作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ・恒例のみなみ会館超大怪獣大特撮大全集、今回はスピンオフ企画として『大特撮戦争映画祭NIGHT』として、円谷特撮が堪能できる戦争映画+αのプログラムでした。
今回は『太平洋奇跡の作戦キスカ』『ゼロ・ファイター大空戦』『日本海大海戦』それに『電送人間』の4本。しかし、昨日よりみなみ会館ではリメイク版公開に合わせ岡本喜八版『日本のいちばん長い日』を上映するとのこと。こりゃ大変だけど、全部見ると大変だな、と思っていた当日。頭の中の誰かが『ユー、まとめて見ちゃいなよ』と囁いたので、車に飛び乗り、京都へ。
そこから、馬場卓也の長い長い一日が始まったのでした。まあ、半日以上、映画館にいた、ってことですがね。
『日本のいちばん長い日』
8月15日、太平洋戦争終結を告げるポツダム宣言を受諾する日本政府、それに抗う陸軍、様々な人間ドラマを織り交ぜるオールスターキャスト大作映画。
一見地味、でも地味だ。だって時系列ごとに事件を追っていく、一種ドキュメントタッチな造り。とはいえ、世界の三船に若大将、それに怪獣映画でおなじみの面々が出ているから、それだけでも楽しい。改めて見たけど、淡々としているので、これという見せ場がない。しかし、である、俳優陣の欠陥ぶちぎれそうなハイテンション演技と、岡本監督の細かいカッティングによるアクション演出で、長丁場をだれずに見ることができる。
見終わったあと、ロビーで『肉弾』のパンフを発見し、購入。『日本の~』が、政治家たちの戦争であるのに対し『肉弾』は庶民から見た戦争。大作である『日本の~』への反動で岡本監督が作った、ほとんど自主製作映画。規模も予算もまるで違うが、この二本は表裏一体の存在、だと思う。二本ともナレーションは仲代達矢。 そして、夕食をとっていよいよ本番、大特撮戦争映画NIGHTへ。
主催の一人、キャスト社F氏から、今回なぜこの映画なのか、『ただ、ミニチュア特撮を楽しんでほしい』という言葉に、全てが表れていた、ように思う。
北方に浮かぶ孤島、キスカの日本軍救出作戦を描いた作品。モノクロ画面で霧の中進む、阿武隈以下駆逐艦の艦隊の姿は実にリアル。戦争映画といっても、メインは、アメリカ軍に囲まれた島からの日本軍救出であるので、派手なドンパチは少ない。それでも面白い。世界の三船、阿武隈に乗る。
南海の孤島のはぐれ者揃いのゼロ戦乗りとエリート隊長……雑な言い方をすれば空の『独立愚連隊』である。海の次は空、縦横無尽に飛び交うロッキード対ゼロ戦。エリート隊長加山雄三の正体がばれるあたりで睡魔が……。ラストは架空の巨大レーダー基地への侵攻作戦と、戦争アクションものとして楽しめるが、やや重い。
そして、なぜかここに変身人間。これもまた戦争の影が重くのしかかる一本である。戦時中に横領した金塊を巡って殺された男の復讐譚。いままで見た三本で、国を信じ、堅物となってしまった軍人役ばかり演じた中丸忠雄が、ここでもその実直さゆえに悲劇に見舞われる男――電送人間――を演じている。ここで中丸忠雄サーガは終了。任侠映画で名を馳せる鶴田浩二が特撮に出ているというだけでも異色。
フィルムの状態が恐ろしく良く、いつニュープリントしたのかが謎。
時代はぐっとのぼ手明治時代へ。二本の連合艦隊対ロシアバルチック艦隊との激闘を描く大作映画。『日本のいちばん長い日』から始まる8・15シリーズの三作目。世界の三船、三笠に乗る。ここでも登場、海の若大将、旅順の若大将、加山雄三に、ロシアで暗躍、仲代達矢。もちろん佐藤允も。しかし、ここで睡魔はピークに達し、所々でしか覚えていない。記事を書くために事前にDVDを見ていたので脳内で『あ、これ前に見た奴や』と勝手に判断。スイッチがオフになってしまった。ラストのナレーションがなぜか『東郷平パチ郎』と聞こえ、あれ? と思い目を開けると映画は終わっていた。それでも、三笠をはじめとする艦隊の大型ミニチュアと大胆な実景合成で、迫力ある映像が堪能できる。円谷英二の遺作でもある。
以上、ミニチュア特撮を駆使した戦争映画三本+変身人間。戦争映画というと、なんだか重苦しいイメージがあるのだが、『試合に負けてケンカに勝つ』内容のものが多く、娯楽作品としても抜群の面白さがあるものばかりだった。東宝の戦争映画は『怪獣の出ない怪獣映画』である。出演者も被ってるし。
日本が敗北を認める『日本のいちばん長い日』から、時代が遡り日本が勝利する『日本海大海戦』まで、ミフネで始まり、ミフネで終わる五本。ちなみに五本すべてに出ていたのは、ガス人間土屋嘉男。
オールナイトで、もう映画はこりごりだ、と思いつつも来週は北京原人とポーラーボーラ。そして来週はなんと、怪談せむし男! 誰も見たことがない幻の作品をいかに紹介するのか? PR ・私の表の仕事は夜勤である。
だから、一回の勤務が二日にまたぐことになるので、一日でもイレギュラー的に休みが入ると二日も空いてしまう。さてこの思いがけない休日をどう過ごすか? いっそ夜行バスに乗って東京にでも行ってみるか。しかし、行ったところで用事はないし。
結局は締切迫るお仕事をすることに。
やることあるなら『旅に出たい』なんて言うもんじゃないですね。
しかし、今日は近所のシネコンが1100円の日。ならばハシゴでもしてみようかと思い、仕事を片付け、あるいはそのまま置いておき、出掛けることにした。だって見たい映画が朝イチしかないんだよ。
まずは『ラブ&ピース』。園子温監督の新作は、なんでも怪獣映画らしい……そんな噂を聞いて早く見たいと思っていたが、情報が明らかになるにつれどうにも二の足を踏んでしまった。『だって、カメだから』物語に登場するのはカメの怪獣、いや、ただのデカいカメらしい……。こっちはほぼ毎月京都で空飛ぶカメを見てるしなあ……。しかし、新進気鋭の田口監督の手掛ける特撮パートを見たくないわけがない。一体どんな大特撮を見せてくれるのか……。
お話は、ロック歌手を夢見るいじめられっ子のサラリーマンがどんどん夢に近づくお話と、飼っていたカメがその夢を食らい、地下でどんどん大きくなる物語が並行する。
巨大になった亀『ピカドン』の登場はクライマックスのみだが、それでも新宿の街をのしのしと、飼い主だったロック歌手がいる会場まで向かう姿は圧巻である、ミニチュアと実景を巧みに使い分け、迫力ある画面を作り出している。
不慮の事故でカメが流れ着いた先にいたのは、地下に住む謎の老人と、捨てられた人語を話すオモチャ、ペットたちがどことなくトイストーリーを思わせる。ダメ人間が大出世する大ボラをさらにファンタジーに仕立てあげている。その顛末、老人の正体と目的にはには思わずグッとくるものがあった。グロもエロもなく、カメもオモチャたちもかわいく動き回る黒いファンタジー、子供らにもちょっと見てもらいたい、と思った。
カメのファンタジーということで、少年とカメの姿を描いたウルトラQ『育てよ!カメ』の用かと思ったが、テレパシーで飼い主の未来を予言するトカゲが出てくる『燃えろ栄光』に近いかな、と思ったり。近年作られたどのウルトラQよりもウルトラQっぽかった。でも、もう日本の映画で怪獣を出すとなると、こういう手段しかないのかな、と思った。
そして続いて『ターミネーター新起動(ジェニシス)』をみる。子供も大好きターミネーターシリーズ最新作は、今までのシリーズを、設定からも、物語からも『なかったこと』にしてしまった意欲作。とはいえ、リメイクでもなく、リブート。『リブート』って便利な言葉やな……。
中学生の頃熱中してみた一作目、CGと大金をバンバンつぎ込んで『スゲエ!』と言わしめた二作目、そしてこじんまりとしつつも嫌いになれない三作目。ごめん、四作目はちょっと……。
『ターミネーター』のキモは鬼ごっこだとおおっているので、ちょっと……。
しかし、シュワルツェネッガーが出演するといっても、年を取らないサイボーグ役なんてできるのか? というこちらの問いかけには、あっさりと新設定で返されてしまった。
前半は1、2作目をやり直した感じで進むが全部、予想を裏切る形となり、本題となる後半へ。タイムパラドックスものなので、あまり細かいことはこれからの鑑賞の妨げになるので言わないようにするけど、『思ってたんと違う!』の世界である。
1作目の冒頭部分を忠実に再現した前半は、思わずニヤニヤしてしまう、そうそう浮浪者はズボンを取られ、靴を盗んだら、こっそりとマジックテープで止めるんだ。他にも前作を知ってる人はニヤニヤといい感じに予想を裏切られてしまう。まるでこの映画のサラ・コナーは、事前にレンタル屋で前作を全部見て予習してきたのでは? と思えてしまうのだ。簡単にいえば、後半はその答え合わせと新たなミッション、ということになるのか。
しかし、リブートとはいえシリーズものの宿命というか、死にかけの老人にバンバン点滴を打って延命治療している感じにも見えた。タイムパラドックスがさらに複雑になり、見ながら『えっと、あれはどうなるんだっけ?』と首をひねるシーンも多々あり、こちらの老いを痛感してしまう。シリーズものは後出しじゃんけん、その典型的な例を見たような気がする。
なんだか文句ばかり言ってる気がしないでもないが、気のせいですよ。それにサラ・コナーが今までの女戦士然としたスタイルではなく、全体的にプヨンプヨンしているのが何となくよかったり。ギャップ萌えというやつか? これはこれで守ってみたくなるんですが、色々あってその必要はないという……。
以上、暇な大人のヒマな休日でした。これ書いたら仕事せな。 *内容にかかわる記述も出てくるかもしれません。
先週はゴジラ、ガメラの二本のヒーローを見て、今週はアメリカのヒーロー映画。
子供らにせがまれて『アベンジャーズ・エイジオブウルトロン』を見てきました。
昨日は、『仮面ライダーウィザード』の脚本も手がけられた脚本家きだつよし先生の講義にお邪魔して、物書きの何たるか、そしてヒーロー番組の大変さを聞いて、今日はアメリカンヒーロー。あまり関係はありませんが嬉しいと、つい関連付けたくなりますね。
待ちに待ってた続編がいよいよ見れる、しかも今回は子供らの方が見たがっているのがなんだか嬉しくなりました。
今回は『アベンジャーズ』の続編でもありますが、冒頭は『キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャー』の続編のごとき大バトル! 仮面ライダーの映画で、ライダーがキカイダーと一緒にショッカーではなく、ダーク基地を攻めに行くといえばわかりやすいでしょうか、余計わかりにくいですね。
今回の敵は人工知能ウルトロン、またまた前作と同じくぞろぞろとやって来る敵をやっつけるだけかと思いましたが、そうでもない。
力推しで軍勢を送り込む前作と違い、ウルトロンは、アベンジャーズの内側から崩しにかかり、さらには大胆な作戦をとります。
超人、奇人変人ぞろいのアベンジャーズがその作戦に引っ掛かる中、異様に弓が上手い奇人だけど、目立たない存在のホークアイだけが術に落ちない。色々あって地に足のついたホークアイならでは。今回、彼がキーマンになってます。
いい加減、アイアンマンことトニースタークが変なもの拾う(というか、手にする)とろくな目に遭わない、ということをみんな覚えた方がいいです。
とはいえ、日本のアニメ、特撮ものを彷彿とし、それを何倍にもカッコよくしたようなハルクバスターの登場プロセスや、クライマックスの合体光線をはじめ、バッキバキにかっこいいアクションが連続するので飽きることがないです。
『前と一緒だろ』なんて言ってごめんなさい。
ぽつりぽつり、と次回作の布石になりそうな新ヒーローたちの集合も嫌味なくさらり、と処理、しかし、新ヒーロー、ビジョンは丸刈り頭にマントがどう見てもアンパンマンなので、とても気になってしまった。ヒーローの数は多いけど、一人一人上手く見せ場を作ってます。
ヒーローたちはただ戦うだけでなく一般市民の救出にも全力を尽くすのがいいですな。公開二日目だし、おもろいものはオモロイ、としか言いようがないので、今回は短めにここまで
先週のみなみ会館二本立てに感化されたようで、娘がガメラとギロンの絵を描いてました。お手本もなく、よくかけました
・さて、バカヴォンで笑い、マッドマックスで狂いに狂って再び週末。今月もやってきた京都みなみ会館超大怪獣大特撮大全集。
今月は『ガメラ対大悪獣ギロン』『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』の、凶器怪獣大流血戦、な2本立て。頭が、いや体の半分が包丁のギロンと、お腹にノコギリ、両手に鎌を持ったガイガンという凶悪怪獣が正義のガメラとゴジラに襲い掛かる!
今流行りの刀剣男子に先駆けた怪獣たち、そしてギロンは元祖ナイフヘッド。
もう何度も見た映画だけど、スクリーンで見ると、新たな発見があったりなかったり。今回も子供たちを連れて、昭和の怪獣を楽しんでもらいました。
その道中、しょうもないネズミ取りにかかったのは、マッドマックスを見たからだということにしておきます、しかし、しょぼい制限速度オーバーだった。 劇場は先月に続き、大入り満員。ど直球なマニアから、ビギナー、子供連れの姿も。怪獣映画はもっと多くの人に見てもらってナンボです。
ロビーでは恒例、劇中を再現した食べ物の販売、今回は『ギロン』で第十惑星人が作ったドーナッツとカルピスっぽい白いジュースだ。
さらに家から持ってきた私物を並べてみるよ。迷惑な奴だ。
『ガメラ対大悪獣ギロン』は、謎の第十惑星に連れてこられた少年コンビの冒険と、ガメラと用心棒怪獣ギロンの対決を描く。
舞台が限定されているため、予算が……な感じもするが、そこはそれ、ギロンの魅力でアッピールしますよ。鈍重そうに見えて結構俊敏。ピョーンと飛んで、宇宙ギャオスを真っ二つ。ガメラが来るや、その硬い甲羅を叩き割らん勢いで何度も包丁をぶちかます。
更には従事手裏剣でガメラの動きを封じ込める。やられるたびにガメラは海へどぶん。そうでもないとラウンドを分けられないのが、舞台を制限してしまった弱みか。
化学が進んでいるくせに怪獣に星を占拠されるわ、円盤は一機しかないわ、二人しか生き残りがいないなら、もっと賢く逃げる手は考えられなかったのか? 進んでいるのか退化しているのかわからない第十惑星人のお姉さんがた。子供を捕えてバリカンで丸刈りにするシーンはちょっと怖かった。
多才なギロンに対抗して、ガメラもゴーゴー踊ったり、鉄棒したり、高角度バックドロップかましたりの大サービス。ついでに器用に溶接します。
宇宙に憧れていた少年たちが冒険を経て、もっと自分たちの星をよくしないと、と改めて自分たちの足元を見つめ直すラストも教訓くささがなくていい。戦争と交通事故がない世の中にしたいものですね、その数時間前、私はスピード違反で捕まりましたけどね。
『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』も、新怪獣ガイガンの魅力を存分に楽しめばいい……ということでもない、改めて見ると、ライブフィルム多用なのはいいとしても、ガイガンとキングギドラの場当たり的な攻撃がやたら目につく。お前ら仲良くないだろ? 最後はそこを突かれて仲間割れを仕掛けられるからね。対するゴジラはスーツの劣化も相まって、ボロボロの体で相棒アンギラスとこれを迎え撃つ。
ガイガン以上に、ゴジラタワーに苦戦するゴジラに、健気にサポートに回るアンギラス。
それ以上に人間ドラマが面白い。売れない漫画家とその仲間がキナ臭い組織の影に侵略者の影を見る……。そのきっかけとなるのが、田舎町の法事というのがすごい。さすが炬燵から大宇宙の危機まで、話をひょい、とスケールアップさせる関沢新一の脚本である。ユニークな鏡の使い方の本編、ひたすら火薬と大爆発でガイガンの魅力を描く特撮。予算が……な中で、『ここだけは譲れない』それぞれの思いがぶつかり、スパークしたように見えた。
ガメラはしょっちゅう流血するが、ゴジラも今回で初流血。 そして、今回も大怪獣新聞に記事を書きました。円盤と少年、といえば、甲府UFO事件ですが、あまり関係なかったかも。おなじみの怪獣くじで、娘は獣人雪男をゲット。毎度毎度恐るべきくじ運である。それと、ロビーの映画書籍コーナーで購入したのは『笑拳』フィルムコミック。
翌日、娘はくじで取った雪男を並べたりして遊んでいた。彼女にとってはギロンより、ガイガンよりも雪男が一番気になったのかもしれないゴホ。
オブジェの骨は『雪男のお母さん』だそうだ。悲しき父子家庭。
貧乏暇なし、と申しますか。なかなか映画に行く時間ができない。先週末は子供と一緒に大阪府立大型児童館ビッグバンとか、アメ村に出かけてたからなあ。
そして、ついさっき、次の仕事に行く間に、ポンと時間ができたので、行ってきた。
『マッドマックス・怒りのデス・ロード』!
新作が作られるよーとアナウンスされてから、何年待っただろうか、主役はメルギブソンじゃなくなったけど、これはれっきとした、由緒正しいマッドマックスである。
始まって五分もたたないうちにバイクと改造車軍団が『ヒャッハー!』である。
それから二時間、筋書らしいものはほとんどない。強いていえば『行って戻る』だけである。
それがなぜ、こんなに面白いのか?
主人公マックスは超人的な能力を持ってるわけでもない。ただいつも、事件に巻き込まれて、やむなく手を貸すことになる。今回もそう。女とガソリンが入った巨大タンクローリーを転がす、そしてそれを追う悪党。
悪党の造形がいちいちいかれているのだ。それもいつものことだ。全身白塗りで呼吸器をつけたイモータンジョー率いるウォーボーイズはこれまた白塗りで、ジョーに絶対の忠誠を誓っている。坊主頭で大声を出す姿はまるで中学生の野球部のようだ。
白い野球部が狂ったデザインのマシンを駆り、マックスを追う。お話は本当にそれだけ!
変身忍者嵐の魔神斉を白くしたようなジョーは、狂った美学の持ち主。というか、こいつも中学生感覚だ。いちいちマシンにドクロをつける! その中に一台、太鼓をどこどこ鳴らし、エレキをかき鳴らす車輛がある。戦いには音楽が必要なのだ。
そんな連中が砂煙上げて走ってくるだけでも楽しい。このまま四時間ぐらい見ていても飽きない、はず。
前作からの続編のような形なので、物語は核戦争後の地球、というかオーストラリア。フリークスがうようよである。奇形とガソリンと太鼓、これだけで二時間、そして飽きない!
監督のジョージミラーは『ベイブ』とか『ハッピーフィート』とか、家族向け作品ばかり取ってどうしたんだ?と思っていたけど、ここで完全にいつものジョージに戻ってる。その間のうっ憤を晴らすような爆発力。御年70歳というが、この70の中学生こそ、一番狂っていたかもしれない。
と、今回は興奮気味に、勢いで書いてみました。
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カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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