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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 いつもの週末。本来なら、いつものように寝屋川に行って怪獣談義に花を咲かせて怪獣くじに一喜一憂するはずだったのだが、奈良に住む長男から電話があった。
私には子供がいる。ラノベ作家と言われているが、子供がいる。それはあまり関係ないか。今年、エヴァンゲリオンに乗らないといけない年齢だ。俺も早く南極で巨人を見つけてこないと。



『バカヴォンが見たい! どうしても見たいんだよぉ!』とのこと。上映中の映画『天才ヴァカボン~蘇るフランダースの犬~』俺も見たいでもえらく急な話だ。調べると上映は金曜日までで、館数も減っている。もうこれまで、と思ったら学校行事で金曜日が半ドン、この奇跡の瞬間を逃したくない、とのこと。その執念は、かつての自分に被る。



 そこで奈良の山奥からのろのろと下の道を通って難波へ。最終日の一回上映に何とか間に合った。



 なんばパークスの映画館でアニメ映画、といえばご存知『ラブライブ!』が絶賛上映中なのだが、長男はそんなもの眼にもくれない。流行りものから背を向け、自分の好きなことにまい進するその姿はかつての自分にも重なる。



 そういや、ジャンプ黄金時代をスルーして『カムイ外伝』『子連れ狼』『無用ノ介』とか、時代劇漫画ばかり読んでたなあ、と思い出す。



 突如沸き起こったバカボンの復活宣言、それだけではない、なぜかフランダースの犬との異種格闘技戦。原作者も違えば制作会社も違う、どうするんだよ!





 でも『鷹の爪団』のFROGMANだから、まあ、何とかなるか、と思い見た。


 いつものFROGMANだった。世界征服を企む悪の組織が、バカボンのパパの本名を知るため策をめぐらし、刺客としてフランダースの犬、ネロとパトラッシュを地獄から呼び寄せる。狂っているが、これが本当のあらすじなのだ。



 FROGMANのいつもの小ネタに、まばらな客数の劇場で、みんな笑っていたのだ。
怪談作家の木原先生もなぜか出演、子供はコロコロコミックでお馴染みドクター木原の登場に少し驚いていたのだ。



 でも、天才バカボンなのだ。その辺は大丈夫なのか、と思ったのだが、ピュアであり過ぎるあまりにバカ、なテレビシリーズ初期をほうふつとさせるバカっぷりだったので一安心したのだ。


 確信犯手にバカをやらかす『元祖』以降はあまり好きにはなれないのだ。あくまでもバカなのはパパだけで、周りがそれに翻弄されるという展開。今回は世界規模なのだ。



 映画を見た帰り、日本橋の外れにあるサブカル古本屋で、長男はマリオ64のコミックを買っていた。あくまでも時流に逆らうその姿、ますます自分と被る。そしてワシはデビルマンのフィギュアを買ったのだ。


 奇しくも今回の映画に続く異種格闘技『サイボーグ009VSデビルマン』の発表がネットを騒がした日なのだ。



  そして明日は、父の日なのだ。

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 物書き業界の隅っこにいると、時々、思いがけない話が来るもので。ひょんなことで、大阪芸大文芸学科主催『ラノベ祭り!』にお呼ばれされることになりました。これは八薙玉造先生からのお誘い。



 内容は芸大卒の作家によるパネルディスカッションに出てくれ、ということでしたが『いいのか、俺で?』という思いが強く何度も確認しました。だって映像学科だし、そんなに著作も点数出してないし。それでもいいから来い、ということだったので、これはやるからにはしっかり(面白く)しないと、と思いました。いい話よりも、いかにウケをとるか? が命題です。『俺は、オチ要員だな……』


 真面目な話は他の作家さんに任せておけばよろしい、自分は他学科の強みで、面白おかしくやればいい、と勝手にそう決めました。
 しかし、自分の本が版元にほとんどないいとは。ようやく見つけた一社も『買いきり』が条件でした。売り切らないと、支払いの負担が大きくなる。
 そこで、学生時代どころか、かつての書店員時代の血が騒ぎだすのでした。



 会場はあべのハルカス24階の大阪芸大スカイキャンパス。去年『ゴジラ大特撮展』の会場だった場所です。






 広いスペースには学生の展示や、物販、ゲストの作品など……。
 

自分のコーナーだけ、およそラノベ作家とは思えない、ごった煮感。これでいい。



 軽く打ち合わせをしてからいよいよ開場。想像以上の客入り。
 とにかく本を売らねば、勝手に物販ブースに入り、事前に用意した宣伝セットを勝手に設置。周りからは『ずるい』と言われたけど、一冊しか売るものがないから、目立ってもいいだろう。



 そしてパネルディスカッション。そこそこ笑いをとって無事に終わると、今度はゲスト作家で順番に『創作相談』の受け持ち。しかし、だ、それよりも物販ブースにいる方が何となく気持ちが落ち着くし、コスプレ学生さんとも仲良くなれる(味方を作る)から、ほとんど入り浸っておりました。学生さんからは『バカ戦』のコスプレしたかったのに、時間がなくて……という嬉しいお話を頂く。実現していたら立ったまま気を失っていたと思う。次の機会にぜひ、ということは次の機会を作らないといけないのだ。チャンスはまだ、ある。



 それと、以前自分の本を買ってくださったお客さんとも数人、お話することができました。売れてたのか! お話しながらいろいろ思いだしたのですが、あの時は美少女ゲームのノベライズなのに『続荒野の用心棒』とか『死亡遊戯』とか、無茶なネタをぶち込んだものだ。



 盛況のうちにイベントは無事終了。本も何とか売り切ることができました。まあ、半ば押し売りに近い感じでしたが。



 
 お酒に弱いので、打ち上げでは早々に酔っ払い、美味しい御馳走は最後まで食べられなかったのが残念。



 
 しかしながら、個人的には色々と嬉しいことの多いイベントでした。お誘いいただいた八薙先生、文芸学科の皆様には本当に感謝いたします。

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・ 恒例、京都みなみ会館の『超大怪獣大特撮大全集』5月は『ガメラ対大魔獣ジャイガー』『キングコング対ゴジラ』という王道二本立て。
 今回もうろ覚えで記事を書かせてもらったので、答え合わせのつもりで劇場へ。モノがモノだけに、うちの三兄弟も一緒だ。
 普段あまり見られないような特撮怪獣映画で攻めまくった去年に比べ、今年のラインナップはスター怪獣ガメラとゴジラの二本立てが多く、マニア層からは『もういいよお』と言われそうだな、と思っていたのだが……。
  
 蓋を開ければ劇場ロビーは老若男女でごった返し、身動きが取れない状態! 
  
 自分たち以外にも子供連れの姿が見られるし、普段は怪獣映画を見なさそうな人たちも。そうか、正統派な組み合わせが、そういった客層を取り込んだのか? と思った。
 『ガメラ対大魔獣ジャイガー』は、昭和ガメラの集大成かも? と思える一本。デカい顔のジャイガーが、ジェット噴射で大阪にやって来る! 迎え撃つガメラ! 前作よりも予算アップし、大阪市街のミニチュアも広く、奥行きがあって正統派怪獣映画の雰囲気。 ジャイガーは四足怪獣なので、カメラ位置も低く、ミニチュアが広く見える仕掛け。
 
 
 今回ガメラは三戦二敗と、実は負け越してるんですが、その分はガメラを応援する少年少女と、子供たちの話をきちんと聞いてくれる大人たちがフォロー。怪獣と人間の連係プレーが小気味よい。ガメラは人間のために、人間はガメラのために。
 
 古代文明と遺跡の呪いに、万博という当時の科学技術の最先端の要素が混ざり合い、全身武器の塊のようなジャイガーが何もかもぶち壊し、ガメラを救うべく子供たちはその体内へ……というマクロからミクロな展開。
 もう何度も見たはずなのに劇場の大スクリーンで見ると、ダレることなく、手に汗握らせてくれる。
 終始眠そうな顔のジャイガーはオバチャン顔だと思ったけど、オッチャン顔でもある。つまり、疲れ切った中年の顔なのだ。古代ムー大陸生まれだからね。
  
 休憩時間には、もうすっかり恒例となった『わかる人にはわかる』飲食物の販売が。今回はキングコングが飲んでいた赤い汁。ついに怪獣の飲み物を売りに出した!
 
 『キングコング対ゴジラ』は、もう何も言うことない、怪獣映画の傑作。北と南からやってきた怪獣が日本を舞台に大バトル! 人間たちは恐怖におののきつつも、どこかのんびりした印象。子供からすればゴジラは恐怖でもあり、ヒーローとなりつつある。
 前作の野獣の殺し合いから一転、思い切りプロレス的なアクションは以降の怪獣対決路線の定番になってくる。
 チャンピオンまつりの短縮版の上映のため、ただでさえテンポのいい本編がさらにテンポ良くなってる。
 今回見て思ったのは……いまさらだけど、主人公高島忠夫のドラム捌きの上手さや、ファロ島での落雷が後半での伏線になっていて効果を上げている。そして、繰り返される野球ネタ。それらが絡まり合い、デカいゴリラを南の島から連れてきて、デカいトカゲと喧嘩させる、という大ボラをバカバカしくなりすぎずに構成している。ビフテキの大きさから、日本縦断怪獣対決というミクロからマクロな展開。
 
 そういや、二本とも有島一郎、大村崑というメガネの喜劇人が作品に深みを増し、怪獣は感電して強くなるのである。
 そして……赤い汁を飲んだうちの娘は、劇中でコングが赤い汁を飲むシーンあたりから、本当に眠ってしまった! 
 
   
 入場者先着プレゼントはパシフィック製薬のパシン錠の箱。グッズ、飲食物で映画を盛り上げていく、みなみ会館の上映会はロビーから祭りが始まっているのであるよ。
 そして、面白い映画を見るとグッズが欲しくなるのが自然の理。というわけでジャイガー二世と小型潜水艦セットを買ってしまった。ちなみに同行していた空埜先生は大ダコを買っていた。
 

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前回お知らせしました尼崎怪獣市場は無事終了。以前よりも盛況だったのではないか、と思いました。この調子で次があれば、と思います。
 
 それでは画像が多いので駆け足気味に。

 会場となるのはいつもの如く、尼崎三和市場大きな森、じゃない商店街の小さな横丁が二日間怪獣だらけになる!

    

怪獣玩具のお店、たんちゃんで物色しているとなぜかウルトラの母好きということにされる。以後この設定は二日間ついて回ることになる。まるで呪いのようだ。

細い通りにショップがずらり、東京の国分寺公房さんからはゴジラヘッドと死んでいるカマキラスの販売が。
  

もちろん、いつもお世話になっている寝屋川のキャストさんも出店&ガレキの制作体験を。

まずはあのアンドロイドM11ことロバートスコットフィールド氏と組んでの『世界珍ポ(スター)サミット』。なぜにロバート氏? いや、今回は絵面のみならず、4か国語に堪能なロバートさんのサポートで言語からも『珍』を見つけられるという利点が。しかし、ほとんど打ち合わせなしのほぼぶっつけ本番でした。
   
 ライブ会場はほぼ満員、みんなどうかしてるぜ、と思いました。しかし、お客さんが多いほど下手は打てない。かなり緊張しましたが、はじまれば、すいすい進んで、時間が足りないほど。

    

 新規の方が多いということもあってか、『珍ポとはなにか?』から始め、世界の珍な怪獣映画ポスターをスライドショー形式で見せていく趣向。やはり受けがいいのはイタリの何でもかんでもゴリラなポスター群だったと思います。そこそこ受けて何より。そして、キャストF氏より、ウルトラの母の差し入れが。マザー光線!

   

 あっという間に出番が終わり、再び会場をぶらぶら。とはいっても飲んで食べて、オモチャを物色するだけですが。

 続いては漫画家・西川伸司先生による怪獣お絵かき講座。こちらはさらに盛況。すらすらっと機龍を描かれておりました。デザインした人とはいえ、すごい!
  

 この日、会場には立派な編集マンになった専門学校の教え子や、たまたま尼崎在住で、たまたま情報を知ってやってきた大学の同級生が来ていました。おぉ、市場が結ぶ縁かな。

 

 休憩所でトマトカレーを食べ、そして、夜の部。『大特撮・宇宙船酒場』の司会をおおせ使たのはいいのですが、聖咲奇氏、原坂一郎氏、中村哲氏、山田誠二氏という錚々たる面々を前にアップアップ。しかしながら山田氏のフォローで、かなり時間は押したものの、無事終了。こちらがきちんとタイムキーパーできなかったたもので、すみません。



 伝説の名著『大特撮』、それに『宇宙船』はいかに生まれたか? を70年代の特撮ファン活動の歴史を絡めて聖、原坂氏を中心にトーク。貴重なお話や資料がバンバン飛び出し、こちらも一観客になって聞いてしまいました。

 歌のゲスト、そえんじ氏のライブを挟み、最後は聖氏秘蔵資料の全員プレゼントという大盤振る舞いで幕を閉じました。ポーランド版ゴジラ、欲しかったなー。

 小雨ふる中、初日は無事終了。一見さんに通りすがり、ネットで情報を知った人で、小さな市場には人があふれておりました。子供も多くて何より。

 その日の収穫はタカトクのメガロマンに、頂き物の死にかけギロン、エクスプラスの肌色バルゴンに、ウルトラの母とキングシーサーのパチもの。


そしてほんの少しお手伝いさせていただいた『押井守ぴあ』を頂く。
   
 
 何とかやり遂げた、とクタクタになって就寝。

 翌日は子供も連れて、完全にお客さんとして参加。
 子供らもお小遣いでおもちゃ買ったり、商店街で買い食いしたり、それなりに楽しんでおりました。そして市場内の展示をじっくりと。しかし、すごいものが飾ってるなあ。


      

 そしてシメに子供らとキャストさんで恒例のくじを。外れてもブロマイドが当たる楽しいくじであります。娘が、好きなモスラのフィギュアを引き当てたのには驚いた。

 そしてベビーゴジラに、購入した寝起きゴジラと色々。

  
空き店舗が埋まると、規模が縮小する不思議なイベントではあ りますが、この先も頑張ってほしいし、楽しみたいと思います。

 最後に。二日目には高校時代の後輩がひょっこり遊びに来ていたので驚いた。和歌山で頑張ってる彼が作ってきたのはレゴの快獣ブースカ。


そして、メカキングギドラの羽根にデザインした西川先生と、メインコンピューターになったロバート氏のサインを頂く。

 



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前回ちょっと書きましたが、5月3、4日に尼崎三和市場で行われる
『怪獣市場デラックス』



に出ることになりました。それもこれも怪獣が生んだ不思議な縁でございます。


 思えば……お客としてふらっと立ち寄ったものの、想像以上に賑わいに驚いた2年前。


     

そして去年、ガチガチでトーク参加した春、人前で珍ポ(スター)を露出した秋、イベントは回を重ねるごとにパワーアップしているような気がします。


 さて今回も5月3日12:30~『世界怪獣珍ポ(スター)サミット』と称し、ネットの海から拾い上げた原形をとどめていない珍妙な海外の日本怪獣映画ポスター(珍ポ)について、あのアンドロイドM11ことロバート・スコット・フィールドさんとお話する予定。なぜこの組み合わせ? 肩書が『ライトノベル作家』になってますが新作もボチボチなので『偽ライトノベル作家』『メカライトノベル作家』でもいいかな、と思うこの頃。


 さらにさらに19:00からの『リターン・オブ・『大特撮』&『宇宙船』酒場』の司会を務めることに。なぜ? そうそうたる面々を前に読者代表のような自分がどう立ちまわるのか、今から緊張してしまいます。

 さらに会場では以下のような催しも。








  思わず見落としそうな、大きな市場の小さな横丁が怪獣でぎっしり埋まります。豪華ゲストに、美味しいもの、そして怪獣。お時間のある方は是非。そして、会場で私を見かけたら、ぜひお声を。気のきいたことはできませんが、ご挨拶だけはしたいと思います。



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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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