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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 最近、梶原一騎作品を再読している、と前にも書きました。しかし、偏食はよろしくない、なんでももりもり取り込んでいかないと。

 梶原一騎が劇画魔王ならば、今回はその対極にある『漫画の神様』の元へ行ってみようと思いました。  漫画の神様といえば、手塚治虫です。車で一時間ばかりの距離なのに、今まで行くことのなかった宝塚市の『手塚治虫記念館』へはじめて行ってきました。



 手塚先生はその昔、『巨人の星』を手に、『これのどこが面白いのか、説明してくれ!』とべそをかいたとか。

火の鳥!

 そしてハリウッドばりに手塚キャラの手形、足型が刻まれた玄関前。


マグマ大使と魔神ガロンの二大巨人の手形。


エントランスのサファイアとアトム。 マグマ大使のガレキは展示してたけど、サンダーマスクはなかったなあ。

 そして、手塚先生の中学時代の作品を見て『こりゃかなわない』と、すぐにでも帰りたくなりましたが、そうじゃないだろ。  漫画の神様へ触れ、ものづくりの源流のようなものを得よう……というのは建前でして真の目的はこれ


企画展『鉄腕アトムからマジンガーZへ』。マジンガー40周年、アトム60周年のダブルアニバーサリーの企画、手塚先生ごめんなさい、やっぱり、アトムよりマジンガーなのです。


 展示は小規模ながら、それでも、当時の原画や、短編『思い出のk君』『衝撃!H編』もフォローしたマジンガーシリーズの変遷、そして超合金など、グッズの展示。そして、オナジク40周年のデビルマン、昨年発表された永井先生の読みきり『どろろとえん魔くん』にちなんでの、どろろんコーナー。

 小規模ながらも、濃い、実に濃い、原画の線一本一本、鉛筆で手書きのネームに凄まじいエネルギーを感じる! あいにく原画は写真撮影禁止でしたので、紹介できません。

 しかしながら、永井先生が来館された時に、さらさら、と書いたアトムとマジンガー。どう真似ても出来ない、マジンガーの凶悪な面構え!これだ、この顔だ、本物だ! アトムは、ツノ長いですが。 モニターには何度も何度も見た『マジンガーZ』オープニングが。何度も何度も見たはずなのに、ついつい見てしまう。もう、モニターの前で一日過ごしてもいいほどに。


 記念写真コーナーの俺。マジンガーの手に乗ってるつもり。硬い、実に硬い! 外国人女性から『写真撮ってください』と言われたので、お返しに撮ってもらったもの。女性、しかも外国人の方に奇行は見せられない小心者でした、実に小さい! 『マジーンゴー!』の一声でも教えればよかった、と悔やむ。

 
マジンガーとマジンガー。

 

そして、塗り絵コーナーに置かれたマジンガー塗り絵で遊ぶ。

 子供らにしては手塚治虫、鉄腕アトムと言ってもピンと来ない感じ。アーカイブも豊富、漫画読み放題なのに。 それよりも塗り絵や、地下で簡単なアニメを作るほうが楽しかったみたいです。

     
宝塚で大量の光子力エネルギーを蓄えた気がするので、これをなんとか次に生かしたいと思うのでした。  あ、手塚先生の記念館でした。

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◎一つの旅が終わった……。『ウルトラマンマックス』版のメトロン星人をようやく入手。普通のメトロンと違うのは、劇中の姿に合わせ、体の真ん中に縫い目があることだ。かつてウルトラセブンに真っ二つにされたメトロンは、体を縫い合わせ復活し、そして星に帰っていった……。

 

 年末から『空手バカ一代』全巻を読んで、ついでに大山倍達関連、梶原一騎関連、さらには勝新太郎の本を読んで、すっかりその気になっております。今年もいつもどおりです。

 ファンタジーと分かっていながらも『空手バカ』における様々な決闘シーンは熱くなるものがあります。事実を10倍以上に膨らませる梶原一騎の手腕は見習いたいものです。
 空手対空手のみならず、対剣道、柔道、サンボ、カンフー、更に、牛、熊……。『果たしてどっちが強いのか?』というボンクラの妄想を具現化するには異種格闘技戦がもってこいだと思うんですな。

 そこで『盲侠血滴子』。

 

はて、なんでしょうか?香港映画?先日、いつものように、難波のおもちゃ屋巡りをしていたときに見つけた一本のDVD。

『盲侠』とは日本のチャンバラヒーロー、座頭市のこと。するとこれはあの仕込み杖対カンフーを描いた『新座頭市物語・破れ!唐人剣』なのか、といわれるとそうではない。
これこそ知る人ぞ知る、台湾で勝手に作った『座頭市そっくりさん映画・座頭市対空飛ぶギロチン』だった!
パッケージには『勝新太郎』と書かれていますが、クレジットでは『勝利太郎(ソックリショー)』と書かれている。
そっくりでもいいや、座頭市が空飛ぶギロチンと戦うという異種格闘技戦への興味の方が先に立ち、視聴してみた。

 これがDVDか?と思うほどに画質、音質共にひどい。ひ孫ダビングを更に孫ダビングしたかのような画面をそのままビデオ撮りしたような画質、所々途切れる音声。まあ、音声は元々言語だけだから仕方ないか。無許可で『ダーティーハリー』の曲を流したり、と今のタランティーノ映画に通ずる選曲センス。

 お話は日本語字幕がないもので、よく分からなかったのですが、座頭市ともう一人の剣客が復讐のために戦う、といった感じ。
座頭市は二人組のカンフー使いと、空飛ぶギロチンと戦い、クライマックスはもう一人の剣客が締めてくれます。え、じゃあ座頭市は脇役?

 ソックリさんはもったりとした殺陣ながらも、健闘してくれます。ゴロゴロ転がりながら剣を捌いたり、背面で仕込み杖を納めたりと、オリジナルをよく研究していると思われます。カンフー側も音を立てたり、飛んだり跳ねたりで座頭市を撹乱させます。あぁ、高画質で見たい夢の対決。なんとか勝利をした座頭市に襲い掛かる空飛ぶギロチン。これがまた、中国風の吊橋の上で行われるから、いい画なんですよ。でも、画質が。
 作り手もカンフー映画と日本チャンバラのツボを心得いているようで、所々『お!』とおもうシーンもあります。でも画質が。

 思えば『妖刀斬首剣』を初め、香港カンフー映画にサムライや忍者が登場するのに、その逆があまり見られない。『将軍家光の乱心・激突』の少林寺っぽい人とか、『仕事人アヘン戦争へ行く』での、ちらりとしか見られない、カンザシ対ヌンチャク、青龍刀対日本刀ぐらいかもしれない。日本の侍はやたらと大西部へ行きたがったけど(それほど思っていない)、その腕を試すのは、お隣の国々の方がよかったのではないか、と思う。
 刀対ヌンチャク、三節棍、空飛ぶギロチン、トゲトゲ鉄球……。考えただけでも、ゾクゾクする、異種格闘技戦って男の夢やなあ。

 ちなみに、座頭市ソックリさん映画は、権利上の問題化『盲坊主対空飛ぶギロチン』というタイトルで日本でも発売されています。アマゾンのレビューを見ると……。画質が。


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新年明けましておめでとうございます。

今年は喪中につき、年賀状が送れないので、ここで新年の挨拶と変えさせていただきます。

昨年は『なんとかやったった』一年でした。思いがけずゲーム関係の仕事が続き、絶え間なく仕事ができたのは主を持たないモノカキとしては実にありがたいことでした。 今年はそれを更に飛躍させていきたいと思っております。小説、シナリオ、その他諸々、モノカキ仕事は随時受けます、そして売り込みます。

 

 干支にちなみ、毒蛇の如く、世間に牙を突き立てたいですね。何かせんと。

Pyoroi.jpg

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 年末でバタバタ慌しい中、なんとか大掃除も終え、新しい年を迎えることができそうです。

 思えば今年はいわゆる『エロゲー』のお仕事をする機会が多く、それはそれで大変難しくも楽しいお仕事をさせていただきました。

 どんなジャンルも一朝一夕に出来るものではないのです。これはかの空手家大山倍達が超人追及のため、他流試合を数多くこなし、果ては牛、くまなどと戦った様にもよく似ている……。と、最近格安で『空手バカ一代』ほぼ全巻揃えたので、そう思ってしまうのですが。

 今年新たに繋がった人の縁を大事にしつつ、来年も面白おかしく、切磋琢磨しながらお仕事したいと思っております。  ということで今年最後の映画は『フランケンウィニー』に。


ティム・バートン監督最新作はモノクロ3D映画! しかも人形アニメ! 時代の流行に乗っているようで、テクニックは古臭い。これは、かつては人形アニメだったモンスターを、CGで、3Dにしてリメイクした『タイタンの戦い』とは全く逆のアプローチ。  正直、最近のバートンはジョニーデップ(白塗り)と組んだ作品ばかりでいささか食傷気味でした。取り上げるネタもまあ、バートンっぽいと言えばそうなんだけど『おい、お前、本当にそれでいいのか?』と聞いてみたくなるものばかりで、自然と見なくなってしまったのもまた事実。バートンもまた老いたり……。かつてのスピリッツは実家の物置にでも老いてきたのか……。

 しかし、バートンが帰ってきた。かつて手がけた短編を人形アニメでリメイク、普通逆だろ! 犬と少年の友情物語という半自伝的な内容に、『フランケンシュタイン』を混ぜ合わせた、異形の悲しさを描く物語。

 それだけでも『俺たちのバートンさん』らしさが漂う上に、今回は尺が伸び、ストーリーも肉付けしないとあって、後半はモンスターパニック巨編になっていた!電気ショックで甦った犬、スパーキーにならって、クラスメイト達がそれぞれ、自分の好きなものを電気で甦らせるのだが……。その結果、フラン犬どころじゃない騒ぎに、祭りで賑わう街は大パニック。特に、日本人少年が甦らせたのが、巨大なあれで、まんま日本のあれそっくりで、そいつが地響き立ててカーニバルを破壊する様は、まさに確信犯だと思う。そのほかに、様々な怪物、怪奇映画のオマージュが散りばめられており、ニヤニヤしっぱなしだった。

 これでいい、バートン、かしこまっちゃいけない、デップなんか捨てて、もっと、自分の好きなことをすればいいと思う。    
 偉大なる先人がそうするならば、俺も来年は好きなことするぞ。

  そして今は『オズの魔法使い』の前日譚を撮ったサム・ライミに『おい、お前、本当にこれでいいのか?』と聞いてみたい。 

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・モノカキ稼業を初めて何年経っただろうか。
色々な仕事をやらせてもらったが、自分の腕より何より『縁』が実を結んでくれたことが多いなあ、と改めて思う。

ということで、絶賛発売中『幻奏童話アリステイル』のシナリオを一部お手伝いさせてもらってます。
 
年齢制限ゲームですが、ぜひぜひ。 ポスターやパッケージに自分の名前があると、いまだにどきどきしますな。
 
これもまた、昨年末より作業をしていた『あっぱれ!天下御免』のノベライズ作業が生んだ縁。
 ゲームの製作元からお声がかかり、本社に出向いて、資料を簡単な打ち合わせ、そして作業、という流れです。 『キャラをブラすなあ!』という叱咤を受けながらの作業はなかなか楽しいものでした。

おとぎ話の能力を身につけた少女達と狼軍団を描く作品、というのは前にも説明したかもしれません。 今回はその中で、2エピソードほど担当させてもらいました。 とあるキャラがやたらと体育会系になってしまったのは俺のせいかもしれない。 特訓エピソードだったので、頭のどこかで『ウルトラマンレオ』があったからなあ……。



ともあれ、『幻奏童話アリステイル』よろしくお願いします。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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