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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 夜勤の最中、夢を見た。一本目は『必殺仕事人』初期エピソードの一本らしく、仕事人たちがとある藩主を仕留めるというもの。依頼主はその家臣。なんでも病気で二目と見られぬ姿になったので、始末して欲しいとのこと。
道中、藩主擁護派の襲撃をかわし、いよいよ城内。御簾をあけるとそこには、一匹の竜が横たわっていた……。
 おそらくこれは、先日買ったナツノメリュウのソフビに、テレビでやっていたジブリ特集で、『千と千尋』のハクを見た記憶から出来上がったものと推測できる。夢って本人の体験や見たことがベースになってますから。

 続いて見た夢が妙だった。
 見知らぬ学生風の若者数人とフライドチキン屋に入る。そこで俺は銃を取り出し『レジの金を出せ、それと客はテーブルの上に金を置け』と叫んで、発砲するが不発。弾を込めなおして威嚇射撃をする。どうやら豪とになったようだ。他の仲間は二階席に上がっていて、俺一人。やがて、ビニール袋に札束を入れた仲間が降りて来る。そこで、現実的なことを考える俺。
『どうしよう。警察にばれないかな、今まで出した本は全部絶版だろうな。なんてバカなことをしたんだ』
俺は店を出て、拳銃を紙に包んでゴミ箱に捨てると、駅に向かった。家に帰ろう。しかしなぜかバス停。しかもなぜか船が停まっている。ここら辺で普通なら『あぁ。これは夢なンだ』と納得するところだが、なぜか俺は顔を隠し、警察にばれないか、とどきどきしていた。
 そこに、軽自動車に乗った南海キャンディーズの山ちゃんが現れ……。

 そこで目が覚め、『よかった、夢だった……』と胸をなでおろした。
 しかしなぜ強盗の夢? 夢の中なのに、現実に戻る自分は小心者か?

まあ、これも強盗の手口は『パルプフィクション』で見たとおりだったし、山ちゃんは、その相方をその日の夜にテレビで見たからであろう。
しかし、なぜ、フライドチキンの店を襲わないといけなかったのか? 食べたいのか? これも、不安定な世間が……と何でもかんでも世間のせいにするのはやめましょう。

 そんな不安定な世の中、ほっとさせてくれるTVCM。

ご存知

ポポポポーンのCM。腐るほど流しているので、不快になる方もいるかもしれません。あと、仁科親子とか、赤星とか、オシムとか。彼らも震災のために頑張っているのか、と軽く錯覚してしまう。

 不細工なウサギ、目がイっちゃってるワニ、口が半開きの犬。どいつもこいつも可愛くもかっこよくもないのに、気になてしまう。そりゃそうだ、あれだけ流しているんだから。
ついにはこれが流れると、『来た!』と声を出してしまうようになってしまった。
 同じようなことは俺だけではないようで、中にはこんな人たちもいた。

応用編
腹抱え、涙流して笑ったので、今俺の腹筋は八つに割れている。

さらに応用
ご家庭でこのクオリティのアニメを作れるのか、と普通に感心してしまった。

最後に


早くこうなればいいですね。

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◎ 怪獣の話

 昨日、子どもが卒園式でした。卒園祝いにウルトラマンマックスのナツノメリュウがほしいというので、買ってもらっていた。普通そんなもの欲しがるか? という疑問はさておき。子どものものでも何でもうちに来ることは変わりない。半分俺のものだ。
 お話自体は『ノンマルトの使者』のリメイク的な感じでしたが、花火が打ちあがり、幻想的な雰囲気の中でマックスと戦っていたのが印象的。
ソフビ自体は、ウルトラ怪獣シリーズ最長を誇り、放送時に買っておけば、と後悔した商品の一つ。それが先日めでたく再販の運びとなったしだい。
 人の入る着ぐるみなので、どうしても前後の足の位置が狭く、首が長くなってしまうのは致し方ない。しかし、それはそれで妙な魅力を感じる。
 何かに似ていると思えば、昭和42年公開の『怪竜大決戦』に出てきた怪竜。これもまた、人が中に入る必然性から、似たような体型になっている。

こんな感じ
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改めて見ると、頭でかいなあ、怪竜。

そこで、うちにある『赤影』の千年蝦蟇ソフビとナツノメリュウを並べて『やや怪竜大決戦』をやってみると
 

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ナツノメのほうが首長いなあ。マックス怪獣は完全生命体イフを買い逃したので、再販してくれんかなあ。ソフビ道もまた茨の道なり。


◎ 珍しく三連休ががっつりと休みになったので、子どもと映画へ。
先週はドラえもんで、今週もまたアニメ。
上の二人は『忍たま乱太郎』へ、下の娘と俺は
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『映画プリキュアオールスターズDX3 未来に届け! 
世界をつなぐ☆虹色の花』
を見ることにする。あくまでも子どもの付き添いで行ったのです。決して『俺も見たいから連れてってやるよ』とか行ってません。


日本が大変なことになっている中、子どもたちへ、ポット希望の光を与えてくれる良作であり、プリキュアシリーズの総決算とも言うべき仕上がりになっていた。といってもシリーズはまだテレビでやっているのですが。
震災の影響で、津波の描写がばっさりと切られていましたが、作品の流れに支障はありませんでした。どんな苦難に遭おうが、仲間がいれば、共に立ち上がれる! くうぅ。それにしても総勢21人の変身&名乗り、そして必殺技の披露は長い。まるで卒業式で自分の名前を呼ばれるまでがひどく長く感じられたときと同じ気持ちになった。それでもしびれたんですが。
やはり劇場版といえば、再生怪人軍団。
『あなたは……倒したはずの〇〇!』という台詞が聴けるだけでも、見た甲斐があるというものです。

 

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入場者プレゼントの紙帽子とミラクルライトと、カード。大人にはくれません。
クライマックスで子どもたちがこれを振って応援する姿に心打たれる。
一つ一つは小さいけれど、それが集まれば大きな光の渦になる……。

以下ネタばれになりそうな、細かいところ

 

 

 

 

 


オールスターも三回目になると『初めまして』『こちらこそ』みたいなやり取りはなし。

『これだけいるんだから、他に(プリキュアが)いてもおかしくないよね』
みたいなスタンス。必殺シリーズみたいな世界観。

あの世界では、人語を話す小動物を飼っている少女はプリキュアとみなされるのだ。
必死で自身の正体を隠そうとする新人スイートプリキュアに
『あんたたちも(プリキュアに)なっちゃうんでしょ~』
とあまりにも砕けすぎる声を掛けるキュアマリン。
キュアマリンはほとんどお笑い担当。変顔多すぎ。マリンはそうでないといけない。

今回の敵の作戦がふるっていて『21人をシャッフルして異世界にぶち込む』というもの。いつものパートナーがいなくて苦戦するも、プリキュア同士の絆がそれをカバー、という流れに。
このことで、個々の活躍が目立ち『新人をサポートするその他大勢の先輩たち』という図式が崩れ、理想的なオールスター映画に。
 バラゴンやバラン、マンダ役のプリキュアはいない。という例えはどうかと思うがまずは『怪獣総進撃』を見て欲しい。

キュアルージュも結構大活躍します。
 

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◎先週『映画ドラえもん・新のび太と鉄人兵団 羽ばたけ天使たち』
を見てきた。時々はっとなるカットがある、特にラストバトル。絶対分からないと思うけど『新ゲッターロボ』二話と同じ格闘シーンがあった。と、思う。
 最近のドラえもんにありがちな『泣かせよう泣かせよう』な演出が薄めで、純粋に楽しめた。あと、ドラミちゃんを無理やりねじ込まなくなったとか。ドラミちゃんは嫌いじゃないんですがね。
 でも、テレビを見てると、ドラえもんやのび太が『この映画泣けるねー』といってたので、ちょっと興覚め。自画自賛かよ。

◎訂正
前回書いた『宮島☆文庫』のスペックに誤りがあったことを担当さんより教えられる。本にスペックというのもなんですが。
 645ページではなく384ページ。重量が645トン、ではなく、645キロ、でもなく645グラムとのこと。くどい。
でも重い! 
まだ広島市内での限定発売ですが、ぜひ、厳島の女神対広島7大将軍、『おめえ、広島いったことねえだろ! 観光マップ見て書いたろ!』な物語を含む珠玉の作品集を。

◎テレビで再会を喜び合う家族の姿。
よかった……。
でもふと思うのですよ。私の仕事の一つ(ほとんどメイン)に障害者のグループホームの世話人(人、それをキーパーと呼ぶ!)があります。
被災地にも同じような施設があって、障害を持った方がいて、世話人
がいるはずです。みんなと同じように今大変な目に遭ってると思います。
健常者よりも苦しい立場にあるかもしれません。テレビ報道はそういった人や、重病の人たちも時々、写してあげてください。写したからどう、というわけではありませんが。
老若男女、それに動植物も今、大変だと思うので、平等に。お願いします。


と、『ええこと言ったでえ』と思った自分が醜いぜ。

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ポポポポーン♪ といってもゼットンの鳴き声ではない。
あのCMが気になって仕方ない。果たしてマンボウ編やサイ編は作られているのか。
 
何かの暇つぶしにでもなれば。とはいえ、ネットで励ましの声とかイラストとか載せるのはいい事としても、被災地の方々はそんなものを見る余裕すらないのでは? 
 
◎ 二週間前。
 お世話になってる某専門学校の卒業式があった。

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はっきり言えば昨年までは『タダメシ、タダ酒飲めるぜー』ぐらいにしか思っていなかった。式で『君、誰?』な顔が多かった。授業はロクに出ないで、卒業式だけ顔を出す学生が多数いたので、なんとなくですが心から送ってやることが出来なかった。
でも今年は違った。二年前、初めての授業。教室が『ぞわわわ』という音で溢れていた。
おしゃべりがうるさいわけではない。新入生のやる気が雰囲気音となっていた。

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脱落者もいたが、みんなよく頑張った。当たり前だが、文章を書き、見てもらい、応募もしていた。
月に一回の授業の冒頭『今月応募に出した人いる? 今準備中の人は?』と聞けば、必ず誰かが手を上げた。
 みんなやる気だ、俺もみんなからそんなやる気を勝手にもらっていた。
やる気が強ければ強いほど、くだらない内容の授業が出来た。基礎はばっちり、あとはどれだけ無駄なことを身につけるかだ。

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学生とのディスカッションの中で、俺も広島県の公募で賞をいただくことが出来た。でもみんな出さなかった。
だから今年の卒業式は心から『行ってらっしゃい』とみんなに声を変えることが出来た。そして気兼ねなく、食い物と酒にありついた。恒例のビンゴ大会は、またしても当たらなかったが。
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写真はパーティーの模様。こんなところにまで怪獣を連れてくる人間をみんなどう思っていただろうか。
 
       一週間前
 下の子供が熱を出したので仕事を休んだ。
 一緒に休んだ真ん中の子供が退屈していたので、家電店に行き、俺は廉価版の『おかしなおかしな石器人』『ジャックと悪魔の国』という、マイナーだけど見所が多いモデルアニメーション怪獣特撮映画(長い)二本立てを購入。いい組み合わせだ。
 そして帰宅すると……。テレビの様子がおかしかった。
 
       好きなテレビが見れなくても、子供にも、何が起こったのかぐらいは理解していた。
日曜の朝『伊達さん(仮面ライダーバースに変身するナイスガイ。実質上の主役)は医者やから(被災地に)行ってるのか?』と言っていた。
 
宮城県は石ノ森章太郎先生、原発事故で揺れる福島県は円谷英二監督の生誕地だ。
気休めかもしれないが、ヒーローはどこかにいる。
 
       その翌日
 前述した広島での公募『宮島文庫』の受賞作が書籍化されたので送られてきた。
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同人誌と言う体裁はとっているが、645ページと言うかなりのボリューム。

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見ての通り、ガラモンよりもでかい。
 
拙作『吾の神居はお主の二階』がトップバッターで、それぞれ、ライトノベルと言う形で宮島に関した物語が紡がれている。
 しかし、女神様とはいえ、少女や鹿がタバコをふかし、美少女がゲロを吐き、世界遺産が滅茶苦茶にされるお話によく賞をくれたものだと、選考者諸氏の懐の深さに感謝するばかりです。
前にも書いたかもしれないが、現地に行くまで宮島は本土と地続きだと思っていた。すみません。
 
今のところ、広島県内のショップでしか買えないということですが、ゆくゆくは地方発のラノベ、ということで全国展開や通販も考えておられるとのこと。
 
都心も大変だけど、地方も頑張ってます、頑張ろう! と言う強引なオチで今日は終わり。
 

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 地震から一週間近く、原発も危ないとかで、世の中騒がしくなっております。
被災された皆様に、何かできることはないか? と考えるも思いつかず、ただ募金するのみ。百万語の励ましも大事ですが、黙って寄付することが大事かと思います。

広島から素敵なお知らせが届きました、それはまた落ち着いてから発表したいと思います。

 ひょっとしたら、被災地の方で、これを見ている人がいるかもしれない、ひょっとしたら拙作を読まれた方がいるかもしれない。(自意識過剰だ)10人そこらしか来ないブログに、それほど売れていない物書きなので、そんなことは万に一つもないかもしれませんが。
 取るに足らないものですが、何かの励みになれば、と思います。

 今はただ、これが無事に収束することを祈っております。

あと『頑張れ!』ではなく『頑張ってください』、『諦めないで!』じゃなくて『諦めないでください』でしょうが。誰に対しても。
なんだかテレビの報道を見ると、上から物言ってるように聞こえるのは私がひねくれものだからだともいますが。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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