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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 先週の誕生祭、後日祭の熱狂冷めやらず、昨日オープンしたなんばのストアに駆けつけ、バランクリアファイル買ったりぬりえしたりして、否が応でも盛り上がる新作ゴジラへの期待と不安。それがアニメだろうがアメリカ産だろうが同じこと。
 なので、いつものように初日の初回に『GODZILLA 星を喰う者』を見てきた。





(以下、内容に触れると思います)





正直、不安しかなかった。一作目はバカデカイゴジラアースの登場でおっ! となり、二作目はポスター詐欺のメカゴジラに違う意味でおっ! となった。それなりに毎回サプライズのあるアニゴジ。アニメっぽい観念的な台詞の羅列に何度か睡魔に襲われかけた。





 一作目はまだしも二作目の肩透かし感がすさまじかった。メカゴジラの件よりも、前作と同じ攻撃だったのが許せなかったが、それはまあ、確実なゴジラを倒すプランがそれだけ、という理由があったからなのだが、それでも釈然としなかった。ぶっちゃけ、二作目のガッカリ感が大きかった。先日会った、先にプレミアで見てきた東京のゴジラファンの微妙な表情も気になった。今回もキングギドラは観念的なものとして扱われるのか?





 先日お会いしたゴジラストアの店長が力強く『キングギドラ出ますよ!』と力強く言ってくれたので少し安心したけど、でも……と、ハードルを下げまくったのが吉と出たのか。







 面白い! 相変わらず観念的な台詞の羅列に今度は宗教ネタもぶちこむけど、冒頭からゴジラ出てるし、まずは満足。そして宇宙から飛来するギドラ! 長い! ゴジラと戦ってる! もう満足だ、どれだけハードル下げてたんだ? しかもオリジナルの鳴き声が出る、イメージだけどモスラも出る、ゴジラ絶対殺すマンのハルオの物語として完結している! と書けば、どれだけ前作にガッカリしてたのか? という話になりますが、ここにきて、あぁ、アニゴジは三部作でひとつの物語なのだな、と気付かされるのです。

 小難しい台詞の中にさらっと『怪獣とは?』『ゴジラとは?』という本質を突いてるのも『グタグタいってるけど、分かってるじゃない』とニヤニヤしてしまう。





 変人揃いのキャラクターの中で、唯一ほっとする存在、マーティン博士のある台詞がこの映画をググン、と怪獣映画に近づけてくれるのです。SF、宗教、人間的ドラマ、それにラブ。いろんな要素がそれこそギドラの首の如くカラマリあってたけど、やはりゴジラが出ているからにはこれは怪獣映画なのだ。


 ゴジラを傍観する者、マーティン博士はやはり『怪獣王ゴジラ』でレイモンドバーが演じたスティーブマーチンが元ネタなんだろうな、たぶん。







 入場者プレゼントはドゴラとゴジラのカード、食玩ミニソフビも買い、時間があれば二回目もいきたい、と思うぐらいに満足してました。もうこの設定ならあれでベストだろ、批判してた人は何がアカンかったのかな? 満足しきっているのも、これもまた大宇宙インチキ宗教家メトフィエスの策にはまっているのかも。



 誕生65年、色んなゴジラがいて楽しめればエエのです。いくらでも動かせれるのに歴代で最も鈍重に動かしているのも妙味です。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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