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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 このブログを始めてからもう五年が経ちました。その間、たいした活躍も無いまま日々あがいております。
ラノベ、ゲームノベライズ、ゲームシナリオ、雑誌記事……節操無くやってきたなあ。いや、そのフットワークの軽さが大事なんですよ。と、思いたい。
 この先どうなるか分かりませんが、ごらんの皆様、今後ともよろしくお願いします。
 お仕事は随時受け付けております。ッてこっちから動かないとなかなかないんですな、これが。

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 秋である、運動会のシーズンである。
週末、小学校の運動会にいってきたが、わが子を撮らんとする父兄の隙間から、まるで隠し撮りのような映像しか撮れなかった。脚立は必需品だなあ。自分が走ったりするわけでもないのに、運動会はやたらと疲れる。折りたたみテーブルや椅子を持ち込んで、ちょっとしたキャンプ気分で挑むご家族も多かったが、歓談している間に子供の出番が終わってた、てことにはならんだろうか。寝袋のように、頭からすっぱりと毛布を被って熟睡している人もいたが、そこまでして見たいかね? と思ったりする。何事も程々がいいのですよ。だってそこまで意気込んで撮影したビデオってそんなに見ますかねえ。子供は自分が走ったり踊ったりしている映像よりも早くレンタル屋に行ってアニメのDVDを見たい、とか思ってるんじゃないでしょうかね。

◎何事も程々がいい……。子供の数も。ということで、半ば強引に先週末見た大家族ものドキュメント? のこと。本来こういう『大家族もの』は嫌いなのだが、家族が見ているので、ずるずると、新シリーズが始まると、付き合ってはいた。
 奄美大島を舞台に、子沢山の父子家庭が大混乱! 確かに初期はそうだった。子供たちも父親の手伝いをよくしていて、好感が持てた。
『あぁ、お父さんがんばってるなあ。俺もがんばらないと』と思ったパパさんたちもいたのではないだろうか。
 
 だが、別れた奥さんが三人(三つ子!)の連れ子込みで奄美に乗り込んできたところから雲行きは怪しくなってきた。元妻との復縁、そして妊娠。まあ、そこまではいい。ちなみに、この家族が奄美にやってきたのは、Iターン組を見込んだ、県の支援事業のためだ。しかしながら奄美での仕事はうまくいかなくなり、お父さんは一人本土へ出稼ぎ。
まあ、仕方ないよね。留守は復縁した元妻に任せるものの、色々あって離婚。
 子供の面倒を見るものがいないので、子供たちを奄美から自分のいる愛知県へ呼び寄せる。徐々に歯車が狂いだした。そこでがんばって奄美に戻ろう! と家族で頑張っていたのだが。

 お父さん、勤め先で知り合った年下女(しかも五人の子持ち)と再婚。
 
おいおい、入居時と約束が大きく変わってるよ! と奄美の人の怒りを買う。
 そして新妻は妊娠。へその緒は繋がっているが、奄美との縁は切れた。
その時点でかなり怪しくなる。
 見ていた俺も『お父さん、中学の時に保健体育の授業受けなかったのかなあ』と思ってしまった。

 でも愛知県で頑張ればいいじゃない。そこで何を思ったのか、再び移住計画が!
 島根県の離島で助成金出すから働いて! という募集に乗っかった! 仕事に家付き!お父さん、恩義を軽くぶっちぎって仕事を辞める。自動的に住居である社員寮を引き払うことに。
 離島に挨拶、そして体験就業を済ませ、荷造りする大家族。
 そこに島より連絡『不採用です』。
 終わった。でも終わったんならはじめればいい。取り合えず、次なる島(なぜ島にこだわる、海賊か? そこには助成金というお宝があるから)を探すお父さん。
 
 次なる移住先のめどがつき、出発するお父さん。そこにお父さんのワンマン振りにブチ切れた新妻との激しい口喧嘩。なぜかBGMが『ゾンビ』で、妙にマッチしている。そして物語は来週へと続く。

 すごい、このシリーズ、やらせや演出が一切ないとすれば、テレビ局というチンケな物を超えた大いなる存在が書いたシナリオと演出に沿って彼らを動かしているとしか思えない。
 思わず来週の続きが気になってしまう。
 この番組に関しては、上半身はしっかりしているが、下半身はそれに反比例しているお父さんとか、いつ来るかも分からない元妻の再襲撃(番組中には出てなかったが、なんと元妻も愛知県に潜伏中!)とか、見所は多いし、ネットでも散々書かれている。
 そんなことは見ればわかることなのだが、俺が唯一気になったのが番組終盤、お父さんが新しい移住先に向かう場面だった。
『早く行きましょう!』 
 新妻から逃げるようにお父さんが乗り込んだのは……テレビ局の車! バスやタクシーではないのだ。取材対象が取材側に頼った!
 この瞬間、お父さんはドキュメントの垣根を軽く越えてしまったように見えた。例えば、アフリカの原始的な部族を取材していたら、現地人が撮影クルーが護身用に持っていた銃を借りて狩りをするような、そんな感じ。
 フィクションとかノンフィクションとかいうカテゴリーを超え、自身を見世物だと再確認し、『俺が見たいんなら何やってもいいんじゃね?』という割り切ってしまった瞬間。 来週の放送が楽しみになってしまった。

◎人ンちの家族の話はいいとして、自分の話など。昨日薄ら寒い秋風の中、阪南市にある『わんぱく王国』に行ってきた。わんぱくである。今ではすっかり使われなくなった言葉だが、とにかく、そこに行けば好き放題に暴れてもお咎めがない、一種無法地帯を思わせるネーミングだ。

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 さあ、暴れるぞ! と車に乗って自宅から30分ほど。山の麓の小さな町である。最寄の駅も小さく、贅を尽くしたテーマパークではなく、素朴な森林公園といった趣。
 そこでの売りが

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 恐竜滑り台! 王国に入ってすぐに出現、という出落ち感がたまらなくいい。お父さん、お母さんはこれ以上歩かなくてもいいという配慮からだろうか。
 しかしなぜ、大阪の山中にディメトロドン? 看板やガイドブックでは『恐竜』と呼称されているが、実際は恐竜出現以前の大型は虫類。まあ巨大爬虫類はすべて『恐竜』と呼ぶのが一般的だから仕方ない。

 こいつがデン、と控え、ループ式滑り台で降りてくる子供たちを飲み込むという仕掛けになっている。しかしなぜこいつ? まあ、帆のような背びれが特徴的で、見てくれがいいからだと思う。ビジュアル的にも知名度も合格点なステゴサウルスは、草食だから大口開けて子供を待ち構えるというイメージではないからかな? それにしても渋いチョイスである。

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巨大爬虫類も怖いが、現実の爬虫類も怖いよ、という看板。

 ここで思い切りあそばせておけばいい、こりゃ楽チンだと思ったが、そうはいかなかった。恐竜滑り台のさらに先に『わんぱく砦』があったのだ。『わんぱく』で『砦』だ。荒くれ者の住まう場所だ。アパッチ砦ブロンクスだ。行ってみようと向かったら、ひたすら山道を歩かされた。

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 へとへとになって山頂にたどり着き、砦へ。疲れ果てて、とても『わんぱく』どころではなかった。 しかしながら山頂からの眺めはなかなかのもの。関西空港を含む大阪南部ののどかな風景が一望できた。でも疲れた。
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 帰りは行きと同じく山道を下り、途中で尻の皮がむけるほど長いローラー滑り台で下山。疲れ果てて『わんぱく』どころではなかったが、これがこの王国の目的だと思えば、納得。
 帰りによった銭湯の少し熱めのお湯が体に染みた夜。なんだか休日をやり遂げた、と思わせる瞬間だった。

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◎優れたアイデアを思いついても、それがまったく的外れなこともある、落ち着いて周りの意見を取り入れて状況を判断してみよう。


◎宇宙である。宇宙ブームである。人工衛星が落ちてきたり、ニュートリノがどうとかこうとかである。ちなみに泉北高速鉄道泉ヶ丘駅前にあるのはスーパートリオト。

 とある企画モノで『戦闘機、戦車は出尽くしたから、次は潜水艦かロケットでしょう』と提案したのがきっかけ。そもそも、宇宙ロケットな仮面ライダーを見たせいでもありますが。後、こじつければ黄金のロケット人間・マグマ大使放送45周年という誰が喜ぶのか分からないメモリアルイヤーでもありますので。
 
 きっかけなんて簡単なもの、早速ロケット映画の名作『ライトスタッフ』を見る。 この映画、『マイ80年代長尺実話もの映画ベスト2』の一本で、長いのは苦手だなあと長い間敬遠していた。もう一本は『炎のランナー』。どっちもアカデミー賞を取ったということも、敷居を高くしていた。そんなもの、食わず嫌いもいいところだった。宇宙に夢見た男たちの姿を淡々と描きつつも、どれも魅力的なエピソードで長さを感じさせない。同時に、音速を声、さらにその上を行くパイロット、チャックイエーガーの姿も並行して描かれる。まるで散歩に行くように最新型ジェットに乗って記録に挑む姿に男の余裕を見た。
『アルマゲドン』『スペースカウボーイ』でも見られた『宇宙服着た男達が横一列でゆっくり歩く』映画の元祖でもある。

◎そしてもう一本、ロケットもの。宇宙ロケットに取り付いた不定形生物が、地球の海洋生物に乗り移り、南海の孤島が大パニック。 
 そう1970年の東宝怪獣映画『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ決戦! 南海の大怪獣』である。久々のゴジラ抜きの怪獣映画として作られたのだが、舞台が限定されているのと、怪獣が地味だったせいかマイナーな扱いを受けていますが、それがまたいいということを知ってほしい。
 小学生の時、リバイバルでこれを見た人間にとっては、思い出の一本なのです。
いつか購入しようと思っていたところ、先日立ち寄った難波の輸入DVDでこれを発見、しかもバーゲン品1000円!
おぉ、とレジに持っていく。海外版でもかまわない、でも待てよ、英語じゃないぞ。
お店の人に『イタリア版です。リージョン2ですが、PAL方式です』と言われた。
PALとはヨーロッパ、アジア諸国で使われている映像信号のこと、日本はNTSC方式。映像信号が違うと、見れないかもしれない。考えることしばし、ええいままよと買ってみた。うちにある、リージョンフリーなプレイヤーなら見れるかもしれない……。

 そして……数時間後。俺は、南海の活火山に身を沈める大亀と大蟹の姿を見ることが出来たのであった。勝った! 




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海外版といっても、今はよほどでない限り、きちんとしたマスターから起こしているらしく、画質は日本版と見劣りしないし、言語も日本語切り替え可能。映像特典等は日本版と違うものの、写真のようにミニポスターもついていて、イタリーの皆様の日本怪獣への愛情の深さを感じた次第でありました。
ということで、うちではPAL方式のDVDも大丈夫、と言うお話でした。あれ、ロケットは?



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◎『拝読します』といっておきながらイエスもノーもくれないのはどうかと思うぜ!

◎肺炎で入院していた娘も退院、と思ったら台風がやってきて、生活サイクルが狂ってしまいました。今日、何曜日やったっけ。

◎評判のラノベを読んでみると、『これでいいのか!?』と思わせること多々あり。
物語の枝葉を刈り取ってまったくのキャラ紹介物になりつつある。
 でも、売れているからこれでいいのか。少年少女向けのエンターテイメントから、袋小路に向かいつつあるぞ、と思うのだが、自分はどうか? といわれれば、これが意固地に今までのスタイルを貫き通すしかないよな。でも売れない、どころか企画が採用されないようじゃえらそうなことは言えないのです。でも、このままじゃあどうにかなるぞ。

◎久しぶりに漫画をまとめ買い。漫画なんてめったに買わないし『これは!』と思うものしか買わない。『これは!』と思うものが少ないのであまり買わない。

 『べしゃり暮らし』と『アオイホノオ』。『べしゃり~』は漫才師を目指す高校生のお話。森田まさのり先生は『ROOKIES』も面白かったのだが、あれは、野球をやっていない話が面白かったので、そこら辺をばっさり切ったドラマ版は好きじゃない。微妙な間のずらし方と、劇画タッチでギャグをやるギャップが面白いのだ。
 緻密な取材で、芸人の浮き沈みが痛いぐらいに見えてくる。挫折するにも理由があるんだよ。脇役のほうにスポットが当たってしまい、主役のお話がなかなか進まないが、そのもどかしさもまたいいし、これも必要。芸人の卵たる主人公たちは先輩たちの生き様を見て成長するんだろうな。
 画で漫才を見せるという無謀な試みにも挑戦しており、漫画と漫才のネタを考えないといけないとなると、大変だと思う。
 『会話を楽しくしてくれ』といわれたので、じゃあ、とラノベで漫才物を考えたが、あれ、たぶん没だろうね。地に足突いてない伽羅はかけない。ついてないならついてないで、理由がほしいんだ。でも今やそれがなくてもオーケーになってきている。俺、ラノベじゃないかもしれない。

もう一本の『アオイホノオ』は、正直、買いたくも読みたくなかった。いや、島本和彦先生の漫画は大好きだ。でもこれは生々しすぎるのだ。
 漫画家を目指す大学生のお話だ。島本先生の半自伝いわば島本版『男の星座』といってもいいかもしれない。だが、島本先生は俺の大学の大先輩。しかも同じ学科。ロケといい、下宿といい、近隣の風景といい『全部知っている』場所なのだ。そこで悶々と将来に向かって日々を過ごす大学生。いやだー、俺はそんなに立派じゃなかった! もっとだらだらしていた。しかも主人公の打算づくの計画と同じようなことを今でも考えている!

 いい年していまだに芽がでずに日々悶々と暮らす男にはつらい漫画なのだ。
 
 ページをめくるたびにあぁ、あの時こうしときゃよかった……と後悔ばかりが押し寄せてくる。漫画事態は面白い、先生、ノリノリで書いてるなあ。でも、つらい。三巻まで読んで、しばらく置いておこうと思う。これを笑って読めるほど、俺はまだ出来上がっていないのだ。仲のいい担当さんが欲しいなあ。

 台風一過、それでも大阪の空はどんよりと濁っていた

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 週末の楽しみ、うちではこれをライダー、戦隊と混ぜ『スーパーヒーロータイム』と称していた『TIGER&BUNNY』も先日終了。

 タイガーさんとバニーさん含む複数のヒーローが街の平和を守るために戦うアメコミ設定。二人の着る強化服が日本ヒーローものというか、アイアンマン風というか。スタッフもかぶっているので、どこかで『ザ・ビッグオー』とリンクしているんじゃ? と思ったり、子持ちのヒーロー、ワイルドタイガーに自分をダブらせてみてり、と半年楽しませてもらいました。目新しい設定としてはヒーローたちは企業に属す、正社員。コスチュームのあちらこちらにタイアップ企業の広告が貼られている。これはF1などと同じく、テレビ中継を意識したものだ。この世界ではヒーローの活躍を実況生中継しており、大人気なのだ。ヒーローたちも活躍によってランク付けされており、いやがおうにも張り切るという仕組み。
 以上、見ていた人なら知っていることを書いてしまいました。

 広告をつけたヒーローの活躍を番組内で中継……これは松本人志監督作品『大日本人』ですでにやっておりますな。最もこちらはヒーローの活躍が少なくなったので、番組も深夜枠に移動。マネージャーが取ってくる広告も『白い恋人』『ジューC』と、微妙なものばかり。それより少しさかのぼると、映画『ミステリーメン』でも、主人公たちのライバルキャラのスーパーヒーローも全身広告の塊になっていた。『タイガー~』のヒーローの一人、ブルーローズよりも早く、ペプシコーラともタイアップしていたと思う。確認してないけど。

 テレビ中継というメディアが民衆の娯楽の中心という設定は、どうしても、昔のしょぼくれSFを思い起こさせる。メディアが支配する未来世界ものにろくなものがなかった。殺人ゲームが人気番組になっている『ローラーボール』『バトルランナー』、殺人カーレースの『デスレース2000年』も、テレビ中継してなかったか? 
 前に書いた『華氏451』も、主人公の妻はテレビ中毒(どちらかといえば、現在のネット依存症に近いが)だった。
 
 だから、『タイガー~』のラストも『実はすべての犯罪者、犯罪組織を裏で束ねていたのはテレビ局だった! なるほど、それで都合よく中継が出来たのか!』ということに気づいたヒーローたちがテレビ局を急襲する展開。バニーは死に、タイガーは娘を連れてテレビのない田舎町に逃げる……みたいなのを想像していたのだが、そうはなりませんでした。これじゃ『バトルランナー』と同じだ。でもまあ、続きがあるみたいだから楽しみですよ。次こそはテレビ局を襲ってください。『悪いのはテレビだ、メディアだ!』

◎せっかくの連休も娘の入院で付き添いか、自宅で残った兄弟の面倒を見ることに。交代で病院に行きつつ、連休だからと、暇をもてあました小学生たちを連れて時間つぶしにも出かける。こうなれば、もう今しかないのでは? と『トランスフォーマー・ダークサイドムーン』をみることに。でも近所の映画館は先週末に上映が終わっているので、岸和田まで。途中金券ショップで格安チケット購入、いざ映画館へ。映画はIMAX3Dという、これ以上ないという環境。おまけに別料金で座席がブルブルゆれる! まるで70年代のハッタリ音響効果のようだ。トレンブルサウンド、センサラウンド、スペースチャンネル4! 大画面、立体映画、そして揺れるシート、すべて50年代から続く『ハッタリ上映効果』が嘘偽りなく、リアルに実現されているのだなあ。

 そして、窓口に立って気づいたのだが、3D映画はてっきり一定の追加金額さえ払えばいいと思っていた。例えば、一般料金1700円なら、+500円で見れると思っていた。
 ならば1300円でチケット買おうが1000円で買おうが、500円さえ払えばいいと思っていた。甘かった。3D料金2200円はきっちり取られるのだ。
 
 要するに前売り料金は無用ということ。窓口で、それこそ大人一人の料金並みの差額分を提示させられたた時、頭が混乱し、いかに自分がおろかだったかを思い知らされた。
 上映中も、地球の命運を左右する戦いを前に、自分はいくら損していくら得したかを考えてしまい、序盤は画面に集中できなかった。損も得も、結局、普通に料金支払ったんですがね。
 
 映画のほうはといえば『人類の運命を左右するものすごい秘密を巡り、正義のオートボットと悪のディセプティコンが戦い、その最中、強力な敵に対してオートボット不要論が高まる』って二作目と一緒やんけ! いやいや、画面と音響が立体的に臨場感を高め、まるでその場にいたような錯覚を起こさせてくれる、さすが追加料金ぶんの迫力はあった。
 人類が巨大なロボを手持ち武器で倒すのは昔のハリーハウゼンの、人気のないビル街を練り歩くディセプティコンの姿は日本の怪獣映画の雰囲気をかもし出していた。
 血のようなオイルが飛び散り、生体機械ともいうべき、巨大な虫型ロボがビルをうにょうにょと破壊するのは、まるで石川賢の漫画のようだ。
この調子で同じスタッフで『スカルキラー邪鬼王』を作ればいいよ。

 主人公の女の趣味が悪い(ハイソなビッチがボンクラなオタクになびくか? 絶対別れるね)のが気になったが、初めてのIMAX3D体験はまずまず楽しめたのでした。しかし、金掛かるなあ。
  

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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