作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 旅行もウルトラ大全集も終わってしまい、夏が終わったなあと思う今日この頃。ついでに言えば『けものフレンズ』の再放送も終わってしまった。
そういや、今年の夏は派手な映画がどかどか公開されたのに、一本も見てなかったよ。結局『パワーレンジャー』も見逃してしまった。このままじゃいけない気がした。というか、久々に派手でバカバカしたハリウッド映画を見ておきたい。という事で上映終了が近いものから順に見ようと思い『トランスフォーマー・最後の騎士王』へ。
あのアニメをどうやって実写映画にするんだ? という疑問を軽く超えて『おお、すげえ!』と思った第一作から数えてもう5作目。毎回毎回地球の危機と明らかにされるトランスフォーマーの秘密と大爆発で、もうどれがどの話だったか覚えていない。その上に新作を見るから、さらにややこしくなってしまう。巨大ロボット実写映画を見れるだけでもありがたいと思うんですがね。 今回は歴史の陰にTFあり、という事でアーサー王伝説を絡めた内容に、毎度おなじみ地球の危機とTFと共闘、あるいは反目する人類の姿を描く二時間半オーバーの大作。いきなりアーサー王の物語から始まり、前作の続きで、お尋ね者になった主人公に、人間に隠れて暮らすオートボットたち、そして地球を滅ぼしかねないキーアイテムの登場、サイバトロン星の激突、オプティマスプライムの闇落ちとか、しゃぶしゃぶにすき焼きぶっこんで『同じ鍋料理だろ!』と開き直るかごとき盛り込みっぷり。
3分に一回爆発が起きるので、見ていくそばから忘れてしまうという恐ろしい映画。そういや久々にオプティマスとメガトロンが戦ってたなあ。
もうトランスフォーマーが出ていれば何やってもいい、みたいな感じで冒頭のアーサー王とかクライマックスとか、ベイ監督は合戦、戦争映画やりたかったんじゃないの?と思ってしまう。 日本のヒーローものを見ているものからすれば、闇落ちしてからのオプティマスの再登場が長いのと、正気に戻るまでが短かったな、とかメガトロンが人間を脅して解放させた凶悪なディセプティコンたちの扱いが雑だった、この映画にはそういうこと言うのも野暮なんですね。 前作から引き続き登場のダイノボットや、腕のあるメカキングギドラとか、怪獣ロボが出ると嬉しくなります。というか、そこしか覚えてないかも。 この映画最大のよかったところはあれだけCGバカバカやって、火薬ドッカンドッカンやって2時間半越えだからさぞかしエンドクレジットが長いんだろうな、と思ったら、あっさり終わったところ。空気の読める男だ、ベイ監督。 という事で、次回はDCとマーベルのヒーロー映画を見たいな、と思うのでした。 PR しかも今回でウルトラ大全集はいったん終了。ラストにふさわしく、両日ともにゲスト登場。今回は『ウルトラマンネクサス』より主演の川久保拓司さん、そして加藤厚成さんという豪華な顔ぶれ。 まずは初日の川久保拓司さん。本編では恋人が死んだり、副隊長にどつかれたり、変身できなかったりと、かわいそうな立場の孤門隊員でしたが、お会いすると10年近い年月を感じさせない好青年でした。 今回はさらに3月のコスモスに続き、プロデューサーの渋谷氏、ダブル司会として東京より円山氏に、ラインナップ制作の志田氏も来られ、皆様のサポートもあり、何とかやり切れました。川久保氏の溢れるネクサ愛、それに反応する、会場を埋め尽くすネクサス世代のファン(ひょっとしたら過去最高?)たち。最終回のセリフ『あきらめるな!』でトーク終了、サイン会へ。ここでも川久保氏は両手でがっちりファンの手を握手。『ウルトラマンネクサス』は大河ドラマ的な流れとホラー要素が入った演出で異色作と言われてますが、異色作ゆえにファンも多く、その絆は固いのだと、実感しました。しかし『ペドレオン』って単語がよく飛び交うイベントでした。 翌日、ウルトラ大全集のトリを務めるのは加藤厚成さん。『ウルトラマンネクサス』の防衛チーム、ナイトレイダー内でも最も目立たない隊員でしたが、その正体は全ての悪の根源、ダークザギだったという意表を突く展開で、忘れように忘れられない存在。 今回も円山氏に渋谷氏が入ってのトークになりました。が、打ち合わせの最中から『来るって』という声がちらほら。え、誰が来るの? 劇中で松永管理官を演じた堀内正美さんが神戸から来る? そんなバカな……来た、松永管理官だ! という事で、トーク本番では加藤さんのムチャぶりでサプライズ登場。これは本当に当日急きょ決まったことなので、お客様も大喜び。加藤氏の『復活の時だぁ!』から始まったトークも無事終了。 凶悪なザギとは正反対な加藤様の紳士的なサイン会に昨日に続いてファンも大満足。しかも、その後の上映会では堀内氏を含めた3人も一緒に鑑賞。最終回は加藤氏のセリフのたびに拍手が巻き起こる『ダークザギ応援上映会』になったとか。 上映終了後、ゲストの皆様は控室へ、お疲れさまでした。と、そこで加藤氏の『今みんな帰ってるの? じゃあ……』という発案で急きょハイタッチお見送り会をすることに。最後までファンサービス旺盛な加藤氏に、ファンは驚かされっぱなしだったのではないでしょうか。途中からでしたが、一人一人に『ネクサス!』とハイタッチ。そしてゲスト3人は遅れてやってきた脚本家長谷川圭一氏と共にみなみ会館を後にするのでした。ウルトラの奇跡、絆の力が最後の最後に巻き起こったネクサス祭り! 両日販売されていた『ULTRAMAN』のザ・ワンの精巧な塗装済みキット。でけえ! 思えば、プレイベントであるウルトラマンA上映会から一年。慣れない司会ぶりにもたつきつつ、一向に向上しないまま終わってしまいました。正直、会話が飛んだりする事もありましたし、ファンが聞きたい事を聞けなかったりすることもあったかと思います。それでも何とかやり通すことができたのは主催のキャスト社の皆様と、こんな拙い司会を我慢して聞いてくださったお客様、そしてウルトラの星のゲストの皆様のおかげだと思っています。この場を借りて感謝したいと思います、ありがとうございました。それにしてもうちの軽自動車にはいろんなゲストの人が乗ったものだ。
なんだかぽかんと胸に穴が開いたような感じ。でもまだウルトラの絆は途絶えない。不定期的でもこのようなイベントは続くかもしれませんし、再開すればいいなあ、と思っています。そして10月には早速快獣ブースカのイベントが……。その時、またアウアウな司会をしているのかどうか。その時は優しく見守ってください。 と、ここで終われない。ウルトラ大全集と共に行われているこれまた恒例の超SDX。今月は『鋼鉄の巨人』『続鋼鉄の巨人』という、新東宝が生んだ日本初の宇宙ヒーロー、スーパージャイアンツが上映。 あの全身タイツでモッコリな宇津井健の映画です。こんな変化球が飛んでくるのも超SDXならでは。デビュー間もない石井輝男監督のアクション演出に、後に大量のヒーロー楽曲を作りあげる渡辺宙明氏が初めて手掛けるヒーロー音楽と、見どころ、聞きどころも多い作品。それはいいとして、これがラインナップに入った時から『やる?』という宇宙(寝屋川方面)からの声を聞いた。『やるの、本当に?』『やるんだったら、やるよ?』という宇宙(寝屋川方面)からのメッセージ。作家としても大成せず、私生活がうまくいっていない自分にはいつしか羞恥心というものがごっそり抜け落ちていた。心は昔死んだ、微笑みには会ったこともない、昨日なんか知らない。『やるスよ』という返事しかない。それでお客様が和んでくれればいい、それだけでいいのさ、俺は、俺は……。 時間は少し戻って、『ネクサス』イベント初日。川久保さんのアテントの最中にポン、と渡された段ボール箱。箱には自分の名前が入っている。『そうか、これは一年間の司会を労ってくれたプレゼントか何かかな』と、とぼけたことを考えていた。箱を開けて、すべてを思い出していた。そうだ、ネクサスのことで頭がいっぱいだったけど、これを忘れていた! やるべし! しかし、まだ未完成で、今回は見送ろうという事になった。だったら、明日の上映にでも間に合わせましょう。できる限りで、ダメもとで。そんなことを言いながら、川久保さんトークショーが大盛り上がりで終了。そして上映会の最中、怒涛のようなネクサスのクライマックス、光と闇の戦いにお客様がハラハラ、ウルウルしているその外で、俺も戦っていた『やるべきか、やらざるべきか……』。その瞬間、脳裏によみがえる『あきらめるな!』の言葉。
そうだ、あきらめちゃいけないんだ! やっつけ仕事でもやれることはやってみよう! とりあえず、スーツを着て、ベルトを締める。この日のために、イズミヤでサポーターがわりの白いビキニを買ったんだ! ハサミ、テープを借りて、スタッフさんの協力もあって、ついに……。 完成、鋼鉄の巨人! この巨人はまず心が鋼鉄なのです。でないとこんな恰好できません。さすがに最初は気恥ずかしさもありましたが、そんなものはどこかへ飛んでいきました。『パンツ丸見えですやん』と言われても大丈夫、スーツ着てますから。突貫作業でしたが、見てみると『わりといけるやん』な気分になってしまいました。 持たなくてもいい妙な自信を持ち、誰も待っていなかったジャイアンツおじさんの舞台挨拶へ。『あきらめるな!』。さらにそのまま映画鑑賞。
連続活劇の体裁をとる『鋼鉄の巨人』正続編は、今見るとおかしな言動や宇津井健のモッコリなど、本筋とは関係ない笑いどころがたくさんありましたが、真摯にヒーローものを作ろうと試行錯誤していている感じがひしひしと伝わる。大胆な合成や、ワイヤーや細かいカッティングで見せるアクションなど、見どころも多い。日本初の宇宙ヒーローであると同時に、日本初の『悪の秘密基地』が登場した映画ではないだろうか。広大な敵の基地セットはどことなく後の007シリーズを思わせる。それに賛美歌に乗って去っていくヒーローなんてかっこいいじゃないですか、スタイルはともかく。
やるだけやったら、あとはいいという精神ではいけない、きちんと休憩中も上映終了後もあの姿でお客様と接することができました。
そして翌日。一回着て満足というわけにはいかない。二日目からのお客様もいるのだ。しかし、ネクサスゲストがたくさんいる中で、どこで変身すればいいんだ? とりあえず大盛り上がりのダークザギ応援上映のさなかにさっと着替え、上から洋服を着る。そしてそのまま上映終了後のゲストアテントへ。だから最後の加藤氏ハイタッチお見送り会の時にはすでにあの姿だったのです。そしてネクサス上映終了後、ゲストの皆様にご挨拶に伺った際も、そこでいろいろお話を聞いているときも洋服の下はぴっちり白タイツ。だから、なぜこの男は急に着替えているのか、なぜ突然眉が太くなったのか、そのフードっぽいものについたアンテナは何だ? と訝しがられたかもしれません。ゲストも大事、お客様も大事なのです。
二日目はアンテナを改良しました。数時間前に黒い超人ダークザギがお見送りした後、今度は白タイツの変人がお見送りです。ちなみにこの姿はスーパージャイアンツではありません。権利の関係もあるので、スーページャイアンツとでも名乗っておきましょうか。鋼鉄の変人です。 もしまた、地球に危機が訪れ、みんなの祈りが届いた時、ジャイアンツのおじさんは星の世界からやってくるかもしれません。そんな世の中になってほしくないですね。
・たまには夏休みらしいことをしよう、とは言っても学生でもないので長期休暇なんてものはない。しかし、この不定休な介護職をしていると平日にポン、と時間が空くことも少なくはない。専業作家ならばもっとスケジュールをやりくりできたんだろうが、その域にはいまだ至っていないのが悲しい所。
あのゴジラ展が名古屋に来る、という話を聞いてから、なんとか時間と予算を調節し、先日、ようやく行くことができました。久々に子供を連れて一泊旅行も悪くない。いや、旅は大勢の方が楽しいはず。
針インターから名阪国道に乗っていざ名古屋へ。三重県に入ったところで渋滞に巻き込まれつつもなんとか愛知県に差し掛かった時、まるで『ターミネーター』のラストカットのように、晴天の空が徐々に曇ってきて、行く手には暗雲が立ち込めている。極端な話、県境できれいに分けたように、天気がまるで違う。三重県は晴天だけど、愛知は夕暮れの曇天。青い空と赤い夕焼けがさす曇り空が入り混じった不思議な風景。にわか雨でもあったのか、雲の間に虹まで見える。すると、行く手がピカリ、と光った。雷は徐々にその回数を増し、虹の下から雷が落ちる、何とも言えない空になった。愛知に入った頃にはすっかり雨で、雷が落ちずに雲の間を横走りに光るという珍しい現象も。虹と雷という普通なら相容れないものが同時に見れて子供も、自分もなんだかテンションが上がる。ただでさえ旅行で気分が高揚しているのに、これは幸先いいぞ、いや本当にいいのか? と名古屋に入った頃にはすっかり雨は上がっていた。あとで知ったことだが、この時は落雷で火事が起きるほどの激しいもので、全国ニュースにもなっていた。
まずは長男のリクエストで大須にあるまんだらけに向かい、それから夕食を、と思ったのだが、19時を回った大須の商店街は軒並み店じまい。仕方ないので宿舎でチェックインした後、テレビ等に地下で遅めの夕食。ライトアップされたテレビ塔、それにそのそばにある水の宇宙船も光り輝き、なんとも派手である。宿舎は旅館やホテルではなく、官庁街にある『愛知県総合女性センターウィルあいち』の宿泊施設を予約。これがかなりお安いのも今回の旅行を決心した理由。
そしていよいよ、名古屋博物館へ。
今回の旅のメイン『ゴジラ展』である。ゴジラというキャラクターを使って、ものづくりというものを楽しく解説。 入口には精巧な街のミニチュア、そして会場内には劇中で使用されたプロップや資料、デザイン画などがずらりと展示。中でも会場後半に並んだ本物怪獣スーツの展示に胸躍る。モゲラ、キングギドラ、ガイガン、ゴジラに天井を見上げるとデストロイアとモスラ! もうこのまま一日中居続けたい、でも子供らがさっさと展示を見て外で待っている。もうちょっといさせてくれ! 午前中ゴジラ展で遊んでから再び大須へ。古くからの門前町としてにぎわった街である。古くから栄えた町ではあるけど、京都っぽくもないし、なんばや日本橋のような雰囲気もそうでもない、やはり、名古屋は名古屋。大須名物のブラジリアン鳥の丸焼きを食べて、ブラブラ散策。古本屋よって、ゲーセン行って、やることはあまり大阪と変わってない。
最後に名古屋駅の巨大ワンダーウーマンを拝んで帰路に着く。帰りは渋滞もなく、かなりスムーズだった。子供らも大きくなってきたので、今回みたいな旅行はこれで最後かもしれない。ぎりぎりまで予算切り詰めたけど、楽しい旅だった。しまった、自分のお土産買ってない! 毎回、古今の怪奇映画を上映するこのイベント、今回は『学校の怪談』『東海道四谷怪談』『魔界転生』の3本+α。個人的にはフェイバリット時代劇『魔界転生』が入ってるのが嬉しい限り。いつものうろ覚え新聞も魔界転生率を多めに書いてしまった。
ゲストには『学校の怪談』の平山秀幸監督。怪奇、ホラーの監督というよりも『エベレスト』『愛を乞う人』等々、一般映画の方で知られる大ベテラン監督である。そんな監督にトークの司会が務まるか? いつものように緊張していたが、実際にお会いすると平山監督は実に気さくで、打ち合わせも実にスムーズ。いや打ち合わせというか『東海道四谷怪談』がいかに怖いか、で盛り上がる。監督『こんなのあるんだ!』とうろ覚え新聞を手に取られましたが、すみません。ほんとしょうもない事ばかりかいてすみません。
トークでは色々と楽しいお話、撮影秘話を聞けた……はず。司会はいつものようにアップアップだったのです。何とかトークも終わり、サイン会へ。公開当時少年少女だったファンが目を輝かせながら列に並んでいる。あの時、平成ゴジラ、モスラシリーズに並んで『学校の怪談』は子供たちにとってちょっとしたイベントだったんだな。
そして監督と一緒に『学校の怪談』上映。エンドタイトルで巻き起こる大拍手。そして全員参加の記念撮影。この時、一つ目小僧の恰好をしていたのですが、他に誰もホラーな仮装をしていなかったので、こっそりと。今回も失敗した。
休憩をはさんで今回のオマケ『白獅子仮面』上映。去年に続きまたかよ! そうだよ!京都が作ったあの不思議な変身ヒーローをまたやるんだよ! 平山監督をホテルに送り届け、戻ってみると、白獅子仮面が半裸の一つ目小僧軍団と戦っていた。チャンバラには慣れた京都のスタッフも変身ヒーローの殺陣というものに苦心している、そんな感じがした。しかし、そこがまた魅力でもある。そしてそのまま『東海道四谷怪談』へ。同じ江戸時代の物語でもこんなに違う。
冒頭の伊右衛門が婚約者の父を斬り捨てる長いワンカットで、心つかまれる。そして真夏の江戸を舞台に展開される人間の業と怨みの世界。やはり、怖い。今まで見た数少ない怪奇映画の中でも最も怖い。気を許すと、そこにいる恐怖。そして迎える美しい結末。これを短期間で作り上げることができたのは中川信夫監督の手腕もさることながら、時代劇、プログラムピクチャーを大量生産していた時代だからこそなりえたのだろうな、とぼんやり思った。 そして最後に『魔界転生』。80年代、時代劇の制作本数が少なくなっていた時代、だからこそ生まれた傑作。時代劇の東映と、映画界に新風をまきこ起こしていた角川映画ががっちり手を組んだ伝奇時代劇。千葉真一の柳生十兵衛に沢田研二の天草四郎というキャスティングでこの映画は成功した、と言っても過言ではない。幕府転覆を目論む魔界衆対隻眼の剣豪、という胸躍る内容。十兵衛対宮本武蔵、柳生但馬という夢の対決。柳生但馬を演じる若山富三郎の炎の中でも衰えることのないキレッキレの殺陣。すべてが素晴らしい、とかなんとか新聞にも書いたのですが、実際見直すと中盤がちょっとダレ気味。真田広之の青年忍者、いらないんじゃない? あれがなければもっとスピーディーに話が進んだのでは? と思わなくもない。とはいえ、クライマックスの江戸城大炎上の大チャンバラは圧巻なのであります。よくあんな無茶苦茶をしたもんだ。
映画が終わると外はすっかり青空が。オールナイト明けの体を引きずり帰宅すると、仮眠もそこそこに娘とプールへ。曇天ではあったけど、体のあちこちがひりひりしていた。おそるべしはオバケや怨みよりも紫外線だった、というオチ。それでいいのか?
思えば、遠くへきたもんだ。いや、何とかやってこられたものだ。ちょくちょくはやってきたけど、まさか月イチでウルトラ大全集、ゲストトークの司会をするなんて。喋りに長けてるわけでも、あふれ出るほど豊富なウルトラの知識があるわけでもない。毎回アウアウしながら、それでも特に大きなクレームもなくやってこれました。お客様の中には『あの質問は何だ?』『あのトークでいいのか?』と思われる人もいたかもしれませんが、まあ、それでも『お前、今月でバイバイな』と言われることもなく、やってこれました。とはいえ、一年近くも続けてきてもいまだにアウアウな司会なのであります。そんなグズグズな司会を笑ってみてくれるお客様の寛容さにただただ感謝するばかりです。
と、こんなことを書くとまるで終わってしまったかのように思われますが、もうちょっとだけ続くのです。なら書くな。いや、覚えている間に書いておこう。9月のウルトラマンAイベントから始まり、いよいよ来月でラスト。そして先日はアベユーイチ監督の興奮冷めやらぬまま、ウルトラ大全集初のオールナイトイベント『ウルトラ大全集special night』へ。 ゲストは『ウルトラマンダイナ』ユミムラ・リョウ隊員役の斎藤りささんに『ウルトラマンサーガ』のおかひでき監督。おか監督とはその前日ババジラジオのゲストにも来ていただき、ウルトラ以外の怪獣話で大いに語っていただきました。
まずは今年で放送20周年の『ウルトラマンダイナ』最終回三部作。宇宙の危機と光を受け継いだ者の意味、人類のさらなる前進を描く、SF巨編。劇場でかけても遜色ないスケールの作品であります。
ゲストの斎藤さんは、軽く打ち合わせを済ませるとそのまま劇場へ。他のお客様と一緒に最終回を鑑賞。上映が終わると、すでにリョウ隊員がいるというサプライズ。
そしてその流れのままトーク第一弾。しかし、斎藤さんは20年前と変わらずお美しい。ウルトラのヒロインは、やはり何らかのエネルギーを浴びているのでは? と思ってしまう。トーク中盤からはダイナで助監督をしていたおか監督にも登壇していただき、当時の思い出などを話してもらう。
そしてサイン会へ。ダイナ20周年、当時のちびっこも今は社怪人、いや社会人。それぞれがそれぞれの想いで、並んでおられました。ってサイン会の様子を書くのは反則なので、ここまで。
トーク中の内容は緊張でアがっているのでほとんど覚えていないのですが、ロビーで斎藤さんが『馬場さん、クラーコフでしたー』と声をかけてくれた。何がクラーコフなのか、説明がややこしいので詳細は省く。
そして『ウルトラマンサーガ』上映。『ダイナ』、そして『コスモス』の後日談的な意味を持つ作品で、ダイナ最終回から続けてみると、光の中に消えたアスカが帰ってくるとか、意外にすっきりして見れる。斎藤さんはこのまま『サーガ』も鑑賞。上映後はおか監督との『サーガ』トーク。何が緊張するかといえば、ゲストもですが、とにかく舞台の上が苦手なんです。多分、目はキョロキョロと泳ぎ、口はポカーンと開いてるんだろうな、と思います。
最後は『ULTRAMAN』上映。横文字ウルトラマン、横文字マンである。ウルトラマンノアから端を発する『ULTRA ‘N‘ PROJECT』の一本。とにかく初代ウルトラマンを最初からやり直してみよう、という意欲的な作品。これがテレビシリーズのネクサスへ、つまりは来月の上映につながるのです。
上映中、外へ出てみると京都の空が白く輝いた。ああ、あれがウルトラの星なんだな……ただの雷でした。
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カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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