあった。
そして……。
結果的にいうと、予想したとおり『前半とクライマックスにアクション、中盤はだらだらと人間ドラマという構成』は当たっており、『ワイルド7』と似た感じであるが、絵の派手さで、ガッチャマンのほうがなんぼかマシであった。 新宿に鉄獣メカキャタローラー出現、ガッチャマン登場、ギャラクター戦闘員、そして幹部とワイヤー、CGを駆使した戦闘開始! ここまでは良かった。やはり、それ以降は最近の日本映画にありがちな『見せるもの見せたから、次は人間ドラマをやりましょう』な展開に。まあ、そんなことだと思ってましたよ。でもこれ、元がアニメですよ!
以下、ツイッターの呟きを再構成してお送りします。最近そればっかりだな。呟きまくるほど、気になる映画だったということですよ。
*印は補足。ネタばれになってるかもしれないので。
◎というわけで『ガッチャマン』見てきた。それほど『食えない料理』じゃないな、と思ったのは自分が今までもっとひどいものを見てきたからであろうか。お話の筋道はまあ予想通りでした。ゴッドフェニックスのあれは、まあ、ほら、試作段階といってたから急ごしらえだったんじゃないですかね*ゴッドフェニックスのあれ、というのは操縦席のこと。狭いコクピットに五人が座り、椅子から伸びたジョイスティックで簡単レバー操作はいかがなものか。それと、その椅子がホームセンターで売ってるようなビジネスチェアだったのよ、なんのひねりもなく、ここで予算尽きたのか、というぐらいチープに見えた。エドウッドか。
◎→ガッチャマン。鳥設定を無くしたのはデザインだけじゃなくって名前もそうだったのか、とエンドクレジットを見て気付く『コンドルのジョー』じゃなくてただの『ジョー』、『白鳥のジュン』じゃなくて『ジュン』とか。じゃあ、ゴッドフェニックスも『ゴッド』にしろよ!→*前情報で聞いて最も驚いた点。『ガッチャマン』から鳥設定抜いたら、ただのマントつけた戦隊じゃないか! 『ダークナイト』を参考にしてるくせにコウモリ設定抜いたバットマン見たいですか? 『ゴッドフェニックスは出るのか?』『タートルキングはじめ鉄獣メカは?』といろいろと不安にさせてくれた。
◎→思うに、この映画のアカンかったところは、ディティールに目が行ってしまい、全体を描けてないからなんじゃないかな、とおもう。『こうするとカッコイイ』のはわかるが、かっこよくさせる背景がなく、いきなりポン、とやられるような。あとまあ、恋愛話は、まあ、もっとひどいの見てるからなあ→*ケンとジョー、そして映画オリジナルキャラによる三角関係ドラマ。まあ、これも後半の伏線になるからあってもいいかもしれない。
十数年間ギャラクターの侵略を受けているのにもかかわらず、新宿は今と変わらぬ風景というのが不思議。日本はノーマークだったのか? 一応、町には軍人さんや戦車がうろつき、緊張状態にあるのと、すでに侵略された海外からの亡命者があふれ無国籍感漂わせてますが。実際の風景と溶け合っていない。
◎それよりも何よりもやっぱり『俺たちはなぜ戦ってるんだ?』があったことは予想できたが、それに関してメンバーがもめる場面が『ここでもめるなよ!』というタイミングだったのがなんともでした。いや、俺の中では『ワイルド7』よりも良かったよ。みんな見てないけど、『ワイルド7』は、もう、ねえ
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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