作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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◎そう、『グレートマジンガー』のシングル盤で自分の人生は大きく決められたかもしれない。作詞担当の小池一夫先生、そして原作者の永井豪先生である。この二人からどれだけのエネルギーを(勝手に)受け取っただろうか。 そんな永井豪先生の新刊『マジンサーガ』を、これまた勢いで全巻購入、一気に読む。厳密にいえば、新刊ではない。90年代前半、『孔雀王』を読んでいた友人から『今度ヤンジャンで新しいマジンガーZやるぞ』といわれたのがそもそもの始まり。 『マジンガーZ』の物語、キャラクターを再構成し、現代に甦らせたのが『マジンサーガ』である。『ロボットはもう古臭いからもっと新しい形で』という要求があったかもしれない、ここでのマジンガーZは『Zの鎧』を被った兜甲児が変身するというものだった。甲児の精神力次第でZは、どこまでも大きく、強くなるという斬新な設定。 『サーガ』の名にふさわしく、剣鉄也、デューク・フリードなど、マジンガーシリーズのキャラが登場し、マジンガー版の『バイオレンスジャック』のような賑やかさだった。しかし、連載は掲載誌を替えつつも、中断。単行本は大判で3巻まで。 それから数年後、扶桑社より新装版が刊行。全6巻。以前の連載版に加筆箇所もあり、今度こそ完結してくれるものと思われていた。しかし、これも……。 そしてその間に永井先生はマジンガーとギリシア神話を組み合わせた『Zマジンガー』を連載、これまた第一部完という名の(まあ、いつもの)終わらせ方……。 そして今年、マジンガー生誕40周年ということで『マジンサーガ』の新装版が発売された。もう何度目だよ、また一巻から買いなおすのかよ!と思っていたので、しばらくスルーしていた。しかし、今度こそ完結、各巻に大幅な加筆修正、があるとのことで、完結してから一気に購入してみた。
そして最終6巻。ひとまずの戦いを終えたマジンガー、そしてエピローグ的な……イヤ、いやいや、これ、エピローグじゃなくてプロローグだろう! 終わらせる気全くなし!ラスト数ページで俺の全身の血は一気に沸騰した。これ、続き読みてえ!と思わせる最終回ってどうよ? まあ、いつもの『戦いはこれからだ!』なダイナミックプロらしい終わり方ではあるが……。しかし、しかし、それにしても……。つるべ打ちの如く繰り出される怒涛の展開! 我々はまた、これの続きが書かれるまで待たないといけないのか? あぁ、何でこんな因果なもの、好きになってしまったんだ。人心惑わす、まさに魔神だったよ。 PR
◎色々ともう、限界だー。今後のことも考えて、新車を購入。まあ、簡単にぽんと買える品じゃないので、時間はかかりましたが。
そして納車手続きをしているあいだに、自動車屋さんのテレビでは先日亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さんの追悼番組を流していた。斬新なアイデアを取り込んだり、昔からの伝統を大事にすることで、この人は歌舞伎という堅苦しそうな日本の伝統文化の敷居を低く、いや、昔の大衆文化のレベルに戻そうと努力された方でありその功績はとてつもなく大きい。
ということは……ちびっことマニアにとっての顔見世興行のようなものが、これに当たるのか? ということで『仮面ライダー×仮面ライダー・フォーゼ&ウィザードMOVIE大戦アルティメイタム』を見に行く。 お話はフォーゼ編が5年後の世界を、ウィザードは現代パートを担当。そこに夏映画からの慣わしとなった、アクマイザー3を悪役に、イナズマン、美少女仮面ポワトリンという石ノ森ヒーローががっつりとストーリーに絡んでくる。ネタ切れ、いやいや顔見世興行だ。 クライマックスはマッドマックス2のような装甲車対ライダーバイク部隊の激突。前半では『カジンノロワイヤル』ばりのチェイスがあったり、いつもと違ったところを見せようという工夫が凝らされている。 坂本監督の、ワイヤーアクションと痛みが伝わるカンフーの演出は相変わらずで、安心しつつもヒヤヒヤする。それとゲスト女優への果てしないエロ、いや愛で満ちた目線。
日本の伝統はこうしてヒーローに受け継がれ、新しい客層を毎年生んでいく。来月はゴーカイじゃーvsゴーバスターズ、そして春は……。
前回は近代スパイものの超傑作『スカイフォール』でしたが、今回はぐっと時代を遡り、中世日本、いわゆる戦国時代のお話です。『のぼうの城』、諸事情で伸びてしまったけど、ようやく公開。そしてやっとのことで鑑賞できました。
豊臣秀吉の関東攻めの先鋒を担う石田三成。彼が攻めるは北条家配下の支城、忍城。四方を湖に囲まれたこの城で、篭城せよとの命に背き、よりによって城代のでくの坊、成田長親はとあることで、戦を申し込んだ。敵は二万、味方は五百、さてどう討つ? 近年にない大スペクタクル合戦映画である。たまにこういうものがないと、寂しくなってしまう。鎧ガチャガチャさせた武者が出てくるだけで心躍ってしまう。 篭城(もしくは開城)の言いつけを守らないおおたわけの長親、それと、相手があっさり降伏することに不満を抱いていたところに、まさかの開戦と相成り、さあ、ここでいいとこ見せるぞ、と張り切る三成。二人の思いが合致したのだ。 数で足りなければ頭で勝負とばかりにくりだれる奇策。面倒くせえとばかりに行われる三成の水攻めの大スペクタクル。さすが樋口監督。冒頭の音楽の使い方はどことなく黒澤映画の佐藤勝を思わせるし、湖が出てくる時代劇、というだけで『大魔神怒る』を思い出す。 馬鹿者長親は、地元住民の信頼が厚く、慕われている。そこが逆転の鍵になる。やはり、地元に根ざした政治をしないとね、上ばかり見ないで、下を見ていこう。今までの合戦物で、ここまで農民達がクローズアップされた作品はあったか?官民一体の政治(合戦)とはこういうことなのか。 実に爽やかな、まるで、スポーツをみていたかのような幕切れ。でも、死屍累々。一対多数の戦いで漫画的な表現が結構あったけど、奇天烈な策略が交差するこの作品なら、特に違和感はない。 これぐらいのソフトかつ硬い感じ(どっちだ?)が今の時代劇には必要なのかな。キャラクターの一人がまんま現代口調なのが凄く気になったけど、細かなところで、考証はしっかりしている。ホラを吹くなら、キチンと下地を固めてからだ。
ようやく、秋から取り組んでいたお仕事が終わった。今年はPCゲーム関連のお仕事に明け暮れ、数々の女子をその手にかけてしまった。何事も、深いのである。簡単には出来上がらないということを痛感するのです。しかし、次がないのが寂しい。営業かけてるんですが、世知辛いねえ。 しかし、ようやく終わったということで、念願の『007スカイフォール』を見にいく。
前回のエヴァンゲリオンも『くおぉ、早く見たい!』と思わせる映画だった。謎だらけの世界をいち早く見たいからだ。しかし、007とはエヴァよりも付き合いが長い。できることなら初日の朝一で見たいぐらいだったが、お仕事の関係で断念。なるべく情報をシャットダウンして、映画に望んだ。ただ、ネットから『ゴールドフィンガーだけは見ておけ』という声がちらほら。大丈夫、『ゴールドフィンガー』なら頭の中に入っている。 ということで、近所のシネコンに。さすがに50周年を迎える長寿シリーズだけあって、高齢の方も多い。平日だというのに、結構な入りだ。さすがは人気シリーズ。役者が変わっても、ボンドはボンドだ。 セルフ撮影であたふたするのを見かねた親切なおじさんに撮ってもらった。 映画は……おぉ、どこを切っても007、ボンドがボンド足りえる内容で大満足。 いくら時代が変わっても、世の中どんなに技術が進んでも、最前線の人間は走り、飛び血を流し、首を絞めないといけないのだ! それは007も一緒。初めはそのワイルドな雰囲気がとっつきにくかったダニエル・クレイグも様になってきたな、という感じ。前二作に比べ、冗談も言うよりになり、余裕が出てきた様子。新しさと古さが入り混じり、そしてまた新しい高みを目指している作品だと思った。怪獣映画で言うと『ガメラ2』か、違うか? ◎ そして、ネタバレ含む感想みたいなこと。 ・新しいスパイ物を目指しながらも、昔のベタな感じも取り込んでおり、そんな箇所がちらほらと見える。武器開発係の青年、Qに『今まであんたがやったことを、僕はパジャマ姿で、ボタン一つでこなせる』と言われるが同時に『拳銃の引き金を引く人間が必要だ』とも。机に座りながらでも世界をどうにかできるのではあるが、最後はマンパワーがものを言う。今回の作品を象徴するセリフだと思う。 ・いくら時代が変わってもボンドは走り、血を流し、悪党の首を絞める。昔と違うのは自分の現在地がリアルタイムで仲間に表示されていることだ。そこでサポートを受けて動くことができる。実働部隊とデスクワーク組がうまくコラボレーションしている現在のスパイ事情。 ・いくら時代が変わっても、ボンドは他人の乗り物を拝借するのが好きだ。バイク、ショベルカー、Mの公用車……。いくら時代が変わってもカーチェイスで被害をこうむるのは野菜や果物を売っている露天商だ。 ・いくら時代が変わっても、悪党の家屋敷、または怪しげな場所にはそれにふさわしい動物がいる。ピラニア、鮫、蟹のすむ巣穴、ワニがうようよいる池……。今回はマカオのカジノで買われているコモドドラゴン。ボンドも復活し、シリーズ中細々と存在した『猛獣枠』も復活。もちろん悪役を食い殺す。悪人が間抜けな最期を遂げるのも、シリーズの定番。 ・いくら時代が変わっても、ボンドは悪女の命よりも、年代ものの酒の心配をする。 ・予告編で見せた大アクションのほとんどは、序盤中盤の、前振り的なものだった。今回の悪役、シルヴァは元イギリスのスパイ。個人的な恨みで、MI6、ボンドの上司、Mを狙う。昔のような大組織ではなく、個人とその手下で構成されているのが今風か。目的も個人的な恨みだし。 ・中盤でシルヴァはあっさりと捕獲。えぇ? てっきり日本の軍艦島、をモデルにした孤島がラストの立ち回りの舞台かと思っていただけに拍子抜け。 ・ここから物語は意外な展開に。通常はボンドが敵の本拠地に乗り込むのが常だが、今回はその逆。Mを連れてボンドが逃げ込んだ先は、自分の生家だった。そこで敵を迎え撃つ。 ・今回のボンドガールは二人。でも、それよりも、おばあちゃんであるMがボンドガールのようなもの。襲い来るシルヴァの部下を、殺人ホームアローン戦法と、ワルサーで迎え撃つ。 ・ボンドの自家用車としてアストンマーチンDB5が登場。それだけなら単なる旧来のファンへのサービス止まりだろうが……。こいつは、あの時のアストンマーチンだった。ギアレバー上部の赤いボタン、そして、バンパー下のマシンガン。『ゴールドフィンガーだけは見ておけ』という言葉の意味が分かった。 ・もう一つ、Qから支給される『無線』こと、通信機。これも『ゴールドフィンガー』で靴のかかとに仕込んでいたものと同モデル。 ・ラストで驚愕の展開が。Mの退場、新任M、そしてなんだか冴えないボンドガールがMの秘書、ミスマネーペニーに 。おなじみメンバーをリセット、再投入することでダニエルクレイグの新シリーズがようやく始まりそうな予感だけはする。期待してもいいんだな?
ただでさえ、秘密主義の作品の上に、情報をできるだけシャットダウンしようと心がけてきた。
日曜の朝イチ上映は八時より。タイヤとブレーキを新調したバイクで近所の映画館に駆けつける。
客層はちびっ子から、パチンコでエヴァを知った層まで、幅広い。劇場は八割の入り。
そして始まる本編。
開巻早々、有無を言わせぬ圧倒的な画力、画質、画角、そしてセリフ量で、エヴァ弐号機の宇宙戦闘が始まる。正しくはエヴァツーダッシュ! その名称、実にジャンボーグ感が強い!
そして……。ベッドに横たわるシンジ君。ロボットアニメ史上、もっともベッドが似合うパイロットである。
艦隊にせまり来る使徒軍団! というかこの頃になると使徒も化け物というより、ただの記号のようなものになっている。 どうやらあれから14年の歳月が経っていたらしい。ショック!
でもエヴァパイロットは『エヴァの呪縛』とやらで年取らない。 そして、どうも、自分が眠っている間に世界はとんでもないことになったと聞かされる。サードインパクトだ。それも、自分が原因であると。 だから、シンジ君はエヴァに乗っちゃダメ、乗るとロクなことにならん、乗ったら殺す、と爆弾入りの首輪のプレゼント。知ってる、それ、同じところに留まっていると爆発するんだ。それは『バトルロワイヤル』だ! そういやあの映画にはアスカ役の宮村優子が出ていたなあ。 永い眠りから覚めたら、自分が悪者になっていた、英雄だったのに、攻撃される側になっていた、というのはアニメ『新ゲッターロボ』で、平安時代から帰ってきた竜馬達の境遇に似ている。 シンジ君は思う『レイちゃんはどこに行ったんだ?』すると『はいはーい』と、戦艦の外壁をぶち破ってレイちゃんの乗った零号機? 登場。
レイちゃん、シンジ君をホームグラウンドのネルフ本部に連れて行きます。
すっかり荒れ果てた本部では、父ゲンドウと、冬月おじいさんが待っていた。 本部にはレイちゃんと、月からやって来たカヲル君がいた。
ほとんど監禁状態の生活の中、カヲル君と仲良くなるシンジ君。
カヲル君は本当に親切で、一緒にピアノを連弾したりします。 世界を、主要キャラをも消し飛ばしたサードインパクトの後の世界でも、ヤマハのピアノはきちんと演奏できるのです。ひょっとして、エヴァの装甲よりも頑丈なんじゃないのか、と思いました。
いよいよ十三号機で、世界を変えるときが来ました。地下に眠る、全身タイツの巨人、リリスに刺さっている二本の槍を抜けば、世界はよくなるのかもしれないのです。
エヴァ13号機は初号機に似てますが、二人乗りです。だから、いつ作った? 何とかツーダッシュを押さえ込み、ようやく、槍を抜くことに。とここにきて、カヲル君が待ったをかけます。 『あれ、これ違うぞ……』
いや今更そんなこと言われても、と槍を抜く十三号機。十三号機はこの時のために腕が四本あるのだ。永井豪の漫画『ガルラ』に出てくるロボット、ビッグダイタンみたいね。
アレー、おもてたんと違うよ! カヲル君も使徒だったの?
しかしながら、大惨事はカヲル君の自爆で事なきを得たのでした。 そして……赤い大地には、友人が死んだことで、すっかり内向的になったシンジ君と、彼に怒りを覚えつつも、共に行動をとらせるアスカちゃん、そしてその後ろを犬のように歩くレイちゃんがいましたとさ。やっぱり新キャラが増えたのなんの言っても、最後に残るのはこの三人か。このシーンは『猿の惑星』というか桜多吾作版『グレンダイザー』のように見えました。
そして次回予告、左右を繋ぎ合わせすっかりキカイダー、やっぱりジャンボーグ9みたいになったエヴァツーダッシュ+八号機が、量産型エヴァをと戦っている場面。 ◎エヴァは、なんだかこれで終わらない気がして恐ろしい。エヴァは延々と続くんじゃないかという期待と不安。これやっちゃうといくらでもバリエーション作れるんじゃないか、という恐怖。続編ではなく、毎回がリニューアル。再放送を毎回作り直す。 ◎同時上映の『巨神兵』破壊と再生の物語。エヴァはその逆。
◎全く見たことない新しい展開といえども、テレビ版を下敷きにしている場面が多く、正しく『新劇場版』だな、と思った。あっさりと世界が滅んだり、シンジ君がヘタレに戻ったり、と今回の不快な展開の方がエヴァらしく、ぽかぽかとなんだかいい感じだった前作の方が異質だったのでは? と思えるほど。 ◎怒涛の勢いで見せてくれた1時間46分。いつもの如く『よく分からんけど、すごいものみた』という気持ちで、俺は叫びながら帰ったのであった。 ◎なんだかんだ言って、好きだったんだなあ、エヴァ。長い間エヴァやってたけど、エヴァでよかったよ ◎で、今回初号機出てなかったよ! |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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