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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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こちらの画像保存容量がいっぱいいっぱいになったので、試験的にではありますが、noteの方で映画感想文等々を書いていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。https://note.com/takuyaz


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滞りがちな映画の話。ここも画像が容量いっぱいになったので、そろそろnoteに移行しようかとか思ってます。とはいえ、そんなに大したことを書いてませんが。


 2月15日。雨の中をバイクで梅田へ。小降りになったのを見計らって出かけたら、本降りになってきた。グランフロンと梅田の地下にバイクを止めて久々の梅田ブルク7へ。無性に怪獣映画が見たくなったので『ガメラ2レギオン襲来4K HDR版』を。音も色も他とは違うドルビーシネマでの上映。説明不要の傑作怪獣映画。平成ガメラの中でも一番まとまりがいいのではないか、と思う。ガメラもレギオンもかっこいい、見終わってわかったのは画質とか音響とかよりも、じぶんはただ怪獣が見たかったのだ、ということ。確かに音響はすごかった。と、思う。久々にみなみ会館以外で怪獣を見終わって外に出ると、映画のラストのような、抜けるような青空だった。



 そして日付は飛んで2月23日。天皇誕生日で世間は祝日。だけど、どこか閑散とした印象なのは、いつものことか、あるいは緊急事態宣言が発令しているからなのか。その日はまず京都みなみ会館で『燃えよデブゴンTOKYO MISSION』。ドニー・イェンを見るならやはりここしかない。あのデブゴンをドニーさんが演じる、というだけでも興味津々になる作品。デスクワークで太ってしまったスーパーコップが、東京でヤクザと戦う‼ 太っていてもその俊敏な動きは色あせず、デブゴンやブルースリーをリスペクトしつつも、香港の刑事が日本で大暴れといえば『大福星』、そしてエンドタイトルのNG集等々、80年代ジャッキー映画も思わせるという実にどん欲な作品。を思い出してしまう。

 ドニーさんのアクションも凄いが、舞台となる新宿歌舞伎町や東京タワーのセットがすごい。毒々モンスターもキングコングも、海外から来た強いやつは東京タワーに上りたがるもの。そしてデブゴンも、その例外ではない。だから東京タワーに関するお断りは映画の最後に流してもよかったのでは? それだけが残念。



 ドニーさんの衰え知らないアクションを堪能してから出町座に移動して『新感染半島ファイナル・ステージ』を。前作から4年、韓国はゾンビの巣窟と化していた。香港に移り住んでいた元軍人たちは、さる依頼で、半島に残された現金の回収に向かう。危険地帯に潜入するならず者、という『ニューヨーク1997』のような導入部に、最後はゾンビを巻き込んでのマッドマックス的なカーアクションへ。もはやゾンビ関係ない? こんな映画にも人間ドラマが濃厚。『絆』という言葉が陳腐に思えるほど、人のつながりが深い、それがまた見ていてウルっとしてしまう。ゾンビ映画なのに。疾走する列車での密室劇とはうってかわったないようだけど、乗り物がひたすら走るという共通点はある。光と音に反応するゾンビの特性を逆手に取った半島脱出のアクション。この後に一作目を見たが、半島を拠点としたゾンビものはまだまだ続きそうな予感。子渡場はわからないけど、あちらの子役は芸達者だな、と思った。




 
 
怪獣、カンフー、ゾンビといつもと変わらない顔ぶれの2月の映画のことでした。

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ここ最近見た映画のこと。

 「スタント・ウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち」。



 タイトル通り、ハリウッドで活躍するスタントウーマンの姿をサイレント時代から追うドキュメント。性別、人種との壁にも負けずに戦ってきた彼女たちは美しくかっこいい。映画の見方がまた変わりそうな一本。一口にスタントといってもアクションだけじゃない、代役を務める俳優の動き、癖、体格をも真似ないといけない。影武者も大変である。顔が見えないスターたち。でも彼女たちはその仕事に自信をもって挑み、飛んで跳ねて、火だるまになる。事故で亡くなった仲間を思い、涙し、スタントがうまくいけばガハハハと笑う。個人的には1933年「キング・コング」の1シーンがちらりと映っただけでも大収穫である。令和3年、シネコンのスクリーンに映ったオブライエン特撮。

 そんな彼女たちの奮闘をよそに「ロボコップの女性スタントはうまくなかったねー。男のアクション監督使ったよー」と言い切るバーホーベンもまた、彼らしい。
 
 その日ポイント鑑賞したのだが、よく見れば、ポイントの失効日が間近だった。どうするよ? このままポイントパーにするか、いっそギリギリにポイント鑑賞してしまおおうか? その間に有料で鑑賞すると失効期限が半年延びる。さて……。で、その翌々日、夜勤明けの朝イチ、ぎりぎり、まさに失効日その日に飛び込んだMOVIX堺。メンズデイ料金で「劇場版鬼滅の刃・無限列車編」を見る。ポイントを生かすために現金を投入するという、どこか矛盾したやり方。 



 
 興収300億、日本映画ナンバー1「鬼滅の刃」である、これまでアニメ版を見てきたので、なんとなく内容は理解できる。が、本当にテレビ版の続きで始まり、後々のアニメに続きそうな終わり方だった。劇場版だからといって特別何かをするでもない、原作に忠実にアニメにしただけ。これが大ヒットしたのは、元々の人気もあるだろうけど、コロナ禍のこの状況が後押ししたのではないかな、とも思う。

 列車に乗り込んだ乗客を食らいつくす鬼VS竈門炭次郎をはじめとする鬼殺隊の攻防。そこ飲み、一点に絞って描かれるシンプルな構成、テレビ版同様アクションシーンのクオリティ、実写を取り込んだ美術はスクリーンでも見ごたえあるものだった。そして今回のゲスト的ポジションの炎柱・煉獄杏寿郎がすべてをかっさらう。ぐるぐる目玉の眼力が、そのキャラクターがそうさせるのか、観客も炭次郎たちも彼に魅了されるのである。彼の活躍と最後を描くことで話は大きく銛があるが、列車を舞台に下作戦遂行物、モンスター物の要素もある、実に贅沢な内容。まっすぐな性格の炭次郎が家族との思いを断ち切って敵に挑む姿はついお応援してしまいそうになる。

 公開から4か月、それでも劇場にはすすり泣く声がした。


 その翌日。「スタント・ウーマン」で顔の見えないスター、そして「鬼滅の刃」でちゃんばらを見て、今度はその両方が混ざった「太秦ライムライト」を京都みなみ会館で。



 切られ続けて5万回、日本一の切られ役福本清三氏の唯一の主演作品であり、また今回は氏の追悼上映でもある。


 時代劇が衰退する中、役を失い、映画村でのチャンバラショーに転じたベテランの切られ役。そんな彼を慕う若手女優はその元で殺陣を習い、いつしか大女優へ。そしてまた、大型時代劇の現場へ。

 チャップリンの『ライムライト』を下敷きに、置いて去りゆくものと新しい時代を開いていくものの姿を京都太秦を舞台に描く。
 
 主演だけど台詞が少ない福本氏、その鋭い眼光と太刀さばきがすべてを物語っている。言葉はいらない。

 東映だけど東映じゃない撮影所、松方弘樹だけど、松方弘樹じゃない二世チャンバラスター。ちょっと混乱しそうになるけど、あくまでもフィクション、いやでも現在の時代劇が衰退した状を見ると、限りなく現実に近い。東京からやって来た分かってない監督に、チャラい若手人気俳優、ねじの緩んでそうな女優とステレオタイプなキャラを混ぜつつ、何とか時代劇の灯を消さないとするも、うまくいかず。古きものは去り、そして新たな時代劇の伊吹が芽生えそうな気配を感じさせ、映画は終わる。クライマックスは久々に大立ち回りに挑む松方弘樹VS福本清三、そして山本千尋。演出するのは中島貞夫監督。松方氏と中島監督ががっちり握手をするシーンで、あぁ、もうこの組み合わせは見れないのだな、と思うと寂しくなってきた。「ウルトラマンジード」でもおなじみ山本さんのアクションセンスは抜群であり、わざと下手くそに振舞う方が難しそうに見えた。


 古きものと新しきものの対比と悲哀、ということで「ライムライト」とともに、旧みなみ会館最後の上映作品「イリュージョニスト」も思い出す、時代劇、チャンバラの挽歌のような作品。また映画村行ってみよう。

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二年前の冬、深夜の旧京都みなみ会館。オールナイトではない。まばらに座席に座る人たち。自分の前には一際かわいい制服の女の子、後ろにはテレビで見たことある人、そう、いつも若手漫才師にひどい目にあわされて怒鳴り散らしている人がいた。照明がたかれ、デジタルで小型化されたカメラが持ったキャメラマンが客席の間をすり抜ける。映画の撮影だった。場所がみなみ会館ということで人生初のエキストラ参加をしたのだ。撮影は2時間もかからなかったと思う。そしてその映画は、二度の休館を挟んで、ようやく新みなみ会館で上映されることになった。

 『POST入ル』京都を舞台に、女子高生と突然死したもののおっさんの姿になって甦った幼馴染との、最後のひと時を描く、こじんまりとしたファンタジーだ。当時元NMB48(現吉本坂46)の高野祐衣のナチュラルな演技、観光地ではない京都の風景がそれにマッチして生々しい。生き返った幼馴染お~い久馬!のおどおどしたおっさんぶりに、彼を監視するおいでやす小田の、テレビとは違った押さえた演技。押さえているからおそ、ところどころおかしさがにじみ出てくる。まさかこの人が、あの時自分の後ろにいた人が去年のM1グランプリのファイナリストになるとは思わなかった。

 ファンタジーといえばそうだが、派手さはなく、淡々と物語は進む。幼馴染が最後にやりたかったこと、伝えたいことをヒロインの残す。そして、最後の高野祐衣のダンスが、全てを昇華させてくれる、ような気がした。言葉ではなく行動で見せたのだ、踊ることで、今はなき幼馴染に応えたのだ。清々しいラスト。

 で、みなみ会館のシーン。赤い床、防音壁、ロビーの本棚。ちらちらと見える懐かしい風景。そして、映っていたよ、ピント合ってなかったけど、ぼんやりと映ってた! 映画のスクリーンに映る自分を客席で見るという不思議な体験。そしてエンドロールに名前が出ていた! まさか出るとは思っていなかったので、びっくりした。いや、エキストラで出たことよりも、今はなきみなみ会館が映っていた事の方が嬉しかったりもした。もうあの頃のみなみでこの映画を見ることはかなわない、そう思と少し寂しい気もしましたが。そんな、地域初のちょっといい映画でした。

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昨年は仮面ライダーで映画納めをし、そして新年。今年は元旦から仕事はじめ、そして映画始めはやはり京都みなみ会館。京都怪獣映画祭の後半戦は『キングコング対ゴジラ4kデジタルリマスター版』『小さき勇者たちガメラ』のゴジラ、ガメラの豪華共演。どちらも何度も見た作品だけど、怪獣映画は何度見ても面白いから困る。ほぼ満席の中、補助席で見るのも毎度のこと。

『キンゴジ4K』はみなみ会館さよなら興行の爆音上映、アリオ八尾でのKOM連動上映に続き3回目。前作から7年、怪獣映画、いや東宝映画の作り方も変わったのか、カラーワイドの明るく愉快な作風に。冒頭から有島一郎の多胡社長がギャグを飛ばす、飛ばす。よく考えれば、7年前の大阪、8年前の東京のゴジラによる大惨事が再び起こるのですよ。しかも今度はキングコングとセットで。でもそれを感じさせない明るい東宝カラー。怪獣が暴れていても足元の人間は誰も死んでいなさそうな奇妙な安心感。このシフトチェンジが、今に続くゴジラの道筋を作ったのかもしれないエポック的な作品。キングコングが帯電体質になったのは百万ボルト作戦からではなく、ファロ島の落雷からではないか、とする説を取りたい。

 『小さき勇者たち』は6年ぶりのみなみ会館でも上映。今年で15周年の作品です。世界的スケールにまで広がり終わった平成三部作を受けて、こじんまりとしたリブート作品。昭和テイストと平成の混合的な作品。こじんまりとはいえ、怪獣が小さい分、人間との距離感が近くてそれはそれで迫力が増すのです。伊勢志摩に上陸したジーダスが人間を捕食するシーンは怖いし、危機一発で駆けつける、まだ成長途中のガメラも頼もしい。瓦礫の中を走り回る名古屋の避難民の多さは怪獣エキストラ最高の人数ではないか。ジュブナイルと怪獣物の絶妙なバランス加減。あのととが成長した姿をまた見たいものです。冒頭のアヴァンガメラ対ギャオスのシーン、ギャオスはガメラを食べようとしているのが危機感をあおっています。映画で怪獣が怪獣を喰うという描写がほとんどないので、かなりショッキングな場面です。

 新春にふさわしい怪獣二本立て、どちらも怪獣を輸送するシーンがあること、赤いもの(赤い汁、赤い石)がキーポイントという共通項がありました。

 そして来月、来たぞわれらのウルトラマンティガ。ウルトラマン55周年、ティが25周年!




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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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