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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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・介護の仕事は一般的サラリーマンの三倍の力を要する。しかしながら賃金は三分の一という過酷な世界(という個人的なイメージ)。誰が好き好んでこんな世界に足を踏み入れようか? でも、やってる。いつくるかも分からない書き物仕事のために、この世界に入ったのだ。でも、今はそれがない。困った。ネタは送り続けてるのに、返事がないのは辛い。返事ぐらいよこせ、○でも×でも、一言でもいいからさ。
 そんな介護仕事も三日連続ともなれば心身ともに辛くなってくる。自分がぶっ壊れないために……職場にソフビを持ち込んで、DVDプレイヤーを設置し、利用者よりもまず自分が落ち着いていられる環境を作るのだ。

 訪問のヘルパーさんが、居並ぶ怪獣ソフビを目にして『あれはなんですか?』と聞くので『あれはホラ、君で言うところのAKBみたいなもんや、真ん中の怪獣(タイラント)が大島優子やね』と答えると、納得した。いくら心身をリラックスさせるためといって職場でシャブ打っちゃまずいでしょ、とも言ったらさらに大きく頷いた。

 ということで、職場と家の往復生活、家にいる時間は数時間という状況。これじゃあ、いくらソフビやDVDでも心が癒されないよ、ということで、仕事明けの午前中に映画にいくことにした。

 
 迷い迷って『スーパーヒーロー大戦Z』。『アイアンマン3』は時間が合わなかったのと、関西では毎日サンテレビで『海賊戦隊ゴーカイジャー』の再放送をやっているから。それに、戦隊愛溢れる『非公認戦隊アキバレンジャー』もやってるしね、という言い訳。しかし、こんなもの見て仕事に支障をきたさないか? と、昨年の第1作目の残念な仕上がりが頭をよぎる。いや、でも……見るんだよ!

 宇宙が魔法の力で滅びようとしている、魔法使いのウィザードを倒せ!とギャバンがやってくる。これが大まかなあらすじ。フォームチェンジを繰り返す21世紀のヒーローのに、20世紀のヒーロは刀一本(と、レーザーZビーム)で勝てるのか? スポンサーの支給品ともいうべきアイテム数が勝利の鍵なのか?

 今回は宇宙刑事ギャバンを筆頭にメタルヒーローも参戦、更にややこしいことにならなにか?と思ったけど、主要人物を絞り込み、歴代ヒーローを要所要所に登場させるという『仕事人大集合』形式をとっているのでクライマックスで大運動会にはならなかったのが非常に見やすかった。お得感は今回の方が上。やはり食べ過ぎは胃にもたれるよ。

 いいもの見せてもらってすっきりしたところで、俺は再び職場に向かうのだった。

以下、やや内容に触れる箇所もあると思いますので。

◎ぶっちゃけるなら今回は『その後のゴーバスターズとギャバン』ですよ。現行ヒーローの仮面ライダーウィザードも、獣電戦隊キョウリュウジャーも出るにはでるけど、顔見世程度。現行ヒーローはテレビと夏の映画で忙しいんだよ! だから、今回はゴーバスターズとギャバンを見ていればいい、それと、全てのヒーローに愛を注ぎ込み、どこまでも後輩扱いな男、ゴーカイシルバーも。ゴーカイシルバーがいなければ、ヒーロー同志は延々と小競り合いを続けていたかもしれない。全くもって便利なキャラだぜ。

◎そして、ギャバン役石垣佑磨とゴーカイシルバー役池田純矢両氏の身体アクションも見所です。もう変身しなくてもいいのでは? と思うぐらいに体がよく動く。特に石垣氏は、80年代JACのアクションをマスターしているといっても過言ではない。

◎クライマックスも、ヒーローの数を絞っての戦闘となったために大運動会にはならず、きちんと整理されているものの、『お前、要らないんじゃね?』とおもえる人たちも数人いましたけど。宇宙鉄人とか、メタルヒーローキーとか。それだったら、アキバレンジャーも出してやれよ。

◎しかし、前作よりもすんなり見れました。個人的に好きなのは、出番の少ないウィザードが森で子ども達を助けるところ。いくらヒーロー同士が助け合っても、お互い超人だから、こちらには痛みや危機感が伝わりにくいものがあります。やはり一般人を助けてこそ、その超人性が際立つものです。それをウィザードがやってくれました。珍しくバイクアクション込みで。

◎そして、ラスト。今度は赤と青の人造人間もやって来るそうで……。今度こそ、カワサキのバイクに乗ってくれ、とおっさんは思うのです。


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 兵庫県尼崎のとあるアーケード街。そこに、マニア垂涎のスポットがあるという……。
某ラノベ(主人公が憂鬱だったり、消失したりするやつ)に出てくる商店街のモデルになったともいわれる、尼崎中央・三和・出屋敷商店街。その一角に毎回テーマを絞り催される酒場があった。『昭和プロレス酒場』『007酒場』『ブライアン・デ・パルマ酒場』『特撮ロボット酒場』……。要は、好きモノが集い、時にゲストを招いて飲み明かす、素敵な空間なのですな。元々シャッター商店街になりつつある市場の空き店舗を有効活用しようと、始まったのが発端とのこと。
 東京でいえばロフトプラスワンのようなものだ。

 以前より、お誘いを受けてはいたのですが、尼崎までは遠い、そして夜間外出は子持ちにとってはなかなか出来ない。
 
 しかし、今回このようなイベントが催されることに!

 怪獣市場! 関西を中心に活動する怪獣メーカーが集い、食べたり売ったり、飲んだりする企画! 自主制作映画上映会もあるよ、ゲストもくるよ!

 おぉ、これなら日中だし、『怪獣行こうぜ』と子どもも誘える! でも子ども達の興味はすっかり怪獣から遠のきつつあった!

 それでも行ってやる、と湾岸線に乗って会場近くへ。

 今回、あまりにも興奮気味だったので、会場の外観を撮影することをすっかり忘れていた。

 会場である市場の様子はこちらのブログで

 そして、会場前からずらりと並ぶ怪獣ガレキ! 空き店舗に作られた怪獣ショップ!

 周辺の食品店も露店を出して、イベントに便乗、否、援護射撃! その模擬店的雰囲気、これは大人の学園祭だ(子供も参加可能)。

 とりあえず、怪獣たちを撮りまくり、ショップで悩みに悩んで、怪獣まみれの素敵な空間に浸る。

 怪獣酒場の片隅に置かれた恐竜ヘッド。これは『恐竜怪鳥の伝説』のプレシオサウルスではないだろうか? オリジナルを造形した大橋史典の特徴でもある喉の袋と、皮膚の表現が見事に再現されている。

 そして、サンダとガイラのヘッド。こいつを見ながら一杯やるなんて、尋常な人間のやることではない。お姉ちゃんのいる飲み屋もいいが、怪獣のいる飲み屋はその何十倍も魅力的だ。

 そして、尼崎に甦る怪獣軍団。
        

 



 ショップではパチモンメンコを10枚、そしてかっこよすぎる『ゴジラ対メカゴジラ』『アイアンキング&シルバー仮面ジャイアント』のTシャツを購入。奥さんに『村では絶対着るな』と言われたが、それは、かっこよすぎるからだ。
  


残念な怪獣たち、そして残念なマジンガーとゲッターロボ。パチモンの中、唯一の公認様であるゴレンジャー。
    

 奈良に住み始めて一ヶ月あまり。たまにはこういう怪獣まみれなイベントに参加し、本来の自分を取り戻すことも大事だな、と思う、という言い訳。


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・平日は大阪で働いてますが、スケジュール詰め詰めで、家で落ち着けるのが火曜日の夜だけということに気づきました。ほとんど住み込み状態で介護とモノカキに取り組んでおります。

・今日は学校。『キャラクターとは何ぞや?』というお題目。さて、キャラクターというものをどう説明すればいいのか? 少なくともうちの学科では『物語の登場人物』という意味合いであります。

 難波で買ったアキバレンジャーを並べて授業を始める。決して無駄ではない。何かの役に立つ。少なくとも今回は入学間もない新一年生との会話のきっかけ作りにはなってくれた。そう、妄想力ですよ。モノツクリは妄想力なのです。重妄想!

 一人で喋ってもなんなので、軽く学生に『キャラクターって何?』と聞いてみる。

『……登場人物ですか?』

 終わった。ここで俺の今日やる内容はすべて終わってしまった。ボケろとは言いませんが、まさかの即答っぷり。やるなあ一年生。

 でで、では(焦る)……。と鉛筆の絵を描き、『これはキャラクターか?』と聞いてみる。鉛筆は鉛筆だ。このままではキャラとして成立しない。以前もこんな内容の講義をしたと思う。次に、手足、顔を描いてみる。

 なんとなくキャラになってきた。でも足りない。台詞を言わせる、『ペン・シルオ』という名前をつけてみる……。そこで『ペン・シルオの日常』という人気アニメがあると言う設定にする。『まだ見たことないけど、これ、どういう番組なのかなー』と学生に聞いてみる。

 すると、恋人、ライバル、友人、そしてそれぞれの設定、さらには声優まで、学生たちが教えてくれた! 白板には、雑然として入るが、人物相関図が出来上がっていた。
みんな声優に詳しいなあ。 

 そう、これですよ、これ、物語に登場し、相関図上に位置する人物、これをキャラクターという!

 なんだか、床のワックスがけをしているうちに防御方を覚えた『ベストキッド』のダニエルさんみたいだ。

 というわけで、あれよあれよといううちに口からでまかせが具現化したまれなケースなので、ここに記しておこうと思った。

 後は時間枠とスポンサーだけ。

 世界初の文房具アニメここに完成、というところで『ケシカス君』という存在を思い出し、戦慄するのでした。

今回はすっかり学生さんに教えられる形になりました。これからもこんな愉快な授業をやって規定と思います。
 
 終わり

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・奈良生活である。といっても平日はいつもどおり大阪で暮らしているから、変則的な単身赴任のような生活が始まって3週目。週末、ぼんやりと山を見ながらタバコをふかしていると、自分が何者であるのか忘れてしまいそうになる。

 山の暮らしは退屈で寂しかろうな、という建前のもと、引越ししてから楽しもうと思い、あれこれと買ってみた。


クライマックスになる土地が、今住んでいる場所に(無理やりにこじつけて)ソックリな『007スカイフォール』と、吹き替え初収録となる『ネバーセイネバーアゲイン』。いずれも『若者とハイテクに負けられるかよ!』とジェームズボンドがかつての姿を取り戻すお話。バイクアクションもある。

『エクスペンタブルズ2』は、映像特典見たさに買ってしまった。スタローンの大号令で集まったアクションスターたちの、いうなればアメリカン忠臣蔵的顔見世興行。スタローン、ブルース・ウィリス、シュワルツェネッガーと和歌山国際劇場専属俳優(和歌山にあった、アクション映画をよくやってくれた映画館)揃い踏みよりも、全てはチャック・ノリスのために。

『クレイジーモンキー笑拳』初ジャッキーチェンがこのソフトとは。笑って泣いて、おじいさんの仇をとる映画。全ては日本公開版のために。とはいえ、オープニングにモンキーパンチのアニメが入ってるなんて知ったのはつい最近のことである。『サンダーアーム』に『エイリアン2』『ポリスストーリー香港国際警察』に『コクーン』と、地方ではジャッキー映画というかアクション映画はきまってSF、ホラー映画との二本立てだった。これがあるということは『酔拳』『蛇拳』も出ているんだろう、と思ったら未発売だった。権利関係か?

『コマンドー』『フランケンウィニー』は、子供らへの贈り物として奈良の家に発送して貰った。山奥だ田舎だといっても、二日あまりで届いたから凄い。『フランケン』ジョニーデップと付き合いすぎて、本来のバートンらしさがすっかり抜けた最近のバートンが、ようやくバートンらしさを取り戻した映画。バートン言い過ぎ。

『コマンドー』は迷った。『別に復刻台本とかいらないし、吹き替え完声版で同じ仕様が出るんならDVDでもいいや』と思っていた。でも、封切りでコマンドーを見たものとしては『きちんとしたコマンドー』が必要なのでは? というよりも『箱にソフトやらオマケやらがぎっちりと詰まった、あの完全無比な形』が欲しいものとして、予算的に買うのならいまだ、と思って購入した次第。後年、ネットやらでその絶妙な吹き替えが評判になったおかげで今回の発売となったのだが、封切りで見たコマンドーものとしては『バタリアン』との二本立てセットも欲しいところ。心が中学生に戻っていく。

で、これら全部を新居で見れたかというと、それがさっぱり。子供らはCSでアニメ見まくってるし、一人でじっくりゆっくり見る時間がない。よって、部分部分、少しずつ見ることにした。
 中でも一番見たのが『笑拳』。日本オリジナル曲『crazy monky』が流れ、ジャッキーが秘術を繰り出すクライマックスはいつ見てもテンションが上がるのです。

 最後に。韓国輸入品ブルースリーボックスセット。


香港版DVDをマスターにしたものらしく画質はまあまあ。ほとんど怪鳥音だから、吹き替えがなくてもブルース・リーの映画はこれでいいかな、と思っていたんですが。『死亡遊戯』はあのバカかっこいいオープニングとジョンバリー作曲のテーマが入っておらず、代わりに、聞いたことない主題歌と見たこともない映像が入っていた。どういうこと? そしてラストは見事に宿敵を倒したリー(のそっくりさん)が警察に逮捕されるという、かつて見たバージョンとはまるで違うもの。未使用フィルムを使ったドキュメンタリーが2本も作られるなど『死亡遊戯』の謎は解けたかに見えたのだが、甘かった。調べれば、これは香港公開版とのこと。やっぱりあのかっこいいオープニングは見たいよなあ。

 そして、最後の最後。

まるで買う気のなかった輸入版『アマデウス』。オマケに劇中で使われた楽曲のCDが入っていたり、ブック仕様だったりと至れり尽くせりの内容だが、日本語字幕が入っていないと思われたのか、格安で売られていた。でも、パッケージにかかれていないだけで、きちんと字幕は出る。
 モーツアルトに嫉妬したサエユリ、殺したところでどうとなるものでもないのに。自分だって、うらやましいな、と思う人間はいっぱいいる。でも悲しいかな、サエユリの域にも達していないのが現状。そんなことはさておき、絢爛豪華な世界を高画質で見てみようと思う。これも欲を言えば三ツ矢雄二の馬鹿笑いがけたたましいTV吹き替え版があればよかったのだが。

 ということで今回は『いつ見るの? DVD、というかほとんどブルーレイ』のお話でした。いつ見よう……。

 

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 ちょいちょいツイッタ等々で書いてはおりましたが、昨日、移転届けも済ませ、ついに奈良県に移住することになりました。

 
なぜ奈良に? いや、自分でもよく分かりませんが。

 昨年から、山奥の静かな場所で暮らそうか、なんて冗談半分で現地を見学したりしていたのですが、手頃な物件が奈良山中にあったという次第。ほかにも理由がいっぱいありますが、割愛。これが人生最後の冒険になるや否や。
 とはいえ、大阪の家はそのままだし、自分はまだ大阪で仕事があるので、奈良に家族を残しての単身赴任みたいな形になると思いますが。

 人三猿七、街までは車で30分ほどですが、まあ、暮らすのに困ることはない。

 cs、BSも完備してはいますが、在阪U局が見れないのが辛い。

 今は準備のため、一週間程休みをもらって、子供らと過ごしています。
 住む人がいなくなった昔の木造平屋。雨戸は戸板で畳敷き、襖張りの部屋。
 山と川に囲まれ、文明からかけ離れ、昼は猿と、夜は鹿と目が合う村。過ごしていると 縁側でのんびり日向ぼっこしていると、自分が何者だったのか、忘れてしまいそうです。
 大自然の力を身につけ、更に邁進したいと思いますよ。

 これからもよろしくお願いします

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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