作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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あの『ブレードランナー』がIMAXで帰ってくる! いいのか、あのごちゃごちゃした未来感が、数多の作品に影響を与えたあの作品を大画面仕様にしても? 1982年公開のこの作品もすっかり古典SF映画の仲間入り。 そういえば劇場で久しく見てないな、と難波へ。今回上映されるのはファイナルカット版。それはどのバージョン? ソフトで出た完全版、いろいろ足したり引いたりしたディレクターズカット版に続く最終版、とのこと。初公開版と大きく違うのはハードボイルドなハリソンフォード演じるデッカードのモノローグがなくなり、デッカードがユニコーンの夢を見て、エンディングの山の俯瞰シーンがなくなったディレクターズカットに、細かいつけたし、修正はあるとのこと。あのモノローグよかったのになぁ、ユニコーンの夢なんか入れるからデッカード=レプリカント説が出たりしてややこしかったなあ。でも続編に出てたから、レプリカントじゃないじゃん。 そんなことを思いながら、劇場へ。さすがにスクリーンがでかい。そしてIMAX紹介映像がくどい。でかいのはわかった、音がいいのも十分に分かった。でもダメ押しのようにもう一回やってくる。そういえば去年はIMAXの『2001年宇宙の旅』を見たなあ。秋はSFの季節なんでしょうかね。
大画面で見るブレードランナーは『ディティールを楽しむ映画』から『ディティールが見えちゃった映画』に。確かにデジタル修正もしてあるのだけど、それでも圧倒的な情報量がドドっと押し寄せてくる。もともと、物語よりもディティールや情報量を楽しむ映画なのである。だから、何度でも見れるビデオソフトが出てから爆発的に人気が出た。先にも書いたあのじめじめとした退廃的な未来感に、スピナーやブラスター等々、数々のガジェットが観客の心をつかんだのだ。
でも中学時代に見たときは、デッカードがレプリカントを仕留めてはいるけど、そのたびにボコボコにされるし、最後はパンツおじさんに説教されるしで、消化不良な印象だった。バカな中学生は主役は最後にかっこよく勝つものだと信じていたからだ。
今回は音響もものすごく、本当に天井から雨漏りがしているような錯覚さえ覚えるし、スクリーンからとどろく重低音は腹にずんずんとくる。
さっきから未来の話、と書いてるけど、映画の舞台は2019年、今年なんですな。だからこそ、今上映しておこうということかもしれない。空飛ぶパトカーもレプリカントもいないし、喫煙者はぐんと減ったけど、町の猥雑さだけは変わってない。特に難波なんかは外国人観光客のおかげで様々な言語が飛び交う、映画の中のロスのような状態である。これで雨が降ってネオンが輝けば完璧。未来世界のような大阪、というのはすでに『ブラック・レイン』でやっていたか。
語りつくせども、いまだに熱心なファンの多いカルト映画、これ以上何を語ればよいのか。IMAXの大画面でダリル・ハンナのカニばさみと鼻フックが見れるよ! ハリソンフォードが当たり前だけど、無茶苦茶若いよ!
映画が終わると外は残暑厳しい快晴の空。映画のように雨というわけにもいかず、ハリソンに倣って立ち食いうどんを食べて帰宅するのでした。 PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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