作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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ようやく、秋から取り組んでいたお仕事が終わった。今年はPCゲーム関連のお仕事に明け暮れ、数々の女子をその手にかけてしまった。何事も、深いのである。簡単には出来上がらないということを痛感するのです。しかし、次がないのが寂しい。営業かけてるんですが、世知辛いねえ。 しかし、ようやく終わったということで、念願の『007スカイフォール』を見にいく。
前回のエヴァンゲリオンも『くおぉ、早く見たい!』と思わせる映画だった。謎だらけの世界をいち早く見たいからだ。しかし、007とはエヴァよりも付き合いが長い。できることなら初日の朝一で見たいぐらいだったが、お仕事の関係で断念。なるべく情報をシャットダウンして、映画に望んだ。ただ、ネットから『ゴールドフィンガーだけは見ておけ』という声がちらほら。大丈夫、『ゴールドフィンガー』なら頭の中に入っている。 ということで、近所のシネコンに。さすがに50周年を迎える長寿シリーズだけあって、高齢の方も多い。平日だというのに、結構な入りだ。さすがは人気シリーズ。役者が変わっても、ボンドはボンドだ。 セルフ撮影であたふたするのを見かねた親切なおじさんに撮ってもらった。 映画は……おぉ、どこを切っても007、ボンドがボンド足りえる内容で大満足。 いくら時代が変わっても、世の中どんなに技術が進んでも、最前線の人間は走り、飛び血を流し、首を絞めないといけないのだ! それは007も一緒。初めはそのワイルドな雰囲気がとっつきにくかったダニエル・クレイグも様になってきたな、という感じ。前二作に比べ、冗談も言うよりになり、余裕が出てきた様子。新しさと古さが入り混じり、そしてまた新しい高みを目指している作品だと思った。怪獣映画で言うと『ガメラ2』か、違うか? ◎ そして、ネタバレ含む感想みたいなこと。 ・新しいスパイ物を目指しながらも、昔のベタな感じも取り込んでおり、そんな箇所がちらほらと見える。武器開発係の青年、Qに『今まであんたがやったことを、僕はパジャマ姿で、ボタン一つでこなせる』と言われるが同時に『拳銃の引き金を引く人間が必要だ』とも。机に座りながらでも世界をどうにかできるのではあるが、最後はマンパワーがものを言う。今回の作品を象徴するセリフだと思う。 ・いくら時代が変わってもボンドは走り、血を流し、悪党の首を絞める。昔と違うのは自分の現在地がリアルタイムで仲間に表示されていることだ。そこでサポートを受けて動くことができる。実働部隊とデスクワーク組がうまくコラボレーションしている現在のスパイ事情。 ・いくら時代が変わっても、ボンドは他人の乗り物を拝借するのが好きだ。バイク、ショベルカー、Mの公用車……。いくら時代が変わってもカーチェイスで被害をこうむるのは野菜や果物を売っている露天商だ。 ・いくら時代が変わっても、悪党の家屋敷、または怪しげな場所にはそれにふさわしい動物がいる。ピラニア、鮫、蟹のすむ巣穴、ワニがうようよいる池……。今回はマカオのカジノで買われているコモドドラゴン。ボンドも復活し、シリーズ中細々と存在した『猛獣枠』も復活。もちろん悪役を食い殺す。悪人が間抜けな最期を遂げるのも、シリーズの定番。 ・いくら時代が変わっても、ボンドは悪女の命よりも、年代ものの酒の心配をする。 ・予告編で見せた大アクションのほとんどは、序盤中盤の、前振り的なものだった。今回の悪役、シルヴァは元イギリスのスパイ。個人的な恨みで、MI6、ボンドの上司、Mを狙う。昔のような大組織ではなく、個人とその手下で構成されているのが今風か。目的も個人的な恨みだし。 ・中盤でシルヴァはあっさりと捕獲。えぇ? てっきり日本の軍艦島、をモデルにした孤島がラストの立ち回りの舞台かと思っていただけに拍子抜け。 ・ここから物語は意外な展開に。通常はボンドが敵の本拠地に乗り込むのが常だが、今回はその逆。Mを連れてボンドが逃げ込んだ先は、自分の生家だった。そこで敵を迎え撃つ。 ・今回のボンドガールは二人。でも、それよりも、おばあちゃんであるMがボンドガールのようなもの。襲い来るシルヴァの部下を、殺人ホームアローン戦法と、ワルサーで迎え撃つ。 ・ボンドの自家用車としてアストンマーチンDB5が登場。それだけなら単なる旧来のファンへのサービス止まりだろうが……。こいつは、あの時のアストンマーチンだった。ギアレバー上部の赤いボタン、そして、バンパー下のマシンガン。『ゴールドフィンガーだけは見ておけ』という言葉の意味が分かった。 ・もう一つ、Qから支給される『無線』こと、通信機。これも『ゴールドフィンガー』で靴のかかとに仕込んでいたものと同モデル。 ・ラストで驚愕の展開が。Mの退場、新任M、そしてなんだか冴えないボンドガールがMの秘書、ミスマネーペニーに 。おなじみメンバーをリセット、再投入することでダニエルクレイグの新シリーズがようやく始まりそうな予感だけはする。期待してもいいんだな? PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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