作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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・内山まもる、石堂淑郎両氏の訃報を同じ日に知る。内山氏は小学館の学年誌、コロコロコミックなどで『ザ・ウルトラマン』をはじめとする独自のウルトラ漫画を展開し、今なお根強い人気を持っていた。映画で登場し、正装になりつつある『マントを羽織ったウルトラマン』の元ネタはこの方の漫画から。石堂氏は数々の映画脚本……というより、モチロンやグロブズデンなどなど、『命ないものが怪獣化する』話を多くウルトラシリーズで書かれていたことでも有名。ウルトラに関わった人が立て続けに逝ってしまった。
それでもウルトラは続く。 先週末、久々にウルトラマンショーを見にアリオ八尾へ。 年の瀬と、オープン五周年が重なってか、イベントが目白押し。 国産車唯一のボンドカー、トヨタ2000GTの展示や、人食い熊グルーミーがやってきたりとにぎやかだった。 ウルトラも こんな感じでスーツやジオラマと、ショーだけでなく、展示イベントにも力が入っており、見る前からテンションが上がってくる。 子供といい年した大人でごった返す、一回広場。ショーの内容は簡単に書くと『バット星人が宇宙人の子供を使って恐怖心を集め、新たなゼットンを作ろうとする。それを阻止せんとするウルトラマンたち』で、この時期の八尾のショーは映画に続く形になっており、バット星人は映画で使ったスーツをそのまま持ってきた模様。 しかし、かなりかっこよくなってますな。戦隊の悪の幹部みたい。 昔はこんなの。 これでもウルトラの星に艦隊攻撃かけたり、MAT基地を壊滅させたりとかなりの実力者であります。まあ、連れて来たゼットンが こんな感じなのは、まあ、仕方ないとして。 登場するウルトラマンは帰ってきたウルトラマンに初代ウルトラマン、メビウス、ヒカリに、ゼロの五人が登場。帰ってきたウルトラマンはかつてバット星人と戦った経験からメンバーに選ばれたのか。 バット星人の手下で、チャラくて厨ニ病気味のマグマ星人。いうことは大層だがウルトラにやられると『あのクズが、クズの癖によくもボクを……』と、よくほえる。 マグマに使い捨てにされる哀れなテレスドン。劣化が始まり、もうすぐデットンになる予定。 タイでの悲劇再び、マグマに見放され、ウルトラさんの集中攻撃を受ける哀れなテレスドン。 バット星人はようやくキレイなゼットンを手に入れ、ウルトラさんに差し向けます。 ゼットンは子どもの恐怖心を増幅させたエネルギーで何度倒されても甦るのです。そう、恐怖心を克服し、ウルトラマンを応援しよう! うまい台本やね。ヒートアップする会場! バット星人に連れまわされ、脅され続けた(ひどい)宇宙人の子供も勇気を振り絞る! だが時すでに遅し、バット星人はすっかりヘタレになったマグマ星人をくびり殺し、その際の恐怖心でゼットンの改良化に成功していたのだ! EXゼットン登場、デザインだけでなく、図体もでかい! しかし、バット星人はゼットンにこだわるなあ。養殖でもしてるンかな。 巨大なゼットンに押される五人のウルトラマン。しかし、会場のちびっ子の応援が続く限り、ウルトラマンも何度でも甦る。ウルトラマンは死なん! EXゼットンを倒すものの、バット星人は取り逃がしてしまう。これが映画のハイパーゼットンにつながるわけだ。うまい台本やね。いつもながらの派手なアクションと、ひねった台本に大満足。さて帰ろうかと駐車場に向かったら、今度は店内でいきなりチアリーディングの実演が始まった。 どうなってるんだ、八尾? PR
◎つらつらと書きます。オクで『ダーティハリー』の米版ブルーレイボックスを落としたものの、うちのデッキは読み取りができないことに気づいた。修理セナ。
◎『友達かも?』といわれると、ついつい『友達になりましょうメール』を送ってしまう。機械帝国の手先になった気がした。でも会ったことのない人と友達になるのも向こうにも悪いんじゃないか? と思ったりして。すると、やはり友達ってのは直に会い、一緒に遊び、語った相手でないといけないわけで。最先端システムの意味ない。 ◎パソコン雑誌週刊アスキーの大槻ケンジとみうらじゅんの対談が面白い。『スティーブジョブスって誰だよ!』『ジョブスさんありがとうって、俺なんにもお世話になってねえよ!』『俺だってTシャツGパンだよ!』等々。マックユーザーでないからか、ぴんと来なかった世間のジョブス氏逝去の騒ぎっぷりをズバリと切ってくれた気がした。これぐらい思い切りがないとダメだ。後ろで『そうだそうだ』というだけではダメだな。パソコン雑誌によく載せたものだ。 ◎で、俺はよく千葉真一(以下千葉ちゃん)のことを書くとき『にぃよす!』という謎の言葉をまるで枕詞のように添える。 『にぃよす!』とは何か? 別に誰からも頼まれていないが、フェイスブックでまだ見ぬ友人が増えたこともあり、ここら辺で説明しておこうかなと『魔界転生』を見ながら、ふと思った。しかし『魔界転生』は奇跡的な映画だった。生まれるタイミングがどんぴしゃだったというほかない。これの前に、オリジナル企画『柳生一族の陰謀』があり、千葉真一はその中で柳生十兵衛という当たり役を得た。続く『赤穂城断絶』にも千葉ちゃんは出演。赤穂浪士の一人として、吉良方の剣豪渡瀬恒彦との、屋敷内を転げまわるバトルを展開。 深作欣二の演出は役者にオーバーリアクションをとらせることが多い。『おぉ!』と叫ぶところは『おおおぉ!』、『ほぉ』と感心するところは『ほおぉーーーー』と演じさせ、周りの役者も転げ回らんばかりにばたばたと慌てだす。実録やくざ路線で培ったテクニックだろうか、時代劇の『柳生一族』『赤穂城』でもそれは一緒、みんなばたばたとする、事が起きるととにかく走る。障子を開けるのが面倒だとばかりに蹴破る。これを『キンジ十倍リアクション』と勝手に呼んでいる。 テレビでも十兵衛、それに続くあたり役の服部半蔵を演じているところに『魔界~』の企画が。これはオリジナルではなく、山田風太郎の小説が原作。そもそもオカルト時代劇だった原作ありきだったのか、十兵衛ありきの企画だったのか、詳細は分からない。 でも、どう考えても主役の十兵衛役は千葉ちゃんしかいない。別の誰かが演じるなんてことは当時は考えられなかった、と思う。しかしそれによって千葉ちゃん十兵衛対転生魔人剣豪軍団との迫力ある戦いをフィルムに焼き付け、原作と違っていながらも傑作になりえたのではないか、と思う。 ラストの妖刀村正を携え、『耳なし芳一』よろしく全身に魔よけの呪文をびっしり書いて魔物に挑む姿は、時代劇にあまり興味のない小学生の俺でも『これは何かあるぞ』と思わせるかっこよさで、これが原作より秀でた部分、だと個人的には思っている。 で『にぃよす!』の話だった。 知ったところで何の得にもなりませんが。そもそも千葉真一って何? という人がいれば……それは調べてください。 『にぉよす!』とは、ブルース・リーの怪鳥音、ウルトラマンの『ヘアッ』、仮面ライダーの『とぉ!』みたいな掛け声だと思ってください。あ、説明終わった。 一般的に千葉真一といえば、関根勤氏の物まねのほうが有名かもしれない。へその下、丹田に力を込めて吐き出す『かああああっ、コォ』という声、裏声になりそうでならない『へぇやぁ!』など、自分も空手映画時代の千葉ちゃんは、この物まねで知った。どれも誇張されたものだろうと思っていたら、本物と寸分たがわぬ物まねだったので驚いた。 でも『にぃよす!』はなじみがない。でも、よく見てみれば、空手映画時代からちょいちょい『にぃよす!』を千葉ちゃんは発しているのだ。 俺の初『にぃよす!』は、『理不尽なり!』のコピーが見るものを理不尽な気分にさせたり、主題歌がアルフィーだったり、予告やポスターにストーリーをゴシック文字でびっちりと書くなど(エヴァよりも早い)、そのいつにも増してとんがった宣伝がすごく気になった東映大型時代劇映画『将軍家光の乱心・激突』でのことだった。物語終盤、宿場町を破壊しながらチャンバラをする千葉ちゃんと、主人公の緒形拳(以下ナックル)。勝負は五分五分。さっと距離を置いて構え直す両名。いよいよ決着がつく、その時。 『むぬうぅぅぅぅぅぅぅ!』と突進するナックル、対して千葉ちゃんも刀を頭上高く上げ『にぃよす!』と駆ける……。初め、何をいったのかよく分からなかった。人によっては『いおす!』にも『ぃおす!』にも聞こえただろう。俺の耳には『にぃおす!』に聞こえた。なんにせよ、奇妙な掛け声を発したのだ。なぜ『にぃおす』なのか? しかし、その後、過去の千葉ちゃん作品を見てみると声を裏返しての『でぇぇえぃ!』に続くぐらいの頻度で発している。おそらく千葉ちゃんにとってアクションしやすい掛け声なのだろう。『魔界転生』においても奇しくもナックル紛する宮本武蔵との対戦時に『にぃおす!』と発しているし、バカ空手バカ映画『地獄拳シリーズ』でも、聞くことが出来る。 ひょっとしたら『よし!』と言っているかもしれない。それに生き様、思い、愛、諸々があいまって『にぃおす!』という不思議な掛け声に聞こえるのかもしれない。いずれにせよ、千葉ちゃんは『にぃおす!』という掛け声で己を鼓舞しながらアクション場面をこなしていったのではないか? この先『にぃおす!』は聞けるのであろうか? 聞けば、アメリカのテレビ番組出演が決まっているという。ぜひアメリカの視聴者に『え、今なんて言った? 『にぃおす!』って何よ、なんなのさ!』と混乱の渦に叩き落してくれれば、と思うのだが。 しかし長々とこんなこと書いて何になる、といまさら後悔した。にぃおす!
◎先日書いた『将軍コレクション』より、将軍の跡目争いがまるでやくざの抗争のようにも見える『柳生一族の陰謀』に続き、『忍者武芸帖・百地三太夫』を見る。
◎先日、確か旅行に行く前の日だったか、巨大な三葉虫と『ガメラ』の怪獣レギオンのソフビを嬉々として買う夢を見た。レギオンはともかく、枕ほどのサイズの三葉虫は要らないなあ、とおきてから思った。そして今日。娘の幼稚園では週に一度、温水プールでのスイミング授業があるのだ。すごいな、最近の幼稚園は。そして定期的に保護者むけの見学会もある。ところが、みんな同じ水着姿なので先生に聞かないと、自分の子供がどこにいるか分からない……それはともかく、その帰りにいつものショップを覗いてみた。
前回のお話。広島・宮島へドライブ旅行。疲れ果てて寝た。あぁ、歳だなあ。
そう、歳だった。翌日の朝。ゲストハウス菊がわにて、銀河帝国ザンギャックのワルス・ギルの最期を見届けながら、その日が自分の誕生日であることを思い出した。旅先で誕生日を迎えるのは生まれて初めてだ。 先週末、広島へ行って参りました。思えば、宮島文庫で入賞し、授賞式で訪れたのがきっかけで、家族で『また行きたい』という声が上がっておりましたので、何とか宿を取ることが出来たのです。うちの家族は一度気に入ると、近いうちに二度目に行くのが習慣のようになってまして、三重、名古屋に続く『お気に入りの街』になってました。 その前に。出発日の朝『怪獣大奮戦・ダイゴロウ対ゴリアス』『直撃地獄拳・大逆転』のDVDが届いた。 どちらも我が心の映画。怪獣も人間も根っからの悪党がいない牧歌的かつリアルな『ダイゴロウ~』と、どいつもこいつもこずるくて悪党(そしてバカ)ばかりの『大逆転』、いい年した男たちが己の信念を貫き通すファンタジーだ。 そして続いて『将軍コレクション』が届く。北米版DVDで、千葉真一主演の時代劇を四本セレクトしている。アチラは、すぐ関連性のある作品をセット売り、ボックス売りしたがるが、そのチョイスがたまによかったりするので、見逃せない。内容は『将軍家光の乱心・激突』『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』『忍者武芸帖・百地三太夫』。どれもこれも、千葉ちゃんは脇役で、しかも将軍ではない。将軍様がメインで出るのは『激突』ぐらいでは? いやしかし、この強引さと作品チョイスがいいのだ。 これらをまとめて見たかったが、出発の時間だ。妻の実家の枚方から23時30分に出発。一時間しないうちに眠りだす家族、そして妻の両親。結局深夜の一人ドライブだ! しかも山陽道は霧が立ち込めている、危ない、 眠い! なので、サービスエリアでこまめに休憩を取りながら、のろのろと西へ。 睡魔が襲ってきて、いよいよ危なくなってきたので岡山県の吉備で仮眠。 外は満月でした。 6時起床。座席でもガッツリ眠れるものだが、隣の車が一晩中エンジンをかけており、その音が気になってしかたなかった。 ベロクロンが襲った町、福山市で朝食を取り、広島へ。 今回の旅行の目的は三つ。まずはそのうちの一つ、長男の『ズッコケ三人組像を見たい』という要望にこたえるため、西広島駅へ。『ズッコケシリーズ』はこの街がモデルとのこと、偶然だろうが近くにあったコンビニの名前は、『ズッコケ』の版元と同じ名前の『ポプラ』。 広島なので、カープっぽい帽子で。 続いて、二つ目の目的、前回ふらりと立ち寄った横川駅近くのおもちゃ屋へ。『こ、これは!』と思うものにめぐり合えず、残念。チェックインまでまだまだ時間があるので、南区民センターへ。偶然にも、そこで行われているサブカルイベント『あにこむ2011』に、『宮島文庫』で俺の作品を担当していただいたイラストレーターの炉火さんが来られているということで、ご挨拶に。 会場のエレベーターを降りると、いきなりコスプレさんたちが。国際アニメーションフェスティバルに端を発し、今回のようなイベントなど、広島はサブカルチャーに対して積極的に盛り上げていこうとしている。宮島文庫もその一環だ。宮島の神が取り持つ縁か。 イベント会場だったこともあり、おどおどしつつ炉火さんにお会いし、お礼と、あつかましくもサインのお願い。サインの代わりに生イラストをいただく。 お邪魔してはいけないので、そそくさと家族が待つ車へ戻る。あぁ、挿絵の原画、一枚もらえばよかった、と少し後悔。 昼飯がまだだったので、本通り商店街へ。初めは広島焼きを、と思ったが、見つからなかったので、麦とろ定食を。そこでもおもちゃ屋に立ち寄る。デッドストックなど、魅力的なものや、プライスダウン商品も数多くあったが『これは!』と思うものが、見つからず。通りから外れた巨大ブックオフもまた同様。って、大阪とやってること変わりませんな。 広島の動脈ともいうべき国道二号線を行き来していたのだが、今回も原爆ドームは見えず。代わりに、広島城は見た。 そろそろいい時間なので、バイパスに乗って廿日市市へ、そこで、前回同様フェリーに乗って宮島へ。神の住む島、そしおて行ったことないくせに小説の中で滅茶苦茶にした島。そのおかげで呼ばれることになった島である。フェリーを降りると、おみやげ物売り場で『宮島文庫』発見! 今回の目的の三つ目『宮島文庫が売られているのを確認する』をクリア。 まずは旅館にチェックインし、散策に。 表通りから外れた旅館で、借りた部屋は大人数用に、ロフトのあるおしゃれな部屋。子供たちはもちろんロフトに登り、ばんばん物を落として遊んでいた。 宿を出るとすぐに鹿の出迎え。ここは神と鹿の住む島だった。 夕陽差す厳島神社の大鳥居。 日が暮れると潮が引いて、干潟に下りることが出来た。 夕食を食べ始める頃から、体が熱く、意識が朦朧としてくる。仮眠を取ったとはいえ、夜間走行の疲れが出てきたらしい。風呂を済ませると俺は泥のように眠った。本当は夜の散歩とかしたかったのだが、体がもう言うことを聞かなくなっていた。もう歳か……。 |
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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