作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 休日のこと。午後から仕事、午前中は時間に余裕がある、という事で次男が見たがっていたスパイダーマンへ。で、娘もついてきたけど、青春蜘蛛男映画に乗り気ではない。ディズニードラマでおなじみのゼンデイヤも出ているのに、だ。ならゴジラにしよう、父はもう一回見てもいいし、娘はモスラが好きだ。そうだ、それがいい、ゴジラにしよう、と半ば強引に券売機を操作したら。
『トイストーリー4がいい』
と、娘。
『お、おぅ』
と、父。
4度目の王の覚醒はまた後日にして、ディズニー/ピクサーの最新作を見ることにした。しかし、マーベルも含めたらほぼ毎月ディズニー映画やってないか?
それにしても、子供らと最後に見たピクサー映画はそれこそ前作『トイストーリー3』ではなかったか。あれはおもちゃのウッディたちと持ち主アンディとの別れを見事に描いた完結編だった。だから、今回の制作を知った時には『まだやるのか? どうするの?』とは思った。人気コンテンツの宿命とはいえ、蛇足なのでは? ターミネーターでいえば、3か4になるんじゃないのか? いや、ターミネーター3は好きな作品だけど、あれはあれで蛇足感がある。いったいどうなるんだ? ネットではなんだか酷評しか見ないけど、何がどうなっているのか? とにかく見てみないと何もわからない。そういや、娘と映画を見るのも久しぶりだった。
(以下、内容に触れてます、たぶん)
悪くなかったよ。いや、面白い。愉快な新キャラに、繰り返される天丼ギャグで笑わせ、ライバルキャラ?で怖がらせ、最後にほろりとさせる。まったくもって健全なファミリー映画だった。そこに【おもちゃあるある】をぶち込んでくるから、おもちゃ好きには胸が痛かったり、考えさせられたりもする。蛇足と言えばそれまでだが、今作品では、シリーズを通しての主役、ウッディの物語にケリをつける形になっている。
新しい持ち主ボニーに徐々に相手にされないウッディ、彼女の作った廃物利用のおもちゃフォーキーのお世話係に徹し、彼女を幸せにするために奮闘するが、ある日、数年前に別れた羊飼い人形、ボーと再会したことで、彼自身の中で何かが変わっていく。
なるほど、ザ・蛇足かもしれないし、最後のあの展開は今までのファンを裏切る行為かもしれない。そりゃ酷評になるのもうなずける。
おもちゃは老いない。でも、子供に選ばれなかったらおしまいだ。ウッディはフォーキーやバズ、ジェシーに後を託し、ボーと共に『迷子のおもちゃ』になる決心をする。数々のおもちゃの悲しい末路を見てきたウッディイだからできた決断かもしれない。子供の幸せはもう十分見守ってきた、これからは自分のために生きよう、もちろん、行く先々で子供のお世話をすると思う。持ち主のいない、さすらいのカウボーイになったウッディ。
自分と同年代の人形のために大事なボイスボックスを渡すウッディ。この時点でもう彼のオモチャとしての役割は半分死んだかもしれない。死んだオモチャはピノキオの如く人間にでもなれるのか?
いや。 個人的にはおもちゃが『男』になった映画だ、と思った。 もう続編がこれ以上作られることがなければ面白い、と思ったけど、これ書いてると、さすらうウッディの姿も見てみたい、そんな気がしてきた。旅先で出会うおもちゃや子供たちを相手に、ガタの来た体で頑張るカウボーイ人形。おもちゃ版『許されざる者』になるかもしれない。そんなことをふと思った。 PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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