作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ようやく春めいてきて、急ぎの仕事は本当に急いでやったら、思った以上に早く済んだので、さてどうしようかと思っていた週末。
春休みは超人映画だらけだけど、今はどうかな……おお、新世界で『真田幸村の謀略』やっているではないですか。
久々の新世界、十数年ぶりの新世界日劇会館。メインストリートは、すっかり串カツと吉本に乗っ取られた感じで、どうにも『観光地としてふるまっている感』がぬぐえず、居心地が悪い。そもそも串カツっていつから大阪名物になった? 林立する串カツやのほとんどは多分他所からやってきて、精いっぱい大阪らしさを醸し出してるんだろうな、と思ったり。串カツ屋の客引きなんて、ありえないよ、と思ったり。ケンミンショー的というか、魔法のレストラン的というか。看板にデカく『ソースの2度漬け厳禁!』とか書かれてもねえ。そこ、改善できるだろうが、と思ったり。まあ、文句言っても仕方ない。町の活性化には必要だったんでしょう。もう小便と酒の臭い漂う街ではない、それはいいことなのでは。でも、路地行くと昔ながらの佇まいだったり、激安の連れ込み旅館があったり、昔ながらのホルモンうどんがあったり、おもちゃ屋では最新のジュウオウジャーのオモチャの後ろにひっそりとオーレンジャーのオモチャがあったり、ギャレゴジとエメゴジが仲良く売られてたり。
学生時代3本立て800円だった日劇会館は、今では2本立て1300円。それでも安い。昔は、東宝、東映、邦画各社の作品を流していた日劇も、今では東映2本立てと、他はポルノとゲイ映画専門館になっていた。
でも、ロビーをうろつく得体のしれないおっさんがいたり、館内で喫煙したりとここだけは昔と変わらない。変ったことといえば、扉に『女装の方お断り』という張り紙があったことぐらいか。
まずは『花と嵐とギャング』だったが、ほとんど寝てしまう。もったいない。ギャングの内紛を描く、石井輝男作品。この頃の石井作品はほとんど見てなかったけど、高倉健がとにかく若く、のびのびと動く。漫画みたいなスタイルのギャングたちが横一列に並ぶさまは、どこかカッコよく、ラストの銃撃戦は牧場で行ったり、西部劇チックな展開に。
そして昔と同様、休憩を挟まずに『真田幸村の謀略』上映。拙著『真田十勇姫!』を書くきっかけとなった大作時代劇。ではあるけど、オープニングはいきなり宇宙空間から始まり、隕石落下というスペクタクル。掴みは十分である。佐藤勝の豪快なオープニング曲も抜群。
歴史を歪めてまで娯楽に徹する東映気質。茶髪リーゼントの宇宙人、エスパーのキリシタン、ハッパでラリッてるサンカ、火薬使いの歌舞伎者、そして火野正平等々が真田幸村の元に集い、徳川家康の首を狙う。徹底的にヒールの家康、東映オールスターに佐川・矢島タッグの大特撮! しかし、見直すと長い上にメリハリが少ないな、という印象。うん、長い。でも冒頭とラストの隕石で許せちゃう、そんな映画。見直したうえでますます好きになってしまう一本。
驚くべきは、2本ともプリントの状態が素晴らしくいい。聞けば、CS放送用にプリントを焼いて、それが今出回っているとのこと。なるほど、勉強になりました。
帰宅すれば、ちょうど大河ドラマ『真田丸』の時間。このドラマも、隕石が落ちてこないとウソだな、と思ったりした。 PR |
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
カレンダー
最新TB
最新CM
[07/16 JosueBix]
[07/03 FloydLef]
[06/30 JosueBix]
[06/06 DarrenVoity]
[05/28 GerardHAILS]
最新記事
(03/01)
(02/25)
(02/11)
(01/12)
(01/05)
ブログ内検索
アクセス解析
|