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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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◎先日は『ス-パームーン』といって、月が通常の14%大きく見える日でもあった。なるほど、月明かりがやけにまぶしい夜だった。










◎今年の連休は本当に天候に左右されることが多かった。遊びに行こうと思えば、曇り空になり、ぽつぽつと雨が降ったり、休日出勤の日に限って馬鹿みたいに晴れたり。でもまあ、これといったトラブルもなく、比較的穏やかに過ごせたのではないかと思う。だらだら過ごすより、あとでどっと疲れてもいいから計画的にガツンと遊んだ方がいいのです。
 連休最後の日曜日。先日の串本での磯遊びが気に入ったので『あの日の感動よもう一度』とばかりに、泉南郡岬町の泉南里海公園に行ってきました。が、空はどんよりと曇り、道中、ぱらぱらと雨が降り、その勢いは衰えることを知らず、果ては雷まで鳴り出す始末。

 ダメダこりゃ、泉南のイオンモールでぶらぶらして帰るか、とゲーセンで学生時代からお気に入りのゲーム『タイムクライシス』をしたりして時間を潰していると、外が明るくなっている。見れば、さっきまでの悪天候はどこへやら、で見事な五月晴れになっている。いまだ、急げとばかりに、里海公園へ。以前から気になっていた『ピチピチビーチ』『ときめきビーチ』を有する公園は、広大な砂浜でバーベキューや潮干狩り、海水浴ができるのだが、今日やりたいのは磯遊びだ! 自然の岩礁が広がる串本と違い、ここは人工的に造られた砂浜なので、いるのは無数のワカメだけ。防波堤とそこに詰まれたテトラポッドだけでは磯遊びを満喫するには難しい。
 困った……と、防波堤のすぐ側に、金網で囲われた区域がある。見れば、河口というか、小さな入り江があり、そこは自然の姿を残しており、小さな浜と岩がゴロゴロしているいかにも海の生き物が生息してそうな場所だった。しかし、どうにも浜と浜の間の吹溜りのような場所であり、潮の香りが生臭く、ごみが散乱している。だからこそなのか、岩をめくれば面白いようにカニがウジャウジャしている、小魚はすいすいと泳いでおり、ヒトデにヤドカリ、更にはタコを捕まえた家族連れもいた。これこれ、海はこうでなければ、とゴミの中から容器を探し、ひたすらカニを獲ってはそこに入れた。


 




 もちろんキャッチ&リリースで。

◎海を堪能し、帰りには温泉に浸かり、こうして今年のゴールデンウィークは終わり。そうだったが、注文していた。特撮リボルテック、モゲラとメーサー殺獣光線車が届いたので、がしがしといじった。
 モゲラは宇宙人操る戦闘ロボ、ではなく、基地開発のための重機のようなもの。映画の冒頭で山村を襲っていたが、あれは地ならししているつもりだったかもしれない。重機だから、無骨なスタイルの割には打たれ弱い。
メーサーは『サンダ対ガイラ』に登場した自衛隊の秘密兵器。自分より上の年代のマニアになると、これと海底軍艦を東宝特撮メカの両横綱としているが、映画を見ていると、怪獣を食わんばかりの存在感の強さと圧倒的な強さで、人気が高いのも頷ける。
マーカーライトファープ、原子熱戦砲に並び『超兵器=パラボラ』という概念を植えつけた兵器でもある。
 面白いのは、新怪獣ガイラの登場によって開発されたのではなく、元々対怪獣用兵器として、すでに存在していたということだ。人食いのガイラにも臆することなく、堂々とした構えでこれに対処していた。実に頼もしい限りだ。江口寿史の漫画でも言われていたが、芸のない攻撃では怪獣は倒れてくれない。そのことを熟知しているかのように、この作品の自衛隊は、メーサーと放電攻撃という二段構えでガイラをあと一歩のところまで追い込むのだ。




 

連休前に購入したモスラと合体させてみる。


なんだか気持ち悪い。どうでもいいが、全部『M』のつく奴らばかりだった。





 圧倒的ボリュームと可動の食玩Uローダー対モゲラ。

どちらも元々は重機であるから、異星対地球の重機対決でもある。

そして仮面ライダーアマゾン対ワニ獣人。


ワニは先日の白浜で買ったぬいぐるみ。

いつもどおり、おもちゃで遊んだ連休でした。
 

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◎ 何度か書いてると思うし、書いてないかもしれないが、うちの家族は一度気に入った場所には近いうちに再び行くという変な癖がある。まあ、次の外出先を選ぶ手間が省けると申しますか、よほど気に入ったと申しますか。

 一昨年は見え、昨年は名古屋でした。とにかく、二度も訪れると『もう行きたくない、すっかり堪能したよー!』てな気分で帰宅するのです。

 世はまさに黄金週間真っ只中。どこかにいってみるか、俺頑張ったから近場なら一泊できるぞ。そこで家族の要望は『白浜にある変な形のバーバパパの家に泊まりたい』とのこと。白浜には三月に日帰りで行った。アドベンチャーワールドで動物を堪能してきた。そこで今回はアドベンチャーワールド以外の南紀白浜を堪能し、一泊して帰ろうじゃないか、ということに。

 でもあの周辺で遊べるところってやっぱりアドベンチャーワールドしかないわけで。
 目的を『もっと動物たちに餌やりがしたい』にチェンジし、宿も予約し、阪和道に乗ったのだが。その日はあいにくの曇り空。時折小雨もぱらついてくる。『どうする? 今日は近場の屋内施設で遊んで、アドベンチャーワールドは明日にするか?』


 ハンドルを握りながらの葛藤。雨の日に、サファリに出ている動物なんかいるわけがない。楽しさ半減、いやそれ以下だ。しかし、雨も振ったり止んだりの繰り返しで、それほど強くないので、アドベンチャーワールドへ強行。連休中ということもあり、雨の日でもそれなりに人が多い。俺みたいにどうにもスケジュールのきかない大人たちが泣きながら来ているに違いない。時折降る雨は涙雨だったのか。

 つい最近来たばかりなのに、動物に会うとなぜこうもテンションが上がるのだろうか? かつての狩猟民族の血が騒ぐのか? 単に普段見れない動物たちを間近で見れるからなのだが。今回は贅沢にカートを借りて、ゆっくりと回ることにする。





前回できなかったキリンの頭と象の鼻をなでることにも成功。





黒サイにも餌を与え、エミューには腕をつつかれもした。ライオンは眠っていた。

 サファリを回ってからは、これまた前回と同じくパンダを拝んで、ペンギンとシロクマ(おぉ、『シロクマカフェ』)を眺めてから宿へ。




雨がきつくなったので、動物ふれあい広場にはいけず。個人的に大好きなコツメカワウソの群れを見れなかったのと、スタンプラリーが完成できなかったのは残念。

 土産物屋では海の守り神、シーバトロンに続いて陸の守護神アニバトロン、それに黒人と老婆という組み合わせがある世代には強烈なインパクトを残した『那智黒』の、CMパネルが。




この2人は一体何者だったのか? おばあさんは元ヒットラーの部下で黒人と組ませて『ナチ黒』という洒落ではあるまいな。絶対違うな。

 そして『バーバパパの家』みたいな宿というのは、アドベンチャーワールドからすぐ近く、周辺を取り仕切る『とれとれ市場』系列のロッジ『とれとれビレッジ』! そのユニークな形状が人気なのか、予約もほぼ満室だった。

 コンクリ製のパオというべきか。中に入るとベッドでイッパイイッパイ、ユニークなビジネスホテルといた雰囲気で、広くはない。

 施設内にあるレストランのバイキングで、食べきれないほどの海の幸を堪能し(あぁ、てんぷらと刺身を残したのがもったいない)、温泉につかり、旅の疲れと、満腹の体を癒す。

 余興として、クリスマスのようなイルミネーションも。

 翌日は打って変わって五月晴れ。さあ、どこへ行こうか? 那智の滝に行きたいが、昨年の水害に昨日の雨もあったので、今回はパスして串本の海中公園へ。白浜から海岸伝いに一時間強。幼い頃に行った時は海中展望塔がぽつんとあるだけで、海も濁っていたので、あまりいい思い出はなかった。しかし今では水族館もできているということで、それなりに楽しめるのではないか?

 水族館自体はこじんまりとしているが、近隣の魚介類や、海がめの飼育に力を入れており、見ていて飽きない。それに海底トンネルでは、頭上をマグロやエイが飛ぶという、まるで石ノ森漫画のような体験もできる。

 お目当ての海中展望塔も、周辺で珊瑚の繁殖をしているからか、海の水が綺麗で、魚たちがうようよとしていた。

 そして近くの岩場ではヤドカリやウニ、それに、モズクガニが。
 磯遊びができただけでも、来てよかったと思えた。また行きたい、というかカニをもっと取りたい。


 そして、帰路に着いたわけだが、FMから流れる特撮ソングを聴きながら、徐々に明日からの仕事のことが甦り、体が重くなっていくのだった。俺の連休は二日で終った。

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 まだ四月だった!

 無性に『仮面ライダーZX』が見たくなったので、車に乗ってレンタル屋さんへ。その途中、いつもは混むことのない道がやたらと混んでいる。
 迂回、もしくは引き返して別のルートを行けばよかったのに『この先に何があるのか見てみたい!』という思いに駆られ、のろのろと渋滞の中を進んでいく。この渋滞の先にあるのは事故か、工事かそれとも……自衛隊員だった。

 交通整理をする迷彩服の男、まごうことなく自衛隊員。なぜ、そんなに暇なのか、というか、渋滞にしてどうする? なぜ自衛隊員が交通整理を? 通り過ぎる際に尋ねてみると『今日は記念行事なんで、臨時駐車場への誘導してるんです』
 そうか、二年前にも行ったアレか?
 
 どうやら自衛隊信太山駐屯地55周年記念式典があるとのこと。

 レンタル屋で無事zxも借りたので、会場、というか駐屯地へ行ってみた。









 二年前と同様、隊員さんの手作り露店や、昨年被災地で大活躍したであろう災害救助道具の展示、または給水車による足湯に、子供大喜びのボヨンボヨンの滑り台(名称不明)や、子供向け貸衣装など、盛りだくさんのないように、グラウンドではブラスバンドや模擬演習など。









 おなじみ兵器群。

 会場の隅では、自衛隊の装備展示があった。拳銃からミサイルランチャーまで、見て触って、解説も聞けるという、マニアならたまらん内容だが、俺はマニアではないので単純に『こんな重いもの担いだり運んだり撃ったりしてるのか、大変だなあ』と思った。


 更にはコスプレコーナーもあるので、防弾チョッキを着て小銃抱えて記念撮影を。


重い。 

帰り道、子供が呟いた。『なぜ戦争が起こるの? こんな凄い武器を持つ自衛隊は戦うの?』

 はっきりと返事はできなかった。戦争の起こる理由は兄弟げんかと一緒だと答えたが、はっきり言ってごまかしのようなものだ。
 答えは、成長するにつれ、自分なりに見つけると思う。
 あの物騒な重火器を使うことなく、みんなに足湯を振舞ってくれる、そんな自衛隊であって欲しいと思う。

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◎高速宇宙人・スラン星人。その名の通り、高速移動(仮面ライダー風にいえばクロックアップ)してウルトラマンマックスを翻弄した強敵である。最強・最速を謳ったマックスだったが、序盤からそのスローガンを崩されることになる。本日ひっそりと発売された新製品である。厳密にいえば、以前、雑誌通販のみで販売されたものが7年の時を経てめでたく一般発売になったのだ。『ウルトラマン列伝』さまさまである。
 こんなものを買ったからか、今日は時間との戦いが随所に織り込まれた、とてもとても長い一日だった。

◎あぁ、分かってはいるが、分かってはいたのだが、どうしても初日に見たい、早く見たいという欲求が勝り、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』を見に行ってしまった!


 今まで冗談でしか語られなかった『スーパー戦隊と仮面ライダーが競演したら凄いよねえ』を本気でやりやがった、しかも全員集合と来た! 古くは時代劇や仁侠映画で『オールスター映画』を数多く作ってきた東映ならではの力技! 
 なるほど『映画スター』と呼ばれる人たちがほとんどいない今、ライダーや戦隊がその代わりのようなものなのか。しかし、全員集めて収拾つくのか? これまた力技で何とか治めました。
 今回の映画では本当にライダーと戦隊が激突! (ガチでやったら、改造人間の1号~zxと、全身サイボーグのジャッカーが最後に残って凄惨な戦いを繰り広げそう)
その中心は、カメンライドで歴代ライダーに変身できる仮面ライダーディケイドと、ゴーカイチェンジで、歴代戦隊に変身できるゴーカイレッド。この2人がそれぞれ大ショッカー、大ザンギャックを率いて潰しあうのだ。なぜか? それは『ライダーがいると、戦隊が存在しなくなる』『戦隊が存在すると、ライダーがいなくなる』というお互いの言い分が衝突したため。それって水掛け論じゃないか? 話し合えよ、まず! 

 まあ、それは表向きで、本当の理由は他にもあるんですが。 
 しかし、その数が多い。ライダーに戦隊、それに大ショッカー、大ザンギャックの怪人たち。多ければ多いほど、噛ませ犬度が増してくる。現役のフォーゼも、ゴーバスターズも『おいおい、無理に出ることないんじゃないのか?』と心配してしまうほど。ゴーバスターズにいたってはポスターに大きく乗っているにもかかわらず、映画の途中まで出ることを忘れていました。あれも拾いコレも拾い、一本のお話にするのは難産だったと思います。しかし、まるで木に竹を接いでスカイツリーを作ってしまったようなぎこちなさはあります。もうちょっとお話を絞りこめたら、現行ヒーローにも活躍の場があったように思えます。実質劇中最も活躍し、主役クラスが仲違いしている状況なので、実質主役扱いだったのは仲間に裏切られつつも、真相を突き止めるゴーカイブルーと、その手助けに回る仮面ライダーディエンドだったと思います。しかし、ディエンドはやっぱりディエンドでした。

 もう、大集合映画はいいや、と思いました。

◎ そしてそれから次の予定まで余裕があるなと思ったらまるでない! 映画館から最寄り駅までバスに乗り、一旦枚方へ。タクシーに飛び乗ると、そこの運ちゃんがなぜか『俺は信じないけど、最近の異常気象はやはり、神の怒りなんでしょうね……』といきなりスケールのでかい話をしてきたので、それに思わず乗ってしまう。そして、実家に子供を預けると、人生初、待たせたタクシーに再び乗って最寄り駅まで。
時間との戦い、その日は夜から『夢人塔パーティー2012』という関西業界人パーティーがあったのだ。様々な業種の人たちが交流しあう有意義な時間。自分も物書きの端くれなので、作家さんたち(ろくでなし)と語らい(ほとんどが今日見た映画のこととか、サーガのこととか)、異業種の肩と挨拶したり、大学の大後輩がいると思えば大先輩もいたり、専門学校で教室にいた子たちもいたり(教え子とはいえんのです。何も教えてないので)、不思議な空間でした。病み上がりの体にビールは効いた。おかげで大好きなスパゲティーを食べ損ねたのさ。そう、昨日まで、微熱と鼻炎で体がぐったりしていたので、今日もどうかと思ったのだが、一晩寝たら直ってしまったのだ。簡単な体だ。

 大後輩に当たる大阪G大の学生さんたちは、このご時世に怪獣映画を作っていた。それもちゃんと着ぐるみを、そして雛形も作っていたのだ。凄い、そして頼もしい! 
それとあまり詳しく駆けないが、そのうちの一人はアトラクションショーの仕事をしていて、俺の見たショーのキャラを演じていたという。奇妙な縁だ。この世界は縁が縁を呼ぶものだ。

◎楽しい時ほど過ぎるのは早い。会もお開きとなり、家だとすっかり眠っているようないい時間だ。さあ帰ろう。親、独りいないぞ。どうも作家のA先生が酔ってグロッキーになったそうだ。引きこもりのようにトイレ個室から出てこないA先生、それを心の底から楽しそうに見守りつつ、うわべだけの心配を見せるB先生。鬼や。俺の脳裏によぎる『はきだめの悪魔』、あの映画も変なウィスキーを飲んで体が溶ける話だった。まさかA先生も溶けているのでは? と思いきや無事だった。
しかし、終電はあるのか。地下鉄は何とか間に合ったが、それから先がない。ヒッチハイクでもするかと思ったが、終電に乗り遅れた人のために深夜バスが運行していたのだ。電車賃よりは高めだが、タクシー拾うよりは全然安い。バスに揺られること一時間弱、ようやく最寄り駅にたどり着いた。

 今日は時間に追われることが多いが、まあ、何とか切り抜けた。小雨ぱらつく中、帰路につく俺を最後の試練が襲った。猛烈にトイレに行きたくなったのだ。家に帰るには長い坂道を登らないといけない。ペンギン歩きになり、括約筋をフル稼働させて坂の上のコンビニまで持たせようとする。ここでも時間との戦いが! まるで小学校時代を思い出す。 何とか無事にたどり着き、用を足して、軽やかな足取りで家についた。

 シャワーを浴びて、夜食食って今ココ。しかし、長い一日だった。そしてよく乗り物に乗ったなあ。今日の映画はとてもかっこいいバイオハンターシルバとマグマ怪人ゴースターが出ていたなあ。来年ぐらいは本当にプリキュアと競演しそうで怖いぜ。

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 昨日は春休み最後の日曜日。ということと、家族が久々に揃ったので、どこかへ行こうか? と話していたら、テレビでばんばん流れるCMに触発されてか、ユニバーサルスタジオジャパンに決定。自分としても久々のUSJだ。リニューアルされたこともあるし、行ってみるか。



 USJとは……説明不要ですな。映画のテーマパークとして、浦安のネズミの国に負けてなるものかと大阪に作られた巨大遊園地。
 映画のテーマパークというのがウリで、ジュラシックパーク、バックトゥザフューチャー、ジョーズ、ETなどのスピルバーグ関連の索引から、バックドラフト、ターミネーター2、ウォーターワールドなど、スペクタクルな映画のアトラクションがメインなのです。映画の特性上、観客は大体『襲われる』立場にあるのも特徴の一つか。
 大体のアトラクションが『実験が失敗……でもそれを隠蔽』『実験が奪われた』『人食い鮫がまだ健在なのを隠蔽』など、ダークな設定なのがいい。しかしこれでは夢と魔法の国に負けてしまうと懸念されたのか、近年では徐々にファンタジー食を色濃く打ち出してきた。キティ(猫)ちゃんやスヌーピー(犬)などのキャラを起用し、親子向けの要素が強くなったのだ。

 
 先月、ちびっ子向けのファンタジーな施設もオープンしたこともあり、客も多い。スヌーピーの空中散歩に1時間半待ちだと? CMでこの映像がバンバン流れているからだろうか。その効果は絶大だ。人って本当に単純だ。こんなもん、普通の遊園地やったら待たずに乗れるわ! 


 おかげで、既成のアトラクションは待てずに乗れたのが幸い。しかし、乗り物系や飛び出す映像は小学校低学年にはきつかったようだ。いきなりジュラシックパークに乗せたものだから、その恐怖感は半端じゃないようだった。ただの恐竜観光かと思いきや、映画同様徐々に雲行きが怪しくなり、最後はなぜか急流すべり。あぁ『急流』と『恐竜』を引っ掛けた駄洒落だな、と思ったときにはもう遅かった。自分自身この手の『いきなりガクンと地の底まで落ちそうな乗り物』は苦手だったことを思い出した。乗り物が『カチカチ』と上昇していく恐怖! 
 
 水責め火責め、隠蔽、失敗……これらをファンタジックな要素で包み隠しながらも、まだUSJらしさは残っていた。そうでないといけないと思う。可愛いけいばかりに走られても困る。今月末には『ハムナプトラ』のアトラクションもオープンするそうだから、また何も知らない子供たちを恐怖のどん底に叩き込んで欲しい。



 で、今回は乗っていないのだが『スパイダーマン』のバンダイ風ソフビ。これのために来てよかったとさえ思える一品。


 以前はバンダイのソフビ魂を売っており『売れ残っていたら買っておこうか』とグッズ売り場に出向いたら、これがあった。こういうのは大歓迎だ。このシリーズでぜひUSJキャラ(『バックドラフト』の消防士とかターミネーターとか)やスパイダーマンの悪役もソフビ化して欲しい。でも池上遼一版のスパイダーマンを売るのはどうかと思うぞ。間違って買った子供が複雑な気持ちになると思う。

 しかしターミネーターのグッズ売場も縮小、ホラーグッズのショップも潰れてなかったのは残念。ユニバーサルといえば、ホラー映画なんだから、犬猫のキャラで客を集めるのもいいが、そういった財産を大切にしてほしいと思う。
 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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