作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 最近『殺しが静かにやってくる』とか『情無用のジャンゴ』とか、マカロニウェスタンづいております。他には『吸血獣ヒルゴンの猛襲』とか『格闘技オリンピック・四角いジャングル』『姑獲鳥の夏』とか、節操がないですな。
ポカンとあいた平日の昼下がり。うとうとと『四角いジャングル』を見ていて、『このままでは自分はダメになってしまう』と漠然と思ってしまう。猪木対ウィリーに至るまでが長い。企画とか原稿を書かないと、しかし、どこからも誰からも頼まれていない。いや、何もない時は出来うる限り何かを見ていこうじゃないの、と自分に言い聞かす。
そこで、前から見たいと思っていた『アメリカンスナイパー』を見に行く。マカロニづいてる身にすれば、マカロニ出身のクリント・イーストウッド監督の最新作だから見ないわけにはいかないのだ。
米軍史上最高の射殺数を誇る伝説の狙撃手を描いた映画である。カウボーイが愛国心から特殊部隊ネイビーシールズに入隊。そしてイラクへ。そんな彼の戦場で疲弊する心と、帰還して善き夫、良き父として過ごしていく姿を描く。しかし、多くの兵士がそうだったように、彼も一般の生活になじめなくなる……。
実話を基にした映画なのだが、どことなく、作った人、つまりはイーストウッドの半生を形を変えてみているような、そんな気がした。
カウボーイだった主人公は兵隊になり、やがて中東の西部ことイラク戦争で英雄となっていく。イーストウッドもテレビのカウボーイ役で有名になった。そして異国イタリアの西部劇で大スターになったのだ
そんなことを考えながら見ていると、なんだかこれがイーストウッドの集大成で、遺作のように思えてきた。
劇中で『カントリー音楽』や『牧師』とかなんてことのない言葉にいちいち引っかかってしまう。いずれもかつてのイーストウッド映画に使われたモチーフだったりキャラクターだったりする。
狙撃手である主人公がスコープ越しに標的を見る様子は『夕陽のガンマン』の冒頭を思い起こさせる。
とどめにエンディングはモリコーネの楽曲が流れるのは、何ともマカロニ生まれのイーストウッドの最後にふさわしいじゃないですか。とか書くと本当に遺作のように思えてきた。いいえ、まだまだ元気です。
戦場には善も悪もない、撃つ奴にも撃たれる奴にも人生があり、家族がある。イーストウッドの映画はいつものようにズンと来て、さらりと終わる。
そういや、今年になってみなみ会館で見た映画は前回の『仮面ライダー3号』に続いて、これで二回目。今年はシネコン行ってないなあ。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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